水道橋~有楽町
水道橋(後楽園)の循環器クリニックで定期診察をうけ、帰りに有楽町まで散歩。歩数と距離は万歩計を忘れ、計測不可。
①矢口書店・古賀書店・・・・・・・・・神保町の古本屋の多くはビルに変わったが、こちらの建物は昭和3年(1928)建築の木造3階建て、外壁はモルタル塗りの看板建築。・・・・・・・・・・今日も、ぜひ手に入れたい古本を探してみたがなかった、残念。
②篠崎運送店・・・・・・・・・矢口書店の左隣(上の写真では左端の建物)に、外壁のデザインが似たような看板建築の運送屋さんがある。
③旧第一相互無尽ビル・・・・・・・・・・神保町の裏通りに、昭和初期に建てられた旧第一相互無尽ビル。昭和5年(1930)竣工、安藤組の施工。現在は日本タイ協会、フジタが入居している。・・・・・・・・・・第一相互無尽は、金融機関の一種で、戦後は第一相互銀行、太平洋銀行、わかしお銀行と変遷し、結局は三井住友銀行に吸収された。・・・・・・・・“無尽”の建物は、かつて、荒れて“無人”状態だったが、一部修復し利用されている。・・・・・・・・・・私が小学生ぐらいの頃(約50年前)まで、この近くに「東洋キネマ」という映画館があり、祖母と来たことを思い出すね!
④A邸・・・・・・・・・旧第一相互無尽ビルの近くにある住宅。
⑤今荘・・・・・・・・・昭和8年(1933)に建てられた神保町のうなぎ屋さん。木造3階建ての建物で、角地の隅を切欠いた玄関には唐破風、その上に丸窓、3階の最上部は神社のような破風があり、なにやら“遊郭”風だ!
⑥学士会館・・・・・・・・・・・一ツ橋交差点に建つ、旧帝国大学の卒業生の交流の場として建設された会館。設計は耐震設計の権威:佐野利器と日本橋高島屋、旧前田公爵邸洋館などを手掛けた高橋貞太郎の二人。昭和3年(1928)に竣工、鉄骨鉄筋コンクリート造4階建て/地下1階、施工は戸田組(現:戸田建設)。 建物の外観は、凹凸の少ないスッキリした感じで、角の丸み、玄関のアーチ形状、4階バルコニーの丸みなどが、女性的な優しさを感じさせる。私の好みのタイプだ!・・・・・・・・・建物が建つ場所は、東京大学の発祥地でもあり石碑が建てられている。
⑦共立講堂・・・・・・・・・・昭和13年(1938)に竣工、当時は日比谷公会堂と並ぶ大講堂であった。戦後は音楽公演のメッカとなり、クラシック、フォーク、ロックなどの公演がたびたび行われた。私も肌に合わないクラシックを聴きに行った思い出がある。
⑧一ツ橋・・・・・・・・・・・徳川御三卿の一つ「一ツ橋家」は、八代将軍徳川吉宗の子が、将軍より「一ツ橋御門」の傍(現:丸紅)に屋敷を与えられたことから始まる。・・・・・・・・・日本橋川に架かる現在の橋は、全長30.8mの鋼製桁橋。大正14年(1925)の竣工、両側は石造りのアーチで、中央のスパンに鋼製桁が架かる。ユニークな橋だ!
⑨皇居前・・・・・・・・・・・・・
⑩祝田町見張所・・・・・・・・・・・皇居正門の石橋が見える位置に在る見張所。正式には警視庁丸の内警察署祝田町見張所。・・・・・・・・・設計者は不明だが、明治の竣工らしい。・・・・・・・・・懐かしい交番の姿が残っている!
⑪有楽町駅構内の大黒さま・・・・・・・・・・・正式には「有楽大黒」・・・・・・・昭和初め、駅前の亀八寿司主人が秘蔵していたが、戦争末期に空襲を避けるため駅長に贈られた。以来、乗降客の安全をじっと見守りながら、駅前のお店に商売繁盛を授けているかも?・・・・・・・・・・・お参りは、入場券を購入しないとダメだ! 御賽銭はJRの収入?