深川七福神巡り
今年の初詣は、夫婦で、我が家(浅草橋)の氏神さま「銀杏岡八幡神社」に始まり、「深川七福神巡り」となった。 1万4千歩、10kmの歩きです。
①銀杏岡八幡神社・・・・・・・・まずは、浅草橋駅の裏に鎮座する氏神さまに新年のご挨拶、“今年もよろしくお願いします”。
②浅草橋・両国橋から・・・・・・・・・・風もなく、穏やかな元日となった、“初詣日和”だ!
③深川神明宮・・・・・・・・・七福神巡りの一番手は、地下鉄森下駅近くにある深川神明宮の寿老神。・・・・・・・・慶長年間(1596~1615)以前に創建されたといわれる、深川において最も古い神社。 摂津出身の深川八郎右衛門が一族を引き連れて深川を開拓するにあたり、屋敷内に伊勢神宮の分霊を奉斎したことに始まる。その後、深川の地も発展し、祠から始まった、神明宮も鎮守となり崇敬を集めた。・・・・・・・・寿老神は、人に延命長寿の福徳を授ける福神なので、私も、80歳ぐらいまで健康に生き、コロリと死ねるといいね?
④正木稲荷神社・・・・・・・・・・・小名木川に架かる萬年橋の近くに、芭蕉稲荷神社と正木稲荷神社が鎮座している。・・・・・・・・・・腫れ物の治癒に霊験あらたかな正木稲荷神社は、“おできの神様”と称されているらしい。その祈願方法は、全快までそばを断ち全快すればそばを献じるそうだが、私、昨日そばを食べてしまったので、後頭部悪性腫瘍は全快しないかも、ガッカリ!
⑤深川稲荷神社・・・・・・・・・七福神の二番手は、布袋尊のまつられている深川稲荷神社。寛永7年(1630)に創立した古い神社で、清澄2丁目の町角にある小さな神社だ。・・・・・・・・・布袋尊は、清廉潔白、大気度量を人々に授ける福神として、信仰されている。私を神様にしたようなものだ!
⑥龍光院・・・・・・・・・・・・江東区三好の龍光院は、近くの浄土宗雲光院の塔頭寺院で、慶長16年(1611)に馬喰町(中央区)で創立し、以後、大火で焼失し移転を繰り返し、天和2年(1682)深川の地に移った。・・・・・・・・龍光院が現在地に移ったとき、鬼門除けとして三尺ほどの石造の毘沙門天が安置されたが、昭和20年(1945)には戦災のため堂宇を焼失した。その後復興し、昭和50年(1975)、木彫の立派な毘沙門天が安置された。比較的新しい像だ!・・・・・・・・・・毘沙門天は護法と施福を兼ねる仏神として、人々に勇気や決断力を与え、財福を授ける福神として信仰されている。
⑦円珠院・・・・・・・・・・・江東区平野1の円珠院には七福神の四番手として、木造の大黒天が安置されている。・・・・・・・・・円珠院は日蓮宗の寺で、創建の年は不明だが、開山は寛保元年(1741)に没した義勝院日演という僧らしい。・・・・・・・・大黒天が、烏帽子、狩衣をつけ、右手に小槌をかざし、左手に大きな袋をかつぎ、米俵の上に座す姿は、豊かな財宝糧食を有している福神だ! あやかりたいね!
⑧心行寺・・・・・・・・・五番手は心行寺の福禄寿。・・・・・・・・・元和2年(1616)、八丁堀に創立された浄土宗の寺で、寛永10年(1633)現在地:深川2丁目に移った由緒ある古刹。震災・戦災により、建物は二度も焼失した。現在の本堂は昭和42年(1967)に再建された。また、昭和50年には福禄寿を安置している六角堂が完成した。・・・・・・・・・・福禄寿は、福(幸福)と禄(財)と寿(長命)の三つの福徳を授ける神と言われている。六角堂の福禄寿の前には盗難防止用(?)の網が設置され、姿ははっきり見えず、ただアリガタヤの念仏だけだ!
⑨閻魔堂・・・・・・・・・・真言宗豊山派の賢台山賢法寺法乗院は、“深川閻魔堂”として有名だ。法乗院は寛永6年(1629)深川富吉町に創建、寛永18年(1641)には現在地(深川2丁目)に移転したといわれている。 江戸三閻魔の一つらしいが、昔の閻魔堂は戦災で焼けた。 現在は平成元年(1989)に再建された“ハイテク閻魔様”で、賽銭を入れるとコンピューター制御で堂内に照明が灯り、スポットライトが回り、願い事に応じた説教が流れてくる見世物小屋並みの、高さ3.5mの大きな閻魔がある。・・・・・・・・・笑っちゃいけないが、笑いたくなる、残念ながら、歴史を感じることができない寺だ!
⑩冬木弁天堂・・・・・・・・・・・七福神の六番手は、冬木弁天堂の弁財天。木場の材木豪商:冬木弥平次が宝永2年(1705)、邸内の池のほとりに竹生島から移した弁財天を安置した。 大正12年(1923)の関東大震災で焼失したため、現在の弁天堂は昭和28年(1953)に再建されたが、境内はお堂だけの広さしかなく、狭くなっている。・・・・・・・・弁財天は、財宝を施す福の神として信仰されている。 弁財天の井戸水でお金を洗うと増えるそうで、私の妻が好きな神様だ!
⑪富岡八幡宮・・・・・・・・・・・富岡八幡宮は、寛永4年(1627)に、永代島と呼ばれていた小島に創建された。周辺の砂州一帯を埋め立て、社地と居住地を開き、現在の八幡宮境内、深川公園を含む広大な社有地を有していた。 隅田川両岸一帯(現中央区と江東区)に氏子がおり、広く崇敬を集めている。・・・・・・・・・・初詣の人出ベストテンに入る、参拝客の多さ。
⑫富岡八幡宮恵比須宮・・・・・・・・・・・・富岡八幡宮の境内社として恵比須宮がある。・・・・・・・・・深川七福神の七番手として、恵比須神が祀られている。・・・・・・・・今日は八幡宮の拝殿に詣でた参拝客の一部が、こちらにも詣で社の前に長蛇の列。
⑬あさり蒸籠めし・・・・・・・・・・・・・深川に来たら“あさり飯”を食べないと。 今日は神社前で、「あさり蒸籠めし」を食することに!
●・・・・・・・・・・・・・・以上、深川七福神を踏破した。・・・・・・・来年は、どこにしようか?
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