東銀座・築地
地下鉄東銀座駅から、銀座・築地を抜け浅草橋の我が家まで、1万5千歩、10kmの散歩です。
①GINZA KABUKIZA・・・・・・・・・新しい歌舞伎座が入る複合施設が「GINZA KABUKIZA」で、高層ビルの「歌舞伎座タワー」と劇場の「歌舞伎座」で構成される。施設は地上29階/地下4階で、総事業費は約430億円、設計は隈研吾、施工は清水建設、いよいよ来月オープン。・・・・・・・・・・・今日はその地下2階にできた「木挽町広場」をチョイト覗いてみた。地下鉄東銀座駅から地下2階の「木挽町広場」に直結し、ここは駅前広場として待ち合わせ、ひと休みに利用できそうだ。 また、広場の周りには歌舞伎座の切符売場、カフェ、売店などもある。・・・・・・・・・・災害で帰宅困難となるとこの広場に泊まれるそうだ。普段はここで寝るとホームレスとみなされ、強制的に放り出されると思うよ!
②鳥羽洋行ビル・・・・・・・・・・昭和通りに面し、歌舞伎座タワーの隣りにこのビルはある。昭和7年(1932)に清水組(現:清水建設)によって建てられた。・・・・・・・・・ビルはネットで覆われ、現在は空き家状態だ。解体の危機が近づいたのか?・・・・・・・・・4連のアーチ状の窓はビルに優しさを与え、復興期の景観を創り出したことであろう。
③竹田ビル・・・・・・・・・・昭和7年(1932)の建築、当初は5階建て、6階部分は以後の増築。昭和通りに面した外壁はスクラッチタイル張りで、1階部分は石張りで安定感を出している。“ルノアール”の看板の両脇には渦巻きの飾りを、2階の窓上には石で水平線のアクセントを付けた、洒落たビルだ。
・・・・・・・・・・・・・・裏側にも出入口があるが、外観はガラリと変わる。
・・・・・・・・・・・・・・・内部は事務所ビルとして利用し、中央に共用の水場がある。
④宮脇ビル・・・・・・・・・・こちらも昭和通りに面するビル。 昭和初期の建築か?・・・・・・・・1階の小料理屋さんに、ビルの老朽化により建て替えする旨の貼紙があった。 残念だが、また一つ昭和の遺産が消える!
⑤築地電通ビル・・・・・・・・・・ご存じ、丹下健三の設計による地上13階/地下3階のオフィスビル。大林組の施工にて、昭和42年(1967)竣工した。・・・・・・・・・コンクリート製の大きな網をかぶせたような外観は、丹下健三が周辺地域の再開発を想定し、このビルと同じデザインのビルが連なることで、新たな都市空間を創造するはずであった。・・・・・・・・・現在、電通は本社を汐留に移し、このビルは電通テクノが使用している。・・・・・・・・・私が建築学科の学生であった頃の作品で、竣工したころは専門雑誌を賑わしていたことを思い出す。
⑥築地本願寺・・・・・・・・・関東大震災で焼失した本堂を、東京帝大教授:伊東忠太の設計で昭和9年(1934)に再建した。古代インド様式(天竺様式)の建物だが、内部は日本の寺院建築の造りとなっている。・・・・・・・・・本堂に入ると、高い格天井と太い柱で造られた空間は、震災記念堂(東京都慰霊堂)と似た雰囲気だ!
・・・・・・・・・・・・・本堂へ・・・・・・・・お賽銭と合掌を忘れずに!
・・・・・・・・・・・・・本堂後方にはパイプオルガンがある。お経とコラボ演奏?
・・・・・・・・・・・・・階段部分には動物が!
・・・・・・・・・・・・1階
●・・・・・・・・・・・・・・・・この後、茅場町、人形町、横山町を抜け我が家に到着。