早稲田~中野
地下鉄早稲田駅から中央線中野駅まで、1万7千歩、12kmの散歩です。
①早稲田教会(スコットホール)・・・・・・・・・・教会は、早稲田奉仕園(キリスト教精神による学生センターの活動)の事業に理解を示した米国J.E.スコット夫人(1851-1936)の寄付により、大正11年(1922)、ヴォーリズ建築事務所(浅草聖ヨハネ教会、東洋英和女学院、山の上ホテル、などを手がけた)の設計監理で建てられた。・・・・・・・・関東大震災では塔の一部が崩落したが、他には影響なく現在に至っている。 スコットホールは礼拝堂としてだけでなく、結婚式、コンサートなどにも使われている。 若い娘が憧れそうな、ロマンチックな建物だ!
②早稲田大学各務記念材料技術研究所・・・・・・・・・・・西早稲田2丁目の住宅街の中央に研究所はある。研究所は昭和13年(1938)、各務幸一郎・良幸父子の寄付により、鋳物研究所として創立した。当初は名前通り鋳造および鋳物材料の研究が主体であったが、その後の技術発展・時代の要請により、昭和63年(1988)「各務記念材料技術研究所」と名を改めた。現在は、電子材料などの研究も行われている。・・・・・・・・・建物は早稲田大の教授:桐山均一の設計により、昭和13年(1938)に竣工した。・・・・・・・・・研究所の横に、昭和17年(1932)、ノコギリ屋根の実験棟が竣工し、昭和48年(1973)まで在った。
③K邸・・・・・・・・・・材料技術研究所の近くに、一見、戦前の建物らしき住宅が残っている。
④都営百人町アパート・・・・・・・・・大久保駅の北側一帯が新宿区百人町である。百人町3丁目・4丁目には、かって、4階建て鉄筋コンクリート造の都営住宅が40棟以上、東西に列をつくりに並んでいた。 アパートの周囲は、無秩序に緑化され“都会のジャングル”と化していた。・・・・・・・・・平成10年代(1998~2008)に全て取り壊され、高層アパートに変身した。・・・・・・・・・スッキリ、綺麗になり、“ジャングル”を懐かしむ人も多いかも?
⑤ユニゾンスクエア・・・・・・・・・・・東中野駅前の、カタカナの名前がつく再開発地区。現在は30階以上のタワーマンション2棟とリニューアルした日本閣が創られている。・・・・・・・・ここは、大正9年(1920)に割烹料亭として創業し、昭和10年(1935)に結婚式場となった「日本閣」の創業地である。 私の記憶では、土地の高低差を生かした日本庭園があり、結婚式場は和風の木造建築だったと思う。誰の結婚式だったかな?
⑥JR中央線・・・・・・・・・東中野で線路を越えて、中央線の南側に出た
⑦東京都住宅供給公社 中野駅前住宅・・・・・・・・・・・・昭和26年・27年(1951・1952)に建設され、4階建て7棟、248戸から構成される「中野駅前住宅」。 その名のとおりJR中野駅の目の前に、十分な空間と緑多い敷地にに建つ、超一等地の公営アパートです。・・・・・・・・・公社では建て替えを予定しているらしいが、住民はまだ立ち退いている様子はない。駅北側の再開発は着々と進み、いよいよ南側の再開発に手がつくか?
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