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2013年6月 9日 (日)

銀座

夫婦で買い物に銀座へ、カロリー消費量が少なく、カロリー摂取量の多い散歩となった。

①銀座テアトルビル・・・・・・・・・・・・銀座1丁目は首都高の脇に建つ「銀座テアトルビル」。このビルには、「ホテル西洋銀座」、「銀座テアトルシネマ」などがあったが、5月末で営業は終了し、全ての入り口は封鎖された。ビルを所有している東京テアトル(株)は、約179億円で譲渡したらしい。 譲渡先、ビルの今後は不明。・・・・・・・・・・このビルは昭和62年(1987)に、映画館「テアトル東京」の跡地に菊竹清訓の設計で、12階建ての複合ビルとして建てられた。・・・・・・・・・際だって特徴的なビルではないが、銀座1丁目のシンボル的なビルでもあった、今後どうなるのか?

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・・・・・・・・・・・・・この地は、昭和21年(1946)に「テアトル銀座」として洋画専門の映画館が開館した。(この年は、浅草橋で私が産声をあげた年だ!) 昭和30年(1955)には、現ビルの前の建物で、私の知る「テアトル東京」が開館した。 「テアトル東京」では、それ以前に「帝国劇場」で上映してた“シネラマ”を引き継ぎ、シネラマの最初の劇映画「西部開拓史」を上映した。 私は高校生の頃で、もちろん観賞! その後も、「十戒」、「ベン・ハ―」、「スター・ウォーズ」など、思い出の残る作品が上映された。 当時の「テアトル東京」。

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②京橋交番・・・・・・・・・・・・東京テアトルビルの向い側に建つ交番。交番の位置は、明治、大正の京橋跡で、交番の隣りと東京テアトルビルの前に親柱が残されている。交番のデザインは大正時代の親柱と同じだ!

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・・・・・・・・・・・・銀座テアトルビル前にある、大正11年(1922)竣工の京橋親柱。アールデコ風のデザインで、交番のデザインのモデルでもある。 隣りには「煉瓦銀座の碑」とガス灯が置かれ、古き佳き時代の銀座を偲ぶことができる。・・・・・・・・・・オヤ! 若いカップルも銀座を偲んでいるのか?

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・・・・・・・・・・・・・明治8年(1875)に架けられた石造りの京橋の親柱。銀座テアトルビルの隣り、警察博物館前に残されている。同じものは交番の隣りにもある。

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③銀座ブラブラ・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・晴れた日曜日は人出も多いね!

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・・・・・・・・・・・・・昔風に言えば街頭録音? 

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・・・・・・・・・・・・・子供も、大人も、みんな好き

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④6月30日閉店・・・・・・・・・・・松坂屋銀座店は、今月で閉店で~~~す。・・・・・・・・・・チョイト、1階を覗いたら、満員状態。

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⑤銀座の敷石・・・・・・・・・・銀座通りの歩道の敷石には、御影石が敷かれている。この石は、かつて銀座通りを走っていた都電の線路敷きの石だ。 昭和42年(1967)に都電が廃止となり、その後、歩道下に共同溝が整備された時、同時に歩道に不用となった線路敷きの御影石が敷かれたのである。・・・・・・・・・・・綺麗な、渋い色を出している御影石が、銀座の洗練された街の美しさを引き立たせている。

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⑥銀座鹿の子・・・・・・・・・・5丁目は「三愛」裏で営業する和菓子の「鹿の子」。ここも、私の生まれた年:昭和21年(1946)に、個人経営で甘味店「鹿乃子」を創業したそうだ。昭和35年(1960)には和菓子の“鹿の子”が発売され、一層大きくなってきた。・・・・・・・・ここの創業者は和紙屋の「鹿島」の四男で、屋号を“鹿島の子の店”から“鹿乃子”としたそうだ。・・・・・・・・・創業時の写真を見ると、銀座とは思えないね!

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・・・・・・・・・・・・“氷”の暖簾に弱い男で、足は店の中へ。 今年初の“氷あずき”。うれしくなるね!

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⑦御存じ、天賞堂のキューピット・・・・・・・・・・・明治12年(1879)創業の宝飾・時計の販売店である。 さらに、戦後、社長の趣味で始めた鉄道模型であるが、今や鉄道模型の老舗としてあまりにも有名だ。・・・・・・・・・店の角にいるキューピットは天賞堂のシンボルとして、多くの人が足を止めている。また、天賞堂のオリジナルウォッチには、裏面にキューピットの陰影がある。

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●・・・・・・・・・・・鉄道模型にも、天賞堂オリジナルの作品があるので、楽しい店だ!

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