哲学堂公園
御贔屓にしているいくつかの病院の一つに、中野の東京警察病院がある。 こちらでは、私からのオーダーは、もっぱら眼科であり、今日も4カ月毎の定期検診を受けた。 もちろん“異常なし”だ。・・・・・・・・・・担当の美人先生が、私の右手を拘束した姿を見て、会うなり「どうされましたか?」と切り出され、4日前の脱臼の話をした。 脱臼の激痛に耐える私の姿を想像したのか、楽しげに聞いている先生の顔を見て、チョイト和む時間ができた
・・・・・・・・・診察後は、江古田の哲学堂公園・給水塔を散歩してきた。1万1千歩、8km。
①新井の空き家?・・・・・・・・・・旧豊多摩監獄表門が保存されている、法務省矯正研修所の南側に残る空き家?・・・・・・・・・庭に雑草はなく、つい最近まで使用されていたようだが、空き家となっているようだ。下見板張りの木造平屋住宅(?)は、おそらく昭和初期の建築であろう。 壊すのはもったいないね!
②北野神社・・・・・・・・・・・裏道を抜け北野神社に出てきた。天神様に手を合わせて行く。
③西武新宿線踏切・・・・・・・・・・・・中野通りを進むと西武新宿線の踏切が在る。また、転んで怪我をしないように、細心の注意で撮影。
④哲学堂公園・・・・・・・・・・・・・神田川の上流:妙正寺川沿いに小高い位置(かつて和田山と呼ばれていた)に哲学堂公園はある。・・・・・・・・・・明治39年(1906)、哲学館(東洋大学の前身)の創始者・井上円了(1858~1919)が全財産を投じて造った公園。 当初、井上は、ソクラテス、カント、孔子、釈迦を祀った「四聖堂」を建設した。これが公園の始まりとなり、明治39年~大正元年(1912)の間に哲理門、六賢台、三学亭などの建築物が逐次建てられた。昭和19年(1944)井上の没後、東京都に寄付され現在は中野区の管理となっている。
・・・・・・・・・・・・・四聖堂(しせいどう)・・・・・・・・・公園の名となった「哲学堂」とも称し、釈迦、孔子、ソクラテス、カントの四聖人が祀られている。
・・・・・・・・・・・・・六賢台(ろくけんだい)・・・・・・・聖徳太子、菅原道真、荘子、朱子、インドの龍樹、迦毘羅の六人の哲人が祀られている。
・・・・・・・・・・・・・哲理門・・・・・・・・哲学堂の正門で、門の左右は二王に変わり天狗と幽霊がいる。
・・・・・・・・・・・・・・宇宙館・・・・・・・・・・・宇宙の真理を追究する哲学にあやかり命名された講義室。
・・・・・・・・・・・・・無盡蔵(むじんぞう)・・・・・・・・・井上円了が収集した国内外の記念物を陳列していた建物。
⑤野方給水塔・・・・・・・・・・・・・東京23区北西部への配水を目的として、昭和3年(1928)に建設された。高さ34mの鉄筋コンクリート造構造物で、東側に階段室、頂部に換気塔を付け、水槽周壁上部にはアーチ形窓を配する。壁体内の漏水防止用鋼板に初期の溶接技術を用い、ドーム付円筒形水道塔としても最初期の事例である。 ・・・・・・・・・・・昭和47年(1972)に給水所は廃止され、現在は中野区の災害用配水槽となっている。国の登録有形文化財。・・・・・・・・・モノクロ写真は、中野区が保有する、昭和初期の写真。