検見川無線送信所
稲毛からの帰り、隣り駅の新検見川まで、ゴクゴク短い散歩。
①京成千葉線・・・・・・・・・・久しぶりの青空の下、疾走する電車はいいね!
②旧日本電信電話公社検見川無線送信所 ・・・・・・・・・・大正15年(1926)、対外国通信を主目的として建てられた施設。・・・・・・・・・・逓信省技師吉田鉄朗の設計による、設計者の感情を作品の形態で表現したドイツ表現派風の建築である。 この建築では、放物線上のアーチ、丸みある隅部、飾り気のない外装など表現主義の特徴が表れている。・・・・・・・・・・貴重な建物だが、熊谷千葉市長が建物を視察してから4年が経過した、保存活動はどうなることやら?
・・・・・・・・・・・・・・夏草に埋もれる、市有地に建つ送信所は、寂しそうだ!
・・・・・・・・・・・・・・・コンクリートがはがれ鉄筋がむき出した、痛々しい外壁は、重症だ!
・・・・・・・・・・・・・・・建物の脇の給水塔も、ドイツ表現派の影響が色濃く出ている。
・・・・・・・・・・・・・私より、一足早くこの建物を見ていた女の子がいた。 廃墟マニアの高校生で、“廃墟”入門として訪れたそうだ。 まだ、“廃墟”の怖さを経験したことがないようで、「女の子が一人で、廃墟は危険だから止めときな!」と大人の注意をしたが、聞いてくれたか?・・・・・・・・・・・おまけで、近代建築の良さを説明してあげたら、興味を示してくれたので、マ~~ア良しとするか! ・・・・・・・・・・・・・背丈まで伸びた草ボウボウの誰もいない建物の前で、女子高校生と親爺の親しげな会話の方が怖いかも?
●・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お話に熱中したので時間が経過し、暑い日差しの熱中症が心配となり、新検見川の駅に出て帰宅する。
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