市川真間
8月末から開かれている「京成電鉄展」を見るため、江戸川を挟み東京の隣り京成国府台駅から総武線市川駅まで、1万歩、7kmの散歩です。
①国府台駅・・・・・・・・・・・・・江戸川の橋梁を渡ると、スグにホームに続く国府台(こうのだい)駅。 大正3年(1914)、市川鴻の台駅として開業し、その後、駅名を市川駅、市川国府台駅と変え、昭和23年(1948)に現在の国府台駅に改称した。
②日本福音ルーテル市川教会・・・・・・・・・・・・・・国府台の台地下を流れる真間川に面して建つ小さな教会は、昭和29年(1954)に建てられた、日本福音ルーテル教会市川教会。 設計は、早稲田教会、旧主婦の友社ビルなどを手掛けたウィリアム・メレル・ヴォーリズである。 市川教会は5年前に国の登録有形文化財に指定された。・・・・・・・・・・・東日本大震災で教会も破損し、最近まで修理が行われていた。
・・・・・・・・・・・・・教会の前を流れる真間川
・・・・・・・・・・・・・・教会の北側、国府台の台地に上る階段にはオシロイバナが咲いていた。
③台地の上は・・・・・・・・・・木内ギャラリー、日蓮宗の求法寺、県営住宅、千葉葉商科大学などがあり、静かな散歩道となっている。
④芳澤ガーデンギャラリー・・・・・・・・・市川市真間の高台には、芳澤月恵(よしざわつきえ)氏から寄贈を受けた約1,000坪の敷地とその庭園を活かし、木立に囲まれた鉄筋コンクリート平屋建てのギャラリーがある。・・・・・・・・・・今日は企画展の「京成電鉄展」を見に来たのだ。 京成電鉄の歴史を紹介するパネル・写真・資料が展示され、興味は尽きない。・・・・・・・・・・・帰りに、上質紙200頁の京成電鉄の社史を購入してきた、まだ脱臼が完治していない私にはチョイト重たいお土産となったね。
⑤郭沫若記念館・・・・・・・・・・芳澤ガーデンギャラリーの北に郭沫若(かくまつじゃく)(1892~1978)の記念館がある。中国の文人・政治家で、市川で10年程亡命生活を送り、その時の木造の旧家が記念館として移築・保存されている。・・・・・・・・私は、郭沫若については名を知る程度であったが、九州帝大医学部を卒業し、日本人妻をめとり、毛沢東・周恩来らと新しい中国建設に挺身したことを知り、親しみが出てきた。 いずれ、チョイト歴史を調べてみたくなってきた。
⑥市川真間駅・・・・・・・・・・・大正3年(1914)開業の駅。 普通列車しか停車しない、ゴク普通の駅だが、京成電鉄にとっては、歴史を語るうえで重要な駅だ。 かつての京成電気軌道の時代、駅の北側には京成直営の遊園地「東華園」、「京成電燈部事務所」、初代社長本多貞次郎邸などがあった。 京成電鉄診療所、本多貞次郎頌徳碑は現在も残っている。
・・・・・・・・・・・・・・・市川真間駅前の旧京成電鉄社員倶楽部。昭和4年(1929)の建築。現在は個人住宅。
⑦柿も色づきはじめた・・・・・・・・・・・・・