東大工学部
昨日に続き今日も医者通い、ピロリ菌壊滅作戦の権威、東大赤門前の医院に行ってきた。
ちなみに、ピロリ菌壊滅作戦とは、成人の7割以上の人の胃の中に生息している細菌(ヘリコバクター・ピロリ菌)が、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃ガン発症の主要因となるので、その細菌を除菌する治療のこと。 健康なうちに胃の中に“ピロリ”が生息しているか内視鏡検査し、1週間の投薬で壊滅させる。 投薬後1カ月以上経過した後に、“ピロリ”の除菌に成功したか判定の検査を受け終了となる。 除菌に成功すると、潰瘍になることはほとんどなくなるそうだ。 さらに、胃の調子は良くなり、食事は美味しくなり、食べ過ぎて太る心配がチョイト出てくるらしい。
私は、7月に内視鏡検査し投薬も終了したので、今日は壊滅したことを調べるため息の採取を行った。 結果は数日後に判るそうだ。
・・・・・・・・・ということで、我が家(浅草橋)から本郷の東大へ行って、我が家まで戻る、1万5千歩、10Kmの散歩兼通院。
①燕湯・・・・・・・・・上野松坂屋の南側(秋葉原寄り)にある、昭和25年(1950)に建てられた、国の登録有形文化財の銭湯。 朝湯と薬湯で有名で、営業時間は6:00~20:00。 今日も、サラリーマンは徹夜明けのひとっ風呂。 若い夫婦も徹夜明け(?)、朝風呂の暖簾をくぐり右、左。・・・・・・・・・・私の幼少期には、祖父母が秋葉原の青果市場(現:UDX)際に住んでおり、夜になると祖父母に連れられ利用した銭湯だ。 当時は“おでき”が発症すると、“白湯(薬湯)に入りな”、と言われたことも覚えてる。
②日本最初の喫茶店・・・・・・・・・上野の中央通りに面して建つ、チョイト、落ち着いたデザインの14階建てのビルは、昭和55年(1980)竣工の三洋電機東京ビル。
・・・・・・・・・・・・この敷地に、日本最初の喫茶店があった。・・・・・・・・・・ビルの隅に「日本最初の喫茶店発祥の地」という碑が建っている。 碑文によると、、、、明治21年(1888)、日本人による初めての喫茶店が、200坪の敷地に2階建て木造洋館により営業された。 1階には『トランプ、玉突き、クリケット、碁、将棋』を揃え、また硯に便箋や封筒もおき、更衣室、化粧室、シャワー室、調理場などの設備の他に、『内外の新聞、雑誌類、その他和漢洋書、書画を蒐集縦覧に供す』部屋を設け、2階が喫茶室で、丸テーブル、角テーブルを配置、椅子は籐であった。 コーヒーは一杯一銭五厘、牛乳入りが二銭であり、 一品料理、パン、カステラなども出していた。・・・・・・・・現在の喫茶店より、サービスがいいかも!
③W邸・・・・・・・・・・湯島天神下の木造2階建ての邸宅。昭和初期の建物のようだ。 現在は住居となっているが、元は医院かも?
④湯島天神・・・・・・・・・・・・・昨日に続き、今日は湯島の「男坂」、「女坂」を歩いてきた。
・・・・・・・・・・・・・・まずは拝殿で手を合わせ健康祈願。 さらに、厄除祈願。 もひとつ、家内安全。 おまけで、開運祈願。 ついでに、ボケ防止。
・・・・・・・・・・・・・男坂・・・・・・・・・御徒町方面から湯島天神に向かい一気に真直ぐ上る階段。 38段ほどで、そんなにキツイとは感じられないが、階段の最上部で転倒したら“湯島の白梅”が“のし梅”になってしまう!
・・・・・・・・・・・・・女坂・・・・・・・・・こちらは、5ケ所の踊り場があり男坂の倍ほどの長さで上る階段だ。最上部で男坂に出会う配置となっている。
⑤東大・・・・・・・・・・・今日は正門から構内に入り、工学部の建物をキョロキョロ覗いて、弥生門から出てきた。
・・・・・・・・・・・・・正門・・・・・・・・明治45年(1912)に完成した東京帝国大学正門。 設計は震災記念堂、築地本願寺などの作品を残す、文化勲章受章・東京帝国大学名誉教授であった伊東忠太(1867~1954)。 両横にある門衛所も含め国の登録有形文化財。
・・・・・・・・・・・・・・工学部1号館・・・・・・・・・・・・・東京帝国大学総長も務めた内田祥三(1885~1972)の設計で、昭和10年(1935)に完成。 スクラッチタイル貼り、6角形の一部を切り出した窓周りの外部意匠、柱型の飾りなど内田祥三の特徴的なデザイン、“いい仕事、してるね~”・・・・・・・・・・現在は主に社会基盤学科、建築学科が利用している。
・・・・・・・・・・・・工学部6号館・・・・・・・・・・・・昭和15年(1940)に完成。設計は内田祥三。・・・・・・・・現在は物理工学科、計数工学科が利用している。
・・・・・・・・・・・・・工学部船舶試験水槽室・・・・・・・・・・・・昭和12年(1937)竣工。旧日本海軍の外郭団体の寄付で建設された。1階には長さ85m、幅3.5m、水深2.5mの細長い水槽がある。2階はシステム創成学専攻(旧 環境海洋工学専攻)の研究室となっている。
・・・・・・・・・・・・・・工学部2号館・・・・・・・・この建物は、説明がチョイト難しく、ややっこしいものだ。 大正13年(1924)に完成した工学部2号館の南側半分を残し、北側半分は解体された。 その解体した、北側部分に高層の新2号館が最近建設され、新2号館は2号館の残された南側の一部をスッポリ跨ぐような構造となっている。 旧2号館は内田祥三が東大構内で初めて設計した建物である。・・・・・・・現在は主に機械系、電子・情報系の各学科・専攻が利用している。
・・・・・・・・・・・・・3階建ての旧2号館を、跨ぐ新2号館
・・・・・・・・・・・・・旧2号館の内部も拝見!
・・・・・・・・・・・・法文1号館から法文2号館を眺める
・・・・・・・・・・・・・東大のオフィシャル・グッズ・・・・・・・・・・チョイト、借用したトイレに大学公認のトイレットペーパが並んでいた。 キット、拭き具合が素晴らしいのか? 流れ具合がいいのか? 香を放ち癒し効果があるのか? 他メーカの紙は破れやすいのか? 大学入試の解答用紙で製造したリサイクルペーパーか?、、、、、、、どうでもいいけど、考えすぎて拭き忘れのないように!
・・・・・・・・・・・・・工学部3号館・・・・・・・・・・昭和14年(1939)に、内田祥三の設計で完成したが、老朽のため外壁を残し全面改装。 工事の最終段階らしく、物品の運び込みが始まっていた。
・・・・・・・・・・・・・・お帰りは、工学部3号館前の弥生門から、ど~ぞ、またのおこしを!
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