南千住~鶯谷
南千住駅から、荒川区の裏道を抜け、鶯谷駅まで、1万2千歩、8kmの散歩です。
①南千住駅・・・・・・・・・・・南千住駅は、明治29年(1896)に日本鉄道の駅として、田端~土浦間の開業時に設置された。 昭和36年(1961)、営団地下鉄日比谷線の南千住~仲御徒町間が開業。 平成17年(2005)、つくばエクスプレスの駅が開業。 現在は、3線が乗り入れる駅である。・・・・・・・・・駅の北側には日比谷線の千住検車区があり、東側にはJR貨物の隅田川駅がある。・・・・・・・・・昭和30年代の南千住には、盛土上を走る常磐線と、線路わきに小さな木造の駅舎がある、東京郊外の寂れた駅の光景があった。
②南千住1丁目の裏道・・・・・・・・・車の入れぬ路地裏に、今も残る戦後の匂い
・・・・・・・・・・・・・・バイクで家々を巡り、広報誌の配達。 一人暮らしの老人の安否確認も同時に実施中!
・・・・・・・・・・・・・道は綺麗に舗装された! 終戦直後は未舗装の裏道で、道の中央に洗面器を出し、床を貼り、ベーゴマを競った遊び場だったと思うよ!
・・・・・・・・・・・・・路地の交差点に町内の掲示板があり、ここに訃報が貼られる前に、井戸端会議で町内中に、より速く伝わったであろう!
・・・・・・・・・・・・・・木造の長屋も、ここでは健在なようだ!
・・・・・・・・・・・・・路地の奥には、手押しポンプを備えた共同の井戸がある。 終戦直後は、井戸の周りには、割烹着姿のお母さんや、赤子をおぶったお母さんが、常時2~3人はいたであろう!
・・・・・・・・・・・・・・下町の路地裏は道路際が花壇で、ポリバケツも立派な鉢となる!
・・・・・・・・・・・・・豆腐屋さんは、豆腐づくりがすむと、油下を揚げる準備中!
・・・・・・・・・・・・・・学校帰りの近道で、家の中からは広沢虎三の浪花節「清水次郎長」が聞こえてくる雰囲気の路地だ!
③N邸・・・・・・・・・・・荒川1丁目に建つ、木造和風+洋風の住宅と蔵、さらに玄関まわりの煉瓦塀。大正~昭和初期の建築で、丁寧に使用されているようで、貴重な建物だ。
④荒川区役所本庁舎・・・・・・・・・・・昭和43年(1968)に建てられた地上7階/地下1階建ての庁舎である。 他区の庁舎に比べても、けして大きくはないが、財政事情もあるのか、平成23年(2011)に耐震工事も終え、まだまだ利用するようだ。
⑤三河島カトリック教会・・・・・・・・・・・・荒川区役所本庁舎前に、昭和46年(1971)に建てられた現教会。・・・・・・・・・・チョイト、内部を拝見してきた。
・・・・・・・・・・・・・・昭和8年(1933)、教会創立時の旧聖堂。
⑥帝国湯・・・・・・・・・・東日暮里3丁目の三河島コリアタウンに、大正5年(1916)にこの地で創業した銭湯がある。現在の建物は昭和27年(1952)築の4代目で、破風様式の堂々とした造りだ。
⑦御行の松不動尊・・・・・・・・・・・かつて根岸4丁目は「根岸の花街」として栄えた地である。 ここに、「御行の松不動尊」がある。 境内には「御行の松」と呼ばれた松がある。(現在は四代目の小さな松が植えられている) 「御行の松」とは、江戸時代に松の木の下で、寛永寺門主が行法を行ったことに由来するとも言われている。 あやしい由来らしい。・・・・・・・・玉垣には、花街時代の料亭・置屋・待合・芸子の名が見られる。
⑧荒川区の秋・・・・・・・・・・・・・・・・
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