小岩~立石
台風27号・28号とWで接近中、東京は明日から週末にかけ雨の予報もあるので、しばらく散歩に出られないかも? 曇り空の下、総武線小岩駅から京成線立石駅まで、1万1千歩、9kmの散歩です。
①奥戸街道・・・・・・・・・・西小岩2丁目の蔵前橋通り交点より立石1丁目の平和橋通り交点までを、“奥戸(おくど)街道”と称している。 特に江戸時代の参勤交代の街道とか、○○神社への参道だとか、歴史があるわけではない。 単なる愛称らしい。 正式には東京都道60号線の一部。・・・・・・・・・・・写真の左側は“蔵前橋通り”、右に分岐していく道が“奥戸街道”。
・・・・・・・・・・・・・奥戸街道を跨ぐ、JR親金貨物線の55号線架道橋。 新金線は新小岩~金町間を結ぶ貨物専用線で、一日数本の貨物列車が通っている。
・・・・・・・・・・・・・奥戸新橋は、昭和36年(1961)、新中川掘削工事に伴い架橋された。 橋長144.6mのプレートガーダー桁橋。・・・・・・・・架橋の頃は“新中川”とは呼ばず、“中川放水路”と称していた。 私が中学生の時、この掘削工事を見た記憶が残っている。当時は田圃の中の工事で、まだ水ははっておらず、川底が見える状態で掘削していた。 子供であったが、凄い工事だと感じ、今でも鮮明に思い出す。
・・・・・・・・・・・・・・奥戸新橋から眺める新中川
②宝蔵院 ・・・・・・・・・・奥戸新橋を渡った奥戸8丁目にある、室町時代に創建された真言宗豊山派のお寺。本堂は昭和59年(1984)に新築された。・・・・・・・・境内は静かな佇まい、あちらこちらには、石仏、地蔵尊、祠が点在し、まるで山郷のお寺のようだ。秋の彼岸花が見事に咲くお寺としても有名らしい。 彼岸花は咲いておらず、遅かったようだ!
③奥戸橋・・・・・・・・・・・・利根川支流の中川は、葛飾区に入り、新中川(旧:中川放水路)と分岐して、葛飾区の中央をを東西に蛇行して流れ江戸川区で荒川と合流する。 蛇行する曲がりの部分に奥戸橋は架けられている。 主要道路からはずれており交通量の少ない橋だ!
④立石様・・・・・・・・・・・・地名・駅名の「立石(たていし)」は、立石8丁目の公園内にある「立石様」と呼ばれる石に由来する。 立石様は、公園中央の小さな祠「立石祠」の中で、土からチョイトばかし顔を出して埋められている。 かつては、この石を欠いて持っていると病に効くと信じられ、多くの人に欠かれたようだ。・・・・・・・・・・・人々に身を削られ小さくなった哀れな石である。
⑤立石8丁目の建物・・・・・・・・・・8丁目は青砥駅と立石駅の中間で、中川に向かい舌状に出っ張った一帯である。 舌の先に奥戸橋がある。
・・・・・・・・・・・・・・元農家と思われる建物
・・・・・・・・・・・・・路地の奥には戦後の文化住宅風建物があった。 玄関はガラスの格子戸、玄関の横はさらに道が細くなり木製の柵が、そして日当たりのよい部屋がある。 いまにも、おばあちゃんが顔をだし『お茶でも飲んでいきな』と誘われそうだ!
・・・・・・・・・・・・・こちらは料亭か? 建物は疲れたようだが、玄関先の松は健在。
⑥立石駅周辺・・・・・・・・・・・京成押上線四ツ木駅~青砥駅間の連続立体交差事業もそろそろ具体的となってきたようだ、周辺の立ち退き、葛飾区役所の駅前移転計画の発表などもあり、駅の高架化はオリンピックに間に合うか? 今後の変化がたのしみである。
・・・・・・・・・・・・・駅前の踏切2か所
・・・・・・・・・・・・・駅北側の「呑んべ横丁」は静かに立ち退きか?
・・・・・・・・・・・・駅南側の「立石仲見世」商店街。こちらは南側の再開発計画に盛り込まれている。 そろそろ立ち退きか? 駅前角の魚屋さんは元気なようだ!
・・・・・・・・・・・・・・同じく南側の「立石駅通り商店街」。こちらは元気な店が多く、商店街の雰囲気も出てるが、いずれ再開発となる予定。
・・・・・・・・・・・・・・・そして、立石駅。
« 大井町~大森 | トップページ | 散歩は休み、今日は製本 »