神田川(神田川橋梁~せせらぎ橋)
神田川の最下流に架かる柳橋から上流に向け歩き。 今日は、西武線・JR線の神田川橋梁から、落合水処理センターのせせらぎ橋まで、途中寄り道して歩いてきた。1万1千歩、8km。
①神田上水橋梁(西武新宿線)・神田川上水橋梁(JR山手線)・・・・・・・・・・高田馬場駅北側で、並行して神田川を越える西武新宿線・JR山手線の橋梁。 山手線の橋梁は名前に“川”が入っている。
・・・・・・・・・・・・・・下流の神高橋(かみたかばし)から眺めると、新宿線の橋梁は目の前に見えるが、山手線の橋梁は新宿線の桁に隠れてしまう。
・・・・・・・・・・・・・神田上水橋梁(西武新宿線)・・・・・・・・・平成20年(2008)に現在の橋梁に架け替えられた。 施工は、当然、西武建設と鉄建建設のJⅤ。
・・・・・・・・・・・・・神田川上水橋梁(JR山手線)・・・・・・・・・橋台および盛土部分を煉瓦積みで造った、かなり古い橋梁である。 この部分の路線は、明治18年(1885)に日本鉄道の品川~赤羽間の開業時に造られたものと思われる。 橋梁もその時のものか?・・・・・・・神田川の川面と盛土部の天端とはかなりの高低があり、難工事であったかも?
②清水川橋・・・・・・・・・・・下流(隅田川)から数え、一般人が渡れる橋として41番目は清水川(しみずがわ)橋である。・・・・・・・・・・橋の北側200m程の位置に、神田川と並行して新目白通りが通っている。この通りの北は目白の高台(下落合2)となる。高台からの流れ出た湧水が近くにあり、橋名の由来となっているそうだ。 現在の橋は昭和50年(1975)の完成。・・・・・・・・・・この橋と上流に架かる田島橋、通勤時間帯に渡る人の半数以上(数えたわけではないが私の目測)は若い女性だった。 嬉しいことだが、気になるね!、、、、、調べてみたら、新目白通りの両側に、「日本外国語専門学校」、「東京教育専門学校」、「中央理美容専門学校」、「東京美容専門学校」、「東京アニメ―ジョンカレッジ」など、専門学校がズラリ、、、、、納得!
③田島橋・・・・・・・・・・・・・・江戸時代に橋の北方(現:豊島区)に安藤但馬守の屋敷があり、よくこの橋を通ったので、「但馬」を「田島」に変えて橋名としたらしい。 江戸時代からここには橋が架けられていた。
・・・・・・・・・・・・・この玉葱型の親柱、なんだ!? センスが悪いね! ゴメン!
④おとめ山公園・・・・・・・・・・若い女性の行く方向に誘われて、新目白通りを越え下落合の「おとめ山公園」に着いた。 名前がいいね、気に入った! しかし公園は整備中、ガックリ! “おとめ”がいないので写真は撮りません。
⑤日立目白クラブ・・・・・・・・・・おとめ山公園まで来たので、近くの日立目白クラブにお立ち寄り。・・・・・・・・・・・・スパニッシュ・スタイルの白亜の建物は、かつては学習院の寄宿舎として建てられ、現在は日立製作所の所有で「日立目白クラブ」となっている。 大正末期まで近衛公爵邸であった敷地に、昭和3年(1928)、宮内省の設計で、鉄筋コンクリート造により建てられた。
・・・・・・・・・・・・・・本館・・・・・・・・・白い壁と赤いスペイン瓦、縦長のアーチ窓や段々状に変化をもたせたスカイライン、その先に高く伸びた煙突である。
・・・・・・・・・・・・・・別館・・・・・・・・・現在は結婚式の教会として使用。
・・・・・・・・・・・・・・寮・・・・・・・・・本館・別館の奥に第一~第四までの寮がある。デザインは本館に合わせ、白を基調として、アーチ型の窓がある端正なものである。
⑥東京富士大学連絡橋・・・・・・・・・・・・・大学の施設は神田川を挟み、下落合と高田馬場の両岸に分散している。両岸の校舎を繋ぐ連絡橋が神田川に架かっている。
⑦宮田橋・・・・・・・・・・・・・・・43番目は宮田橋。 コンクリート製の親柱は年代物だ!
⑧落合橋・・・・・・・・・・・宮田橋の上流に似たデザインの落合橋がある。 「落合」の名の由来である現:神田川と妙正寺川がかつて“落ち合う”場所の下流にかかる橋。
⑨滝澤橋・・・・・・・・・・下落合1と高田馬場3を結ぶ滝澤橋は、下落合側では橋の正面にマンションが建ち、車は直進できず、橋を渡ると大きく迂回しなければならない配置となっている。人間さまはマンションの軒下をすり抜け直進可。・・・・・・・・現在の橋は平成元年(1989)の完成である。・・・・・・・・この橋から上流は川岸に桜が咲き並ぶ名所である。
⑩新堀橋・・・・・・・・・・・・橋のすぐ下には高田馬場分水路に続くトンネルがある。神田川が大雨などで増水したときに、水を分水路へ流し、本流の氾濫を防ぐことを狙っている。 分水路の水は、暗渠の中を流れて下流の高田橋で再び合流する。
・・・・・・・・・・・・・・・写真左側が分水路の口
⑪せせらぎ橋・・・・・・・・・・・47番目の橋は、下水道局の落合水再生センターにつながる「せせらぎ橋」。 東京都下水道局の施工で、昭和62年(1987)竣工した。
・・・・・・・・・・・・・・落合水再生センターで処理された水は、神田川はもとより、都内の渋谷川、目黒川、呑川などにも流され河川の浄化に貢献しているそうだ。
・・・・・・・・・・・・・・平成12年、桜の季節に歩いた写真
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