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2014年1月 8日 (水)

浅草橋~東大

朝の天気予報では午後からは雨、『今日は散歩を止めた』と言った瞬間。 妻から『正月のお飾り神社へ納めてきて』と言われ、『じゃあ、ついでに散歩して来るか』と家を出た。 家を出たけど、『何処へ行くか?』  とりあえず御茶ノ水方面へ足を向けたが行くへ定まらず、秋葉原を通過し神田明神前で、『チョイト、兄さん寄っていきなよ!』と天の声。・・・・・・・その後は、芋づる式に、「妻恋神社」、「湯島天神」と神社詣でとなった。 ここまで来たら東大を抜けて、我が家に戻ることにした。  1万2千歩、9km。・・・・・・・・・3つの神社はこちらにも!

①神田明神・・・・・・・・・・・・お江戸の神社の中では知名度抜群の神田明神。 今日も朝から商売繁盛の御利益を期待して、企業の関係者による初詣の行列ができていた。・・・・・・・・中には「恋みくじ」を引いている企業関係者もいた、“なにしに来たのだ!”・・・・・・・・・江戸時代の社殿は関東大震災で焼失し、昭和9年(1934)に現社殿が鉄骨鉄筋コンクリート造で竣工した。 設計は大江新太郎(1875~1935)と佐藤功一(1878~1941)の二人による、施工は木田組。 佐藤功一は早稲田の大隈講堂、日比谷公会堂なども手掛けている。 社殿は、銭形平次も喜びそうな、江戸風の豪華絢爛たる造りである。・・・・・・・・戦後、社殿以外の建物も順次建築され、昭和51年(1976)には、檜木造の隨神門も再建され、境内の整備が進められた。・・・・・・・私の祖父母が明神下の松富町(現:外神田)に住んでいた関係で、小学校入学前までは、現在住む浅草橋と現:外神田が私の飼育地である。 この頃から、飼育地が2か所ある、二重人格の人間となったようだ!

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②妻恋神社・・・・・・・・神田明神と湯島天神の間に位置する神社。創建年代等については不詳。日本武尊が東征のおり、三浦半島から房総へ渡るとき大暴風雨に会い、妃の弟橘媛が身を海に投げて海神を鎮め、尊の一行を救った。その後、東征を続ける尊が湯島の地に滞在したので、郷民は尊の妃を慕われる心をあわれんで尊と妃を祭ったのがこの神社の起こりと伝えられる。・・・・・・・・チョイト、参拝人が少なくさびしいね! 神社の周囲にはラブホテルが多いので、夜こっそり参拝するカップルもいるかも?

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湯島天神・・・・・・・・・・・社伝によると、雄略天皇2年(458)、勅命により天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を祀る神社として創建された。正平10年(1355=室町時代)、住民の請願により菅原道真を勧請して合祀した。現在の正式名称は「湯島天満宮」と称するらしい。 私には、婦系図のお蔦・主税を連想させる「湯島天神」がいいね!・・・・・・・・・・天神さまは、初詣でが終わり、、引き続き受験シーズンに向け合格祈願の受け入れ、その後は「梅まつり」と続き、稼ぎ時だね!

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東大医学部附属病院南研究棟 ・・・・・・・・・・・・内田祥三、岸田日出刀の設計で、大正14年(1925)に完成した旧東京帝国大学医学部附属医院精神科病棟。 表現主義の影響を受けた特徴的建築で、本郷キャンパス内の建物の中でも古い建物である。 外部はボロボロ状態で劣化しており、内部は狭く使いにくいようだ。・・・・・・・・・この建物はいずれ壊され、平成30年度完成予定で「クリニカル・リサーチセンターB棟」に建て替える計画が進められている。 残念だが、また歴史ある建物が消える運命だ。

・・・・・・・・・・・・・・・ボロボロの外部

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・・・・・・・・・・・・・内部は1階が精神神経科、2階は整形外科、耳鼻咽喉科、精神医学の各教室、3階は老年病、産科婦人科の各教室が入っている。 もちろん、病院の外来棟ではないので一般の患者が来る建物ではないが、チョイト、研究室としては可哀そうだね!

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⑤東大医学部附属病院外来棟・病棟・・・・・・・・・・・・・東大病院は平成になると、外来棟、中央診療棟、入院棟など、一連の建物を建て替え、近代的な総合病院としてさらに整備・機能強化した。・・・・・・・・・私も、2年程前に夜間の救急診療でお世話になったお客の一人である。 強度のめまいと吐き気で救急車で運ばれ、点滴され、検査され、結果は異状なし、『帰りはタクシーでお帰りください』の“お騒がせ患者”となってしまった。 この時作った診察カードは大事に保管し、次回に役立てるつもりだ! 

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⑥「東大医学部・附属病院の155年」展・・・・・・・・・・病院前の医学部総合中央館にある「健康と医学の博物館」で実施されていた特別展示を拝見してきた。・・・・・・・安政5年(1858)の「神田お玉ヶ池種痘所」を起源とする東大医学部・附属病院の、今日までの歴史を史料で回顧する興味深い展示内容であった。

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