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2014年1月27日 (月)

待乳山聖天

寒い! 我が家(浅草橋)から待乳山聖天までの往復、1万1千歩、8kmの散歩です。

待乳山聖天 ・・・・・・・・・・・浅草寺の北東500m程のところに、待乳山聖天(まつちやましょうでん)がある。山号は待乳山、寺号は本龍院、聖観音宗の寺院で浅草寺の子院である。 創建は古く推古天皇の時代(601)に、旱魃により人々が苦しみ喘いでいたとき、十一面観音が歓喜天(聖天)に化身して姿を現し、人々を救ったことで「聖天さま」を祀ることになった。

・・・・・・・・・・・・・・山号の「待乳山」は、隅田川西岸を望む、海抜9.5mの小高い山である。この山から古代の出土品が出たことはないが、“前方後円墳”との説もある。 境内山頂からはスカイツリーが良く見える。

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・・・・・・・・・・・・・・堂は震災・戦災に遭い、現在の本堂は昭和24年(1949)に再建し着手し、昭和36年(1961)に現在の鉄筋コンクリート造、権現造りの本堂が完成した。 内部は木部漆塗りの豪壮な仕上げで、天井には日光山輪王寺の「鳴龍」を描いた日本画家:堅山南風(1887~1980)の墨画の龍が描かれてる。

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・・・・・・・・・・・・・境内のあちらこちらに“巾着”と“大根”を見ることができる。“大根”は身体を丈夫にし、良縁成就し、夫婦仲良く一家の和合を御加護頂け、“巾着”は商売繁盛の御利益を示している。 体がピンピンで、お金がザクザク、さらに男女の仲もラブラブの御利益は期待するところが大きいね! お賽銭、はずんで来たよ!

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・・・・・・・・・・・・・・・江戸時代の名残として、45.5m程の築地塀が残っている。

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②今戸橋・・・・・・・・・・・・今戸橋の架かっていた「山谷掘」は、江戸時代に荒川の氾濫を防ぐ目的で、三ノ輪(当時は箕輪)から吉原大門、待乳山聖天北側を抜け隅田川まで造られた堀である。 「山谷掘」には、昭和50年(1975)から昭和53年(1978)にかけて堀は埋め立てられた。 今戸橋も埋め立てられ、現在は堀跡の山谷掘公園に親柱・欄干が残っている。

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