千葉県水道局千葉分場
一月ほど前、千葉大医学部を拝見したが、実はその時帰りに千葉大附属病院の隣りに在る千葉県水道局の給水塔を見て帰る予定だった。 しかし、時間が不足し見ることができず、今日、改めて見に来た次第である。
①千葉大医学部附属病院・・・・・・・・・・・只今、正面玄関右隣に新外来棟を建設中で、近くに行くと仮囲いが邪魔して写真は撮れなかった。仕方なしに、案内資料(『←給水塔』の文字は私が加筆)を頂戴してきた。
・・・・・・・・・・・・表紙中央の建物群は全て渡り廊下でつながり、内部に入ると廊下が迷路のようで、巨大な病院であることが実感できる。 よそ者がウロウロしている姿を見られるとまずいので、静かに深く潜行して給水塔が見える場所を探したが、1階の外来部分には給水塔の見える場所が見つけられなかった。 どうしても見たかったら、入院して高層棟の上からならOKかも。・・・・・・・ちなみに病院の実力は、資料によると医師740名、看護師等955名、医療技術職員281名、入院患者数(1日当たり)761名、外来患者(1日当たり)1985名。 デカいね、凄いね、なんとなく怖いね!
②千葉県水道局千葉分場・・・・・・・・・・・給水塔は千葉浄水場(千葉県水道局千葉分場)の施設の一部である。 浄水場は、千葉大附属病院と並んで給水塔・配水池の在る台地の上の部分と、台地の北側に都川を挟み位置する、ポンプ施設などのある本館部分に分かれている。(空撮写真はGoogleマップより)
・・・・・・・・・・・・給水塔・・・・・・・・・千葉県営水道が創設された、昭和10年(1935)から昭和12年(1937)にかけて建設された。 鉄筋コンクリート造5階建て、高さ30m、正12角形の平面形状、屋根は円錐形、デザインはアール・デコ風。 どっしりと落ち着いた風格ある建物だ!・・・・・・・・・塔は現役で活躍しており、1階はポンプ室、上部には内径11m、水深5mの水槽が在るそうだ。 国登録の有形文化財。・・・・・・・・・高台に在る塔の撮影には苦労した、、、、、、下から見上げられそうだが、周囲は木立で囲まれ、なかなか全体が見える場所が無かった。 ナイショだが、近くのマンションの屋上から撮らしてもらいました。
・・・・・・・・・・・・・・・墓地からパチリ。
・・・・・・・・・・・・・・窪地からパチリ。給水塔の右の低い建物は配水池と思われる。 配水池は木立の中だ。・・・・・・・・・配水池も給水塔と同じ昭和12年(1927)の竣工。鉄筋コンクリート造、有効水深4.3m、内径29m。
・・・・・・・・・・・・・給水塔のある高台は無人の施設で、都川から上るゲートは施錠されている。
・・・・・・・・・・・・・本館側から、都川に架かる水源橋(昭和54年(1979)竣工)を通して見る給水塔のある高台。 橋の正面には、送水管と高台に上る階段が見える。
・・・・・・・・・・・・・本館正面ゲート、もちろん立ち入り禁止。 本館建物は年代不詳だが、おそらく給水塔と同時期と思われる。
・・・・・・・・・・・・・・・・パノラマ写真を作ってみた。 右端:高台上に給水塔、下を流れる都川、川に架かるは水源橋、左端は本館建物。
・・・・・・・・・・・・・・・・町中から眺める給水塔。