新宿~代々木八幡
新宿駅から、小田急線沿いに歩き代々木八幡駅まで、1万1千歩、8kmの散歩です。
①小田急新宿駅・・・・・・・・・・昭和2年(1927)の小田原線全線開業時に駅も開業した。 開業当時はもちろん地上駅であった。 戦後、昭和39年(1964)に新宿駅改良工事が完成し、小田急は地上/地下の2層式の駅となった。・・・・・・・・・現在、小田急百貨店が使用している建物は、見た目は1棟であるが、南北2棟のビルで構成されている。 北側のビルが、昭和41年(1966)に完成した地上8階建ての新宿地下鉄ビルディング。 南側のビルが昭和42年(1967)完成の地上14階建ての小田急新宿駅ビル。 両ビルの設計は坂倉準三建築研究所。
・・・・・・・・・・・・・・写真左側の信号機の後ろ、8階建ての部分が新宿地下鉄ビルディング。右側の14階建て部分は小田急新宿駅ビル。 見た目には両ビルで1棟に見える! (写真は2012年8月撮影)
・・・・・・・・・・・・・昭和39年の新宿西口。左端にチョイト顔を出してるビルは現:小田急ハルク。 この時点では、現在の小田急百貨店のビルは無いので、駅の奥に東口の駅ビル(現:ルミネエスト)が見える。 右端が小田急のホームで、看板には「新宿西口駅本屋ビル建設工事 小田急電鉄」と書かれている。 (写真は新宿歴史博物館発行「新宿風景」から)
・・・・・・・・・・・・・・地上ホームはロマンスカー、急行、準急などが発着。 地下ホームは各駅停車、区間準急などが発着している。
②新宿1号踏切・・・・・・・・・・・・小田急線が新宿駅を出て、スグに通過する踏切。 新宿駅西口と代々木を結ぶ大通りの踏切で、交通量は多いが、道路下には地下鉄大江戸線がはしり、立体交差化は難しそうだ! 東京の中枢:都庁に最も近い、都心の1等地に在る踏切。
③新宿2号踏切・・・・・・・・・・1号踏切から小田原方に100m程の行った踏切。
④小田急旧本社ビル・・・・・・・・・・・新宿2号踏切の脇に小田急電鉄旧本社ビルがある。 銀座和光ビルを手掛けた、昭和を代表する建築家:渡辺仁(1897~1973)の設計。 施工は清水組(現:清水建設)で、昭和2年(1927)の竣工、鉄筋コンクリート造3階建て。 建物のデザインには、半円の窓、曲面の多用など、当時流行していたドイツ表現派の影響が見られる。
⑤南新宿駅・・・・・・・・・・小田急線新宿駅の拡張工事が昭和42年(1967)に完了するまでは、昭和2年(1927)の開業時から新宿1号踏切と2号踏切の中間に駅はあった。 現在の駅は盛土上に在り、ホーム中央付近で土地が窪んでいるため改札はホーム下となっている。
⑥参宮橋駅・・・・・・・・・・・・この駅も小田急線開通時の昭和2年(1927)開業である。・・・・・・・・大正9年(1920)、代々木練兵場に隣接して明治神宮が造営され、鎮座祭が行われた。 その後、小田急が代々木練兵場の脇を通ることになり、大正15年(1926)に参道の跨線橋として参宮橋が架けられた。 そして昭和2年(1927)に、跨線橋の近くに參宮橋駅が開業した。
・・・・・・・・・・・・・駅名の由来となった現在の参宮橋。
⑦参宮橋付近を走る・・・・・・・・・・・・
⑧鉄柱を抱き込むクスノキ・・・・・・・・・・・何でこうなるの? 何となく色気を感じるのは、私だけかな?
⑨代々木八幡宮・・・・・・・・・・・代々木八幡駅の近く、山手通りに面した小高い処に鎮座している。 建暦2年(1212=鎌倉時代)創建の村社。 階段を上り森の中に入るアプローチは、心清められ、いいね!
⑩代々木八幡駅・・・・・・・・昭和2年(1927)に開業した駅。 相対式ホーム2面2線の地上駅で、改札からは10段ほどの階段を上がればホームだ。ホームは大きなカーブ上に造られている。
・・・・・・・・・・・・・駅前の踏切を7000形が通過、これが私の好きなロマンスカーの色だ!
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