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2014年5月29日 (木)

丸子橋

横須賀線武蔵小杉駅で下車し、丸子橋を渡り東急目黒線田園調布駅まで、1万歩、7kmの散歩です。


①JR武蔵小杉駅
・・・・・・・・・・現:南武線、川崎駅~登戸間の開通は昭和2年(1927)で、開通後8ヶ月程遅れて、現在地に「グラウンド前停留場」が開設され、昭和19年(1944)には武蔵小杉駅に改称した。 また、大正15年(1926)から、近くを通過していた東横線が、昭和20年(1945)に武蔵小杉駅を開設した。 さらに、昭和55年(1980)には近くを通過していた貨物専用の品鶴線に、横須賀線が運転され、平成22年(2010)に武蔵小杉駅が開業した。・・・・・・・・・・南武線沿線には、東芝、富士通、日本電気などの事業所・工場が並び、かつて私も度々訪れたことはあるが、最近は工場がマンションに変わり、急激に町の雰囲気が変化した。 久しぶりに、下車して“ビックリ、シャックリ、ギックリ腰”だ!

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②京浜伏見稲荷神社
・・・・・・・・・・・・・武蔵小杉駅から400m程北東に歩くと、数軒のラブホテルが並ぶ裏通りに、大きな朱塗りの鳥居が見える。 『なんじゃコリャ?』あまりのケバさに、再び“ビックリ、シャックリ、ギックリ腰”。・・・・・・・・・・昭和26年(1951)、初代宮司が京都伏見稲荷の神示により創建したそうだ。 祭神は、五成(いなり)大明神、宇迦之御魂神、大己貴命、大国主命、猿田彦神、天宇受売神、大宮能売神などなど、多くの神様です。 御利益は、商売繁盛、五穀豊穣、縁結び、恋愛成就、技芸上達などなど、なんでもOKです。・・・・・・・・・境内には108体の狐がいる。(108匹ワンちゃんなら知ってるのだが?) この狐が、これまた厚化粧してお出迎え、朝っぱらから変なものを見た感じだ。

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③丸子橋
・・・・・・・・・東京都大田区田園調布本町と神奈川県川崎市中原区上丸子八幡町を結び、多摩川に架かる橋。(橋の上の道路は中原街道)・・・・・・・・現橋は、長さ406m、幅25m、構造は鋼ローゼ(2連)+3径間連続PC箱桁橋、事業費は142億円、平成12年(2000)完成。

・・・・・・・・・・・・・・右岸(川崎市)から

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・・・・・・・・・・・・・・左岸(大田区)から

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・・・・・・・・・大田区側の橋詰に、昭和9年(1934)に約50万円程で架けられた旧橋の親柱が残されている。(橋の開通は翌昭和10年)

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④多摩川浅間神社
・・・・・・・・・丸子橋を渡ると、左側の台地状の古墳の上に浅間神社がある。 創建は文治年間(1185~1190=鎌倉時代)と伝えられている。 源頼朝が豊島郡滝野川に出陣した時、夫の身を案じた北条政子が後を追って来たが、あいにく、わらじの傷が痛み、この地で傷の治療をすることにして逗留した。 この際、現社殿の建つ丘の上へ登ると富士山が鮮やかに見えたので、夫の武運長久を祈り、身につけていた正観世音像をこの丘に建てたという。 これが、浅間神社の始まり。・・・・・・・・鎌倉からわざわざ大田区まで夫の後を追ってこられたら、ジャマくさい女房だ! 我が家では夫婦喧嘩になるかも?

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・・・・・・・・・・・・・・社務所の屋上から対岸(川崎市)を眺めると、右に東急東横線多摩川橋梁、左に丸子橋が見える。

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⑤多摩川駅
・・・・・・・・・・・・・東横線と東急多摩川線の2路線の乗換駅である。 大正12年(1923)、目黒蒲田電鉄の目黒~丸子(現:沼部)駅間開通と同時に多摩川駅として開業。 大正15年(1926)には丸子多摩川駅に改称。 さらに、昭和6年(1931)に近くの「多摩川園遊園地」にあやかり多摩川園前駅に改称。 さらにさらに、昭和52年(1977)、多摩川園駅に改称。 まだまだ、平成12年(2000)には再び多摩川駅に改称。・・・・・・・・私の幼き頃(昭和30年代)には、多摩川べりに二子多摩川園、多摩川園などの遊園地があった。何度か連れてきてもらったが、思い出は思い出せない!

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⑥田園調布駅
・・・・・・・・・・高級住宅街の代名詞『田園調布』。 駅舎は、これまた有名な洋館風の建物。・・・・・・・・・大正12年(1923)の開業。 平成7年(1995)にホームの地下化が完成した。・・・・・・・・・洋館風の旧駅舎はマンサード屋根(屋根の勾配が上部はゆるく、軒に近い方で急に折れ曲がった屋根)が特徴的で、ヨーロッパの田舎の民家みたいだ。 設計は神宮外苑絵画館、上高地帝国ホテル、伊豆川奈ホテルなどを手掛けた矢部金太郎。  駅の地下化により平成12年(2000)に復元された。 なんと言っても田園調布のシンボルだ、いいね!

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