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2014年5月27日 (火)

稲毛浅間神社

稲毛のパソコン同好会に出席の後、『どっちの方向へ歩こうか?』と考えた時、頭に浮かんだ今朝のニュース『愛新覚羅けんきさん死去』。 『そうだ!愛新覚羅溥傑の仮寓へ行ってみよう!』ということで、稲毛浅間神社の周囲をミニ散歩。

①京成千葉線の架道橋・・・・・・・・・・・京成稲毛駅近くの名も無い小さな煉瓦造りの架道橋。 私の推定では、京成千葉線(津田沼-千葉間)  が開業した大正10年(1921)に合わせて竣工したものと考える!? 桁下2.1m、幅は2m以下、これでは車は通れません、荷車なら通れそうだ! 

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②愛新覚羅溥傑仮寓
・・・・・・・・・・・ご存知、映画「ラストエンペラー」でお馴染みの清朝最後の皇帝:愛新覚羅溥儀(あいしんかくら・ふぎ)。 その溥儀の弟:愛新覚羅溥傑(ふけつ、1907~1994)と、その妻:浩(ひろ、1914~1987)が、昭和12年(1937)、新婚当初の半年間暮らした家である。 家は木造平屋で、8~10畳の部屋が5間と洋室、それに離れがある間取り。 稲毛浅間神社の西側に隣接する小さな敷地に建っている。  現在は、「千葉市ゆかりの家・いなげ」として公開されてる。

・・・・・・・・・・・・・どう見ても、清朝王族の住む家に見えない玄関。

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・・・・・・・・・・・・・客間・・・・・・・・10畳と8畳の2間

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・・・・・・・・・・・・・客間の廊下から居室を見る

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・・・・・・・・・・・・・居室・・・・・・・・・写真正面の8畳が2間が居室。 手前に庭がある。

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・・・・・・・・・・・・・洋室・・・・・・・・壁に展示されていた、溥傑と浩の新婚時代の写真。 近くの松林でのツーショット、いいね、気に入った!

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・・・・・・・・・・・・・離れ

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●・・・・・・・・・・・・・・・・・溥傑は30歳、浩は23歳と、若い二人の住まいだが、清の皇族(満州国皇帝の弟)の住まいとしては、チョイトお粗末で、可哀そうだ。 まさに、日本軍による傀儡国家として作られた満州国の地位を示しているようだ。・・・・・・・・・展示されている二人の写真を見ると、“政略結婚”などの厳しさは感じられず、互いに愛し合い二児を生んだ。 終戦で、溥傑は捕えられ二人はしばらく別々となるが、昭和35年(1970)に釈放され、15年ぶりに再会し北京に居住することになる。 昭和62年(1987)、浩死去。 平成6年(1994)溥傑死去。 日本の華族として生まれた、嵯峨浩の一生は大河ドラマを見るようだ。

●・・・・・・・・・・・・・・・・・・昨日(26日)、95歳で亡くなった清朝王族最後の生き残:愛新覚羅顯琦(けんき)は、愛新覚羅一族であるが溥傑とは、遠い遠い親戚と云う関係。



③稲毛浅間神社
・・・・・・・・・・大同3年(808=平安時代の始まり)、現在の富士山本宮浅間大社の分霊を奉斎したのが起源。 広い境内に、社殿は遠く富士山と向かい合う方角に建てられている。 方角はOKでも、マンションなどが建ち、現在は富士山を眺めることはできないと思う? 文治3年(1187=鎌倉時代始め)に建てられた旧社殿は昭和39年(1964)に火災により焼失し、昭和41年(1966)に現社殿が建てられた。 新しい社務所も立派である。・・・・・・・・・・・境内には末社も多く、松林の中に点在しており、全てに手を合わせようとすると、歩行距離、賽銭の額、ともに大変だ!! 

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④稲毛公園
・・・・・・・・・・・稲毛浅間神社に隣接して、黒松林が拡がる「稲毛公園」。 公園内には防風保安林として、たくさんの松が植えられている。 かつてはこの辺りが海辺であったが、今では遠くまで埋め立てられ都市化してしまった。 しかし、黒松林はお見事、綺麗だ!

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・・・・・・・・・・・・・・・公園の一角に「千葉森林管理事務所」がある。 松林が海岸線に伸びる防風林として機能していた時代、松林を見守る必要から管理事務所がここに置かれたと推測できる。

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⑤京成稲毛1号踏切
・・・・・・・・・・・・稲毛公園の東側の小さな踏切。 踏切があると写真を撮りたくなるのです、、、、、(半分、病気かも?)

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