浅草橋~西日暮里
我が家(浅草橋)から、不忍池、谷中を抜けて西日暮里駅まで、1万4千歩、10kの散歩です。
①不忍池・・・・・・・・・・・・・池の中央の弁天堂に至る3本の堤で3分割された池の一つ、一面が蓮で覆われる蓮池は、只今、緑で覆われているが、ピンクの花はまだチョイト早い!
・・・・・・・・・・・・・・不忍池辯天堂・・・・・・・・・・・・天海僧正が琵琶湖竹生島になぞらえ、寛永年間(1624~44)に不忍池に中之島を築き、その地に建立された寛永寺の堂の一つ。 現在の堂は昭和33年(1958)の再建。・・・・・・・・・通勤時間帯は、上野駅から弁天堂経由、東大病院方向へ歩く人が多いね! おじぎもせずに素通りする人が多いこと、『バチ当たりめが!』
・・・・・・・・・・・・・・天龍橋・・・・・・・・・・・上野の山から辨天堂に向かう参道に架かる小さな石橋。 辨天堂を創建した天界僧正は、舟で島と往来することを望み橋は無かったが、僧正が寛永20年(1643)に没すると、寛文10年(1670)に木製の天龍橋が架けられた。 現在の石橋は昭和5年(1930)に架けられた。
②上野東照宮・・・・・・・・・・・・・・元和2年(1616)、危篤の家康を駿府城に見舞った藤堂高虎と天海僧正は、家康の病床に招かれ、三人が一つ所に末永く鎮まるところを作ってほしいという遺言を受けた。 そこで藤堂家の屋敷地であった現在の上野公園に寛永4年(1627)に東照宮を造営した。 現在の権現造の社殿は慶安4年(1651)に徳川家光が改築したものである。 昨年まで社殿の修復工事が行われ、今年から綺麗に修復された社殿が公開されている。・・・・・・・・・・散歩の時間が早く、まだ扉は閉められていた。 残念!
・・・・・・・・・・・・・石灯籠・・・・・・・・・・社殿に向かう参道の両側には、200基以上ある石灯籠が並んでいる。
・・・・・・・・・・・・・・旧寛永寺五重塔・・・・・・・・・・・石灯籠の後ろに、柵を隔て五重塔が見える。 寛永8年(1631)建立の初代寛永寺五重塔は寛永16年(1639)に焼失した。 その直後、ただちに下総・古河城主:土井利勝によって再建された塔が現存している。 ただし現在、塔は上野動物園の敷地内にあり、東京都の所有物となっている。 シカの檻の近くにあるので、シカと心得よ!
・・・・・・・・・・・・・・几号水準点・・・・・・・・・不忍池から東照宮へ向かう石段の上り口に、崩れそうなチョイト危なっかしい鳥居が建っている。 その鳥居の足下(写真の赤○)に、明治時代の水準測量のポイントである几号水準点が埋められている。 人の知らない物を発見したような気持ちで、写真に収めてきた。(ナイショにしておきたいね!)
③旧忍旅館・・・・・・・・・・・・池之端3丁目に建つ元旅館、現在は個人住宅。 昭和4年(1929)に建てられた、木造3階+搭屋、モルタル塗りの建物は、一見石造りに見える。 各階の窓廻り、柱のデザインはバツグン!
④六龍鉱泉・・・・・・・・・・・象の鳴声が聞こえてきそうな動物園裏の、路地の奥にある老舗銭湯。 昭和6年(1931)に開業した銭湯で、建物は当時のまま。・・・・・・・・・・・残念だが、私は入浴したことがないので、湯加減は解らないが、人の話だと熱いらしい。
⑤清水坂の煉瓦蔵・・・・・・・・・・動物園裏の池之端4丁目にある清水坂、そこに煉瓦造りの蔵がある。 以前から何に使われているのか謎であったが、なんと煉瓦を残しギャラリー風に改装されていた、しかし今だに何に使われているのか不明。
⑥護国院・・・・・・・・・・・藝大と上野高校の間に、寛永寺の子院:護国院がある。 寛永元年(1624)に、現:東京国立博物館の近くに開創し、宝永6年(1709)に現在地に移転した。 谷中七福神 (大黒天)が祀られている。
・・・・・・・・・・・・・・・護国院の庫裏・・・・・・・・・・昭和2年(1927)に建てられた、木造平屋一部2階建の建物。 建築家:岡田信一郎が手がけた数少ない和風建築のひとつとして貴重である。 国登録有形文化財。
⑦IW邸・・・・・・・・・・・・池之端4丁目の下見板張りの、チョイトれきしのありそうな建物。 隣りの木造平屋の和風住宅とは棟続きである。
⑧玉林寺横の細い裏道・・・・・・・・・・・・谷中1丁目に元横綱:千代の富士の像がある曹洞宗の玉林寺がある。 この寺の参道から細い裏道が、折れ曲がり150m程続く、、、、、、、、、、、二人で手をつなぎ、愛を語り、散歩する道だ!
・・・・・・・・・・・・・本堂を正面に参道を進み、右側の塀沿いに曲がる
・・・・・・・・・・・・・裏道の中央に大木が点在する、車も入れぬ道が続く、、、、、、
・・・・・・・・・・・・・一瞬、行止まりかと思うが、チャンと住宅が建ち、外灯もある、、、、、、
・・・・・・・・・・・・・・ナント! 道は続く、、、、、、、
・・・・・・・・・・・・・『だいぶ奥に入ってきたな』と思ったら、正面に階段が現われた、、、、、、
・・・・・・・・・・・・・階段の右には井戸、左には頭の折れたコンクリート製の外灯の残骸が、、、、、
・・・・・・・・・・・・・・階段を上り、裏道は続く、一折れ、二折れすると、、、、、
⑨谷中のランドマーク・・・・・・・・・・・寺町谷中の風情を感じるスポット。 高さ20m程のヒマラヤスギと、その木を育ててきた「みかどパン」の店。
・・・・・・・・・・・・・蓮華寺・・・・・・・・・・・ヒマラヤスギの向かいには、寛永7年(1630)に創建された日蓮宗寺の蓮華寺がある。
・・・・・・・・・・・・・大名時計博物館・・・・・・・・・・こちらもすぐ近く! まだ、開館前でした。
●・・・・・・・・・・・・・・この後、寺町谷中の裏道を徘徊して西日暮里に出た。
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