亀島川
今日も暑い中を所用で京橋まで行ってきた。 用事も済み、散歩と思ったが、もう一花咲かせたいので、まだ熱中症で死にたくない! ここは、安全策で我が家へ、素直に帰宅した。 でも、夕方には散歩虫が、ムズムズと動きだし、亀島川を歩いてきた。
『お江戸日本橋』の架かる日本橋川が隅田川に注ぐ500m程手前で、日本橋川から分岐し、四角い形の現在の中央区新川地区(かつての霊岸島、新川、越前掘の3地区)の2辺に沿い流れ、隅田川に合流する約1.1km程の川が「亀島川」である。 亀島川が日本橋川からの分岐する部分には日本橋水門があり、隅田川に合流する位置に亀島川水門がある。 水門に囲まれた亀島川には、霊岸橋、新亀島橋、亀島橋、高橋、南高橋の5橋がある。
①日本橋水門・・・・・・・・・・・昭和46年(1971)に竣工した、長さ30m、高さ8.1m、鋼製単葉ローラーゲート形式の水門。
・・・・・・・・・・・・・・写真の右から左へ流れる日本橋川、亀島川は日本橋水門をくぐり流れていく。
・・・・・・・・・・・・・・霊岸橋から眺める日本橋水門、、、、、、武骨で、丈夫そう!
②霊岸橋 ・・・・・・・・・・・・日本橋水門の隣に架かる橋で、橋上は「永代通り」。 江戸初期(寛永年間?)に初めて架けられたと思われる。 当時、霊巌上人が江戸八丁堀を陸地にし、そこに霊巌寺というお寺を建て、この地を霊巌島(霊岸島)と呼ぶようになった。 霊巌寺は明暦の大火後に深川に移転した。・・・・・・・・・現在の橋は昭和60年(1985)の竣工。
・・・・・・・・・・・・・・霊岸橋から下流、新亀島橋方向を眺める
・・・・・・・・・・・・・・・第2井上ビル・・・・・・・・・・亀島川のほとりに建つ、昭和2年(1927)竣工の古いビル。 映画のワンシーンとなるような、昭和レトロのビルにはギャラリーなどが入居し、建物も、使い方も、アートだ!
③新亀島橋 ・・・・・・・・・・現橋は平成7年(1995)に架けられた。
④亀島橋・・・・・・・・・・こちらは、平成14年(2002)に架け替えられた。 橋上の道は東京駅八重洲口正面に繋がっている。
・・・・・・・・・・・・・・亀島橋から上流、新亀島橋を眺める
・・・・・・・・・・・・・・下流、高橋の方向を眺めると、先には佃島の超高層ビルが見える
・・・・・・・・・・・・・・橋の西詰め八丁堀側に、赤穂義士の堀部安兵衛武庸(ほりべやすべえたけつね)之碑がある。 安兵衛(1671~1703)は、当時、水谷町(現在の八丁堀1丁目)に居住していたそうだ。 東京駅から徒歩15分程の処で、場所的には通勤に便利だ! 安兵衛は通勤していたのかな?
⑤高橋・・・・・・・・・・・・派手なライトアップの高橋は、昭和59年(1984)の架橋。 橋の際には、JR京葉線の八丁堀駅(地下)入口がある。
・・・・・・・・・・・・・・・高橋の親柱。 奥にチラリと見える橋は南高橋。
⑥南高橋・・・・・・・・・・・・明治37年(1904)に架けられた両国橋の中央径間が転用され、昭和7年(1932)に架けられた震災復興橋の南高橋。
・・・・・・・・・・・・・・・南高橋から眺める上流、高橋の方角
⑦亀島川水門・・・・・・・・・・・・・高潮・津波に備えた防潮水門として、昭和43年(1968)に完成した、鋼製単葉ローラーゲート形式の水門。
・・・・・・・・・・・・・水門を抜けると、そこは隅田川
・・・・・・・・・・・・・・隅田川の方から水門を見る
・・・・・・・・・・・・・合流点から、隅田川の下流、佃島方向を眺める
・・・・・・・・・・・・・・・・霊岸島検潮所・・・・・・・・・・川の中に建つオブジェのような検潮所