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2015年2月 1日 (日)

江戸川~京成小岩

『今日は寒いよ』と妻の声。 『寒さがなんの、俺は男だ!』と家を出た。 京成本線江戸川駅で下車し、土手にあがってみた、『寒い、寒い、帽子はとびそう、来なきゃよかった! 帰りたい!』、、、、、、、、元気づけに、一曲、吉永小百合に抱かれている気持ちで、、、、、♪♪北風吹きぬく 寒い朝も カイロひとつで暖かくなる 毛玉がいっぱい正ちゃん帽を 白髪頭にかぶって今日も ああ 北風の中で鍛えよ足を 北風の中鍛えよ足を♪♪

江戸川駅から京成小岩駅まで、9千歩、7㎞のやせ我慢の散歩。


江戸川駅
・・・・・・・・・・大正元年(1912)11月3日、京成電鉄初の開業区間として、押上~伊与田(現:江戸川)が開通した。 開業当時は終着駅で、ここから渡し船で江戸川をこえて対岸の国府台へ向かった。 当時の駅名「伊与田」とは、江戸時代からの村名である。 明治時代には小岩村に編入し、昭和13年(1938)になると江戸川区小岩町となり、現在は江戸川区北小岩と変わった。

・・・・・・・・・・・・・乗降客が少なく“チョイと寂しい”、いやいや“大いに寂しい”、たった一か所の高架下改札口。 

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・・・・・・・・・・・・・・ホームから見ると目の先に、江戸川橋梁が見える。、、、、、今日は、ホームに降り立って、寒さを感じる運命に!

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②京成電鉄江戸川橋梁
・・・・・・・・・・昭和54年(1979)に完成した現在の橋梁。 橋長は433.2mの下路ワーレントラス橋。・・・・・・・・・・初代の橋梁は、大正3年(1914)に完成し、伊与田~市川新田(現:市川真間)間が開通した。 工事は全長226mにおよぶ大工事で、鉄道連隊の支援を得て完成した。・・・・・・・・・土手の上で鼻水を拭いたティシュが、北風の支援を得て吹っ飛び、蝶のように舞った。 華麗な舞で見とれていたが、拾うこともできず、江戸川を汚してしまった、ゴメン!

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③北野神社
・・・・・・・・・・江戸川駅近く、旧伊予田村(現:北小岩3・4丁目)の鎮守。 江戸時代に、この地にあった稲荷神社と北野神社を、明治42年(1909)に合祀し、さらに昭和39年(1964)には近くにあった須賀神社も合祀した。 現在は祭神として、稲荷神社の倉稲魂命、北野神社の菅原道真、須賀神社の素戔鳴尊の三柱を祀っている。 

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④光ヶ嶽観音堂
・・・・・・・・・・・・北小岩4丁目の光ヶ嶽(てるがたけ)観音堂には弘法大師作という、一寸八分(約5.5cm)の小金像の光ケ嶽観音が祀られている。 小さいのは、室町時代の武将:里見義豊、義俊が守り本尊として常に甲胄の中に入れて戦場に出たものといわれている。 以来、地元になじみ深い観音堂として信仰の対象となっていた。 観音堂は、平成19年(2007)に再建された。 堂内には、小さな像が安置されていた。 これは、果たして、黄金の観音様か? レプリカか? 案外、粘土細工かも?

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⑤真光院
・・・・・・・・・・・真言宗豊山派で稲荷山遍照寺と号し、慶長7年(1602)に東小岩の善養寺末として開山したした寺。 昭和47年(1972)に萱葺きの本堂を、鉄筋コンクリート造に建て替えた。 萱葺きの本堂を残しておいて欲しかったね!

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・・・・・・・・・・・・・・この寺の付近には、小岩村の時代の土の匂いが残っている。 農家らしき建物。 街道・農道らしき駅前に続く通り。

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⑥小岩田天祖神社
・・・・・・・・・江戸川の土手沿い(北小岩4丁目・7丁目)には寺社が点在している。 この神社は、天正年間(1573~1592)の創建といわれ、祭神に天照大御神を祀っている。 現社殿は文政10年(1827)に再建された。・・・・・・・・風が強い中、社殿の扉が開いており、賽銭が飛んでこないか心配したが、飛ぶものも無いようだ!

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⑦江戸川土手
・・・・・・・・・・・寒い強風の中、勇気をもって、再び土手の上に出てみた。 江戸川の向こう正面には国府台のが見え、右に和洋女子大の校舎が、左には栗山浄水場配水塔 がチラリと見えるのだが、写真では小さくて見えないかも。

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・・・・・・・・・・・・・土手から都心方向を見ると、スカイツリーと富士山が、強風で揺れていた?(私の身体が揺れていた)
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⑧正真寺
・・・・・・・・・・・北小岩7丁目の、真言宗豊山派に属する神明山西光院正真寺。慶長6年(1601)に、国府台合戦の戦場となったこの地に堂が建てられたのを起源とする。 現在の本堂は唐破風様式の鉄筋コンクリート建で昭和43年(1968)に新築した。

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⑨唐泉寺
・・・・・・・・・またの名を「江戸川不動尊」と称する、真言宗の寺。 ここの、現住職は愛娘を急性白血病で失ったのを機に、世の無常を感じ、脱サラをして出家した。京都随心院で得度、修行後、全国各地を乞食行脚。 そして、当時無住であった唐泉寺を再興した。 また、住職自身も咽頭に腫瘍が発生したが、ハーレーダビッドソンにまたがり、西国三十三箇所の巡拝にでかけた。 すると腫瘍は消滅したので、以後、“ガン封じ”を標榜することになったそうだ。・・・・・・・・・・病気なら、私も負けない。 三年前、後頭部に悪性腫瘍ができ、美人の女医さんに手術してもらった。 一昨年は、鐘ヶ淵の踏切で転び右肩脱臼、お目目パチクリの美人看護婦のいる病院で診てもらう。 昨年は、大動脈解離で腹を切り、日替わりの若い看護士さんにお世話になる。 全て治ったので、私も“口封じ”を標榜して観音様と弁天様を御本尊とする寺を建てるかな?

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⑩千代田通り商店街
・・・・・・・・・・身体もだいぶ冷えてきた、お茶でも買いたいが、周辺にはコンビニもないようだ、喫茶店はもちろんなし、『ヨシ、帰るか』と思いきや、目の前に『ちよだもーる』と表示した道幅の狭い商店街が出現! ここは、葛飾区鎌倉4丁目なり、葛飾区の一部が、江戸川区北小岩に出っ張ったところにある商店街だ。 オイオイ!店が開いてるぞ、これから開店の店もあるけど。 とりあえず、ホットを買って、ホッとした。・・・・・・・・小さな、商店街だが約50店舗程の店が並ぶ、活気ある商店街に見えた。 

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⑪大珠院
・・・・・・・・・・・葛飾区鎌倉4丁目、寛永3年(1626)に創建された寺。 明治維新のとき廃寺同様となったが、その後再建されて現在に至っている。 境内に八代将軍吉宗の第2子徳川宗武(1715-71)が側室のために建てた宝篋印塔がある。 寺は宗武家の隠居寺であったといわれている。 今も、廃寺のような佇まいの寺で、本堂というより、農家の母屋だね。

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⑫京成踏切
・・・・・・・・・・・・・冷えて、お茶を飲み、時間が経って、、、、、、その結果は、『我慢できない、漏らしそう!』、、、、、、急げ、どこぞへ!、、、、、、この近くで、確実なのは「京成小岩駅」、、、、、、、『ヨシ、はや足で』

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⑬京成小岩駅
・・・・・・・・・・・写真を撮る余裕はあったが、改札を入り目的地に一直線!

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●・・・・・・・・・・・・・・駅で処置するとき、寒さと苦しさに耐えて、ブル・ブルとし、その後ホッとした。 寒い日の散歩はくれぐれも御注意を!

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