赤羽~王子
赤羽駅からJR沿いに歩いて王子駅までの散歩です。 今日は万歩計がトラブリ、歩数計測不能となった。
①キャバレー「ハリウッド」・・・・・・・・・赤羽駅 東口の閑散とした飲食店街で、「グランドキャバレー ハリウッド」の看板が目に飛び込んできた。 おお、すっかり忘れてしまった、昭和40年代の懐かしの社交場だ。・・・・・・・50年程前は、仕事を終えると“打上げ”だ、“上棟”だ、理由は何でもいい、『飲みに行くぞ!』、、、、まずは、料理屋へ、二次会はキャバレーへ、そして店の娘とナイトクラブへ、てな時代であった。 当時のキャバレー、「ハリウッド」、「ハワイ」、「杯一」、「クインビー」、「ウルワシ」、「ミカド」、「ニューチャイナ」、「日の丸」など、店の名前を、ドンドン、ゾロゾロ、スラスラと思い出すね!(まだボケていないぞ!)・・・・・・・・昭和40年代の健康的な“踊るキャバレー”が、昭和50年代には踊りはディスコ、キャバレーは“キャバクラ”、“ピンサロ”と変身し、品行方正な私の足も遠のいた。・・・・・・・・「ハリウッド」のオーナーは“知る人ぞ知る”、、、、終戦と同時に銀座のキャバレーで働き、昭和30年代に独立しキャバレーのオーナーとして“キャバレー王”、“キャバレー太郎”の名を馳せた福富太郎である。
・・・・・・・・・・・・・今でも 『飲んで! 歌って! 踊って! 華やかなショー』 オ・ト・ナの憩いと癒しの場、安心してお遊び戴ける唯一の社交場として営業している。 店の前には連日のショーの案内が貼られていた。 懐かしい50年前の雰囲気が残っているようだ、今度は夜の散歩で来たくなったね、、、、、
②路地裏のアパート・・・・・・・・・・赤羽南にあった、どこにでもありそうなアパートだ。 でも何となく、懐かしさを感じる雰囲気がある。 土のアプローチには、草が生え、植木鉢を粉々にした素焼きの破片が撒かれ、建物の中は薄暗い板張りの廊下、壁には関係者以外の入室禁止のボロボロになった注意書きが貼られている、、、、、、
③3代前の蔵・・・・・・・・・・・・東十条5丁目にあった、3代前が建てたらしい。(ご近所の話だがね!) 昭和初期の建築か? 裏側から見る蔵もいいね!
④FJ邸・・・・・・・・・・・・東十条5丁目の住宅。 競って玄関わきに洋風の応接間を造った、戦前の名残りかな、、、、、、今は物置?
⑤平和橋・・・・・・・・・・・・北区中十条と東十条に架かり、下にはJR在来線、上には新幹線が走り、橋上は「環七通り」の橋。 昭和26年(1951)に完成した、主桁と橋脚を剛結合したラーメン橋(ラーメン屋とは無関係、ラーメンは独語の「骨組み」)。
⑥KW邸・・・・・・・・・・・中十条の銅板建築。 緑青色となった銅板がキレイだ! また左奥の木造押縁下見の造りもいいね。
⑦元料亭?・・・・・・・・・・東十条駅北口近くの建物。 以前から気になっているだが、私には、いまだに解決しない疑問、『元料亭の建物? 建築年代は?』
⑧富士神社(十条富士塚)・・・・・・・中十条2丁目、もとは古墳であったところを、江戸時代に富士塚とし信仰した。 明治14年(1881)には鳥居・頂上の祠などを整備し、今では、富士山の溶岩が配され、中腹には小御岳神社の祠もある。 世界遺産になった富士山にあやかり、高さ6m程、30歩で山頂に立てる、高齢者登山の穴場かも? 遭難しないように注意して!
⑨中十条から岸町へ下る階段・・・・・・・・・・東京の西に広がる武蔵野台地、その台地が東北本線の西側で崖となってJRの線路側に下っている。 崖上から下る坂・階段が東十条~王子間に多く点在する。 その一つ、中十条1丁目から岸町2丁目に下る階段は、結構長い!
・・・・・・・・・・・・下りのスタート地点
・・・・・・・・・・・・・正面に住宅があり、その後ろには新幹線の高架橋が見える。
・・・・・・・・・・・・階段は住宅の前で右折し、さらに下る。 リズムよく、ポンポンと下ると腸も飛び跳ね調子よく、“下りそう”になるから御注意を!
・・・・・・・・・・・・階段の正面には反対側から下ってくる坂道が見える。
・・・・・・・・・・・・階段と坂が一体となり、さらに坂が続く。 坂の正面が終点だ!
⑩ちんちん山トンネル・・・・・・・・・「南橋大橋」という陸橋の高架下に「ちんちん山トンネル」のポータル部分の石組みが残されている。 戦時中のこの辺りは、板橋火薬製造所と十条兵器製造所を結ぶ軍用列車の線路が、縦横に敷かれており、小型電車がチンチンと鐘を鳴らして走っていた。 その鉄道トンネルが現:南橋大橋のところにあったので、トンネルの出入口部分の石積みが残されている。 トンネル上部中央には東京砲兵工廠のマークが組み込まれている。
⑪名主の滝公園・・・・・・・・・・嘉永年間(1848~1854、=江戸時代)に王子村の名主が屋敷内に滝を作り、一般に開放したのが始まり。 園内には複数の滝があり、全体的には渓谷の中を歩くような配置となっている。 現在は区立公園となっており、敷地内には老人憩いの家もあり、お爺さん、お婆さんには喜ばれているかも?
⑫王子稲荷神社・・・・・・・・・人を化かす女狐がかえって人に化かされる顛末を描いた、落語「王子の狐」で有名な神社。 また、私は見たことないが、大みそかの夜には狐の行列もあり、これまた必見の行事らしい。 私は、よく、お稲荷さん詣でをするが、まだ女狐にだまされたことがないので、一度経験してみたいものである。(我が家の女狐には、よくだまされるけどね。)・・・・・・・・・・治承4年(1180)以前の平安時代に創建された。 現在の社殿は文政5年(1822)の建立である。
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