荻窪~西荻窪
やっと、青空の下で散歩をすることができた。 荻窪駅から西荻窪駅まで、杉並区の住宅をキョロキョロ拝見しながらの散歩でした。 1万1千歩、8km。
①荻窪駅西口・・・・・・・・・・明治24年(1891)に甲武鉄道の駅として開業。 開業時の出入口は現在の南口だけである。 昭和2年(1927)には北口が設けられた。 昭和35年(1960)には、駅の西側に南北を連絡する跨線橋が設置された。 西口改札はこの跨線橋の上にある。
・・・・・・・・・・・跨線橋上の西口改札を出て、駅南側道路と出てくる
・・・・・・・・・・・・・西口改札は、古レールで組んだ小屋組みが残されていいる。 年代不詳であるが、戦前に組まれたものか?
②南荻窪の住宅・・・・・・・・・・・荻窪駅の南西、杉並区南荻窪・西荻南の一帯は、田園調布のような豪華さは無いが、落ち着いた高級住宅街である。 この町には震災後に建てられた近代建築が各所に残っている。
・・・・・・・・・・・・・KT邸・・・・・・・・・・可愛い玄関灯のある木造住宅
・・・・・・・・・・・・YN邸・・・・・・・・・・・現在は空き家となっているが、塀の一部をあけ、ショーウィンドがあったようだ。 質流れ品を飾った元質屋かも?(私の推測)
・・・・・・・・・・・・・・シュロの木が1本ある住宅・・・・・・・・戦前の建築と推定したが、その答えは、、、、?
・・・・・・・・・・・・・MR邸・・・・・・・・・・チョイとメルヘンチックな洋館風建築(年代不詳)
・・・・・・・・・・・・・YN邸・・・・・・・・・・丸窓と暖炉の煙突が印象的な和洋折衷住宅は、昭和12年(1937)に建てられた。 約80年経過した今でも、綺麗な状態で使われており、素晴らしい建物だ。
・・・・・・・・・・・・・・古宇田邸・・・・・・・・・・・切妻の大屋根が特徴的な洋館風住宅。 昭和2年(1927)の建築。 国の登録有形文化財。
・・・・・・・・・・・・・IS邸・・・・・・・・・・・・・昭和13年(1938)に建てられた、片流れのような屋根と正面の開口部が特徴的な洋館風住宅。 この建物もよく手入れされているようで、状態はいいようだ。
③日本イエス・キリスト教団 荻窪栄光教会・・・・・・・・・・・数年ぶりに立ち寄ってみたら、昨年新しい教会が完成したそうだ。 モダンだね!
・・・・・・・・・・・・・・4年前の同教会、昭和41年の建築だが“教会らしさ”がプンプンしていた。
④神明天祖神社・・・・・・・・・・・創建年代は不詳だが、天正12年(1584)に検地した際に、草叢の中に小さな社があったらしい、これが神社の基となった。 ほんとかな?、いずれにせよ、古い神社ということだ。 現社殿は昭和53年(1978)の改築で、鋼板茸鉄筋コンクリート造。 現境内は1850坪あり、かなりの広さがある。 チョイと欲を言えば、緑を増やして、憩いの場にしてほしいね。
⑤西荻南の住宅・・・・・・・・・・・・・・・・JR西荻窪駅の南東側:杉並区西荻南に建つ住宅、、、、、
・・・・・・・・・・・・・・IK邸・・・・・・・・・・・庭木の後ろに洋館風の住宅が建つているのだが、よく見えず残念。 赤と緑のステンドグラスの窓がチラリと見え、建物の全容が気になる住宅だ!
・・・・・・・・・・・・・SG邸・・・・・・・・・・・押縁下見の木造住宅で、玄関先に可愛らしい洋室風の部屋がついている。
・・・・・・・・・・・・ギャラリーMADO・・・・・・・・・西荻窪駅の近く、昭和13年(1938)に建てられた、チョッピリ洋風の混じった住宅。 数年前は小さなギャラリーとして使用されていたが、今日は施錠されていた。
⑥西荻デパート・・・・・・・・西荻窪駅近く、昭和12年(1937)に建てられた、“デパート”という名の商店。 建物はL型になって、両端が道路に面し入口となっている。 看板を見ると6店舗あるはずだが、肉屋、魚屋はなかったね! 奥には、絵と写真が飾られ、洋品店の店主曰く『ギャラリー』とのこと。
⑦西荻窪駅・・・・・・・・・・・・大正11年(1922)に、井荻村の村長が誘致運動を起こし、開業したと言われている。 昭和44年(1969)には、駅は高架となり、中央・総武線(各駅停車)と地下鉄東西線直通電車が荻窪から三鷹まで延長された。