赤羽~浮間舟渡
JR赤羽駅から、埼京線沿いに、2駅先の浮間舟渡駅まで、1万歩、7㎞の散歩です。
①赤羽駅・・・・・・・・・・・明治16年(1883)、日本鉄道により上野~熊谷間が開通。 この時点では赤羽駅はできておらず、素通りである。 2年後の明治18年(1885)3月1日に現在の埼京線のルート(以前は赤羽線とも呼ばれていた)で品川駅に至る分岐線を開通するのに合わせ、分岐駅として赤羽駅が誕生した。 昨日が開業130周年にあたる。 東京駅の100周年より長い! ちなみに、大宮、桶川、吹上の各駅も3月1日で開業130周年である。
②赤羽八幡神社・・・・・・・・・・・赤羽駅から高架橋沿いに北へ600m程向かうと赤羽八幡神社がある。 神社の創建は不詳であるが、延暦期中(782-806)に坂上田村麻呂が東征の際に当地に陣を敷き祭神を勧請したのにはじまるといわれている。 神社は東北本線と新幹線・埼京線が二又に分かれる、間の位置にある。
・・・・・・・・・・・・・神社は武蔵野台地の東北端に位置し、標高20m程の小高い山にあり、境内の下を新幹線・埼京線の「赤羽台トンネル」がある。 トンネルは総延長585mの複々線トンネルで、昭和59年(1984)に完成し、翌年の東北新幹線上野乗り入れとなった。 ところで、トンネルのルート上に、八幡神社と隣には星美学園、国立王子病院(現:東京北医療センター)、住宅などがあり、騒音・振動など対策として厳しい条件が求められたそうだ。・・・・・・・・・・注:「赤羽台トンネル」は、同名の道路トンネルもある。
③師団坂・・・・・・・・・・赤羽台トンネルに並行して坂道がある。 この坂を「師団坂」と称している。 坂の上に、旧陸軍の近衛師団と第一師団に所属した2つの工兵大隊があった。 明治20年(1887)、これらの工兵大隊が現在の千代田区丸の内1丁目から北区赤羽台4丁目に移ってきたので、この坂はつくられた。 2つの工兵大隊の跡地には、現在、星美学園と東京北医療センターがある。
・・・・・・・・・・・・・・坂の上の星美学園。 私の“苦手な”女子高・女子大などがある。
・・・・・・・・・・・・・・近衛師団跡地に建つ東京北医療センター。
・・・・・・・・・・・・・・病院前の調剤薬局では、ピンクのラビットが手をあげて、客を呼んでいる。 これで、ツカツカと入っていくのは子供だね、可愛いバニーガールなら、私がフラフラと入っていくかも!
④諏訪神社・・・・・・・・・・北区赤羽北に鎮座する神社。 応永3年(1396、=室町時代)の創建らしい。
⑤北赤羽駅・・・・・・・・・昭和60年(1985)、国鉄時代に開業した埼京線の駅。 島式ホーム1面2線の高架駅で、ホームは新河岸川上にあり、改札口は川を挟んで赤羽寄りに「赤羽口」、大宮寄りに「浮間口」の2カ所がある。 駅が川の真上に在る、珍しい“河川橋上駅”の一つで、当駅のほかには、都営新宿線の東大島駅 、兵庫県の阪神電鉄武庫川駅、高知県の土佐北側駅ぐらいしかない。 この手の駅では、改札を間違えて出ると、『さあ~、大変、川を渡らないと』、、、、近くに橋があればいいがね!、、、、北赤羽駅はすぐ横に浮間橋がある。『ラッキー!』
・・・・・・・・・・・・・・・・赤羽口・・・・・・・高架上は新幹線と埼京線の上下4線が走る。
・・・・・・・・・・・・・・新河岸川に架かる浮間橋(手前のトラス橋)とその後ろの長~い北赤羽駅
・・・・・・・・・・・・・・浮間橋・・・・・・・・・駅に寄り添って架かっている。 現橋は昭和59年(1984)に竣工した。
⑥荒川・・・・・・・・・・・浮間1丁目の土手にあがり、対岸の川口市を拝見!
・・・・・・・・・・・・・振り返ると富士山、スカイツリーが見えた! 写真の大きさで、富士山の方が近くに見える、、、、こりゃ、また、失礼!
⑦氷川神社・・・・・・・・・・浮間2丁目の氷川神社。 創建年代は不詳。 明治40年(1907)、村内にあった第六天社、御嶽社、稲荷社、八王子社、猿田彦社を合併合祀した。 大同合併か?
⑧浮間公園・・・・・・・・・・・浮間舟渡駅から荒川に方向に細長の公園は、駅・公園・荒川を貫く中央線が区境となっている。 東側が北区、西側が板橋区である。 元は荒川が流れていたが、大正から昭和にかけての河川改修で一部が池になったそうだ。 昭和42年(1967)に浮間公園が開設された。 大きな池だ、数人の釣り人もいた、何が釣れるやら?
⑨浮間舟渡駅・・・・・・・・・・北区浮間と板橋区舟渡にまたがる駅。 昭和60年(1985)に埼京線の駅として開業。 島式ホーム1面2線の高架駅。 ホームからは隣に並走する新幹線が良く見える。・・・・・・・・・会社勤めの頃、東北方面へ出張した帰り、夜、大宮を過ぎるとマンション・団地の明りが灯る夜景の中に、浮間舟渡駅の駅名が見え、『あ、もうすぐ上野だ、帰ってきたぞ!』と思う、私には旅の終わりを告げた駅である。
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