堀切菖蒲園~四ツ木
京成本線堀切菖蒲園駅から、京成押上線四ツ木駅まで、1万1千歩、9kmの散歩です。
①堀切菖蒲園駅・・・・・・・・・・昭和6年(1931)、京成本線(上野線)の日暮里~青砥間開業時に合わせて堀切菖蒲園駅が開業した。 相対式ホーム2面2線の高架駅。・・・・・・・・・・・地名の「堀切」と堀切菖蒲園駅は荒川の東側(左岸)葛飾区にある。 東武伊勢崎線の「堀切」駅は西側(右岸)の足立区にある。 これは、大正12年(1923)の荒川放水路掘削にともない、東武伊勢崎線のルートと堀切駅を足立区側に寄せたためである。・・・・・・・・・・・6月、菖蒲の時期には堀切菖蒲園 の最寄駅として活気づく。
②旧堀切文化映画劇場・・・・・・・・・戦後の最盛期(昭和30年代)、堀切には堀切文化映画劇場、堀切映画劇場、堀切世界館、堀切日本館、堀切シネマ、堀切名画座と映画館が6館もあった。 もちろん、現在営業中の映画館は1軒もない。・・・・・・・・現在、堀切駅の南側一帯は「クローバー商店街」と称しているが、飲み屋が並ぶその一画に、堀切文化映画劇場があった。 昭和50年前後に閉館したらしいが、映画館の建物は残り、外壁にはかすかに「文映」の文字が読める。
・・・・・・・・・・・・・・・映画館があった周辺は、静かに飲み屋が並んでいる。
③天祖神社・・・・・・・・・・旧堀切文化映画劇場の建物の裏手には、永禄3年(1560)に勧請した、旧堀切村の鎮守さま天祖神社がある。 現社殿は昭和41年(1966)の造営。
④チョイと洋風の部屋を増築しました・・・・・・・・堀切3丁目にて御対面! 戦前の造りかな?
⑤妙源寺・・・・・・・・・・・堀切3丁目、日蓮宗の正覚山妙源寺。 妙源寺は、嘉元2年(1304)、または建武年中(1334-36)に、創建されたと伝えられている。 関東大震災後の大正15年(1926)、墨田区本所の地から、現在地へ移転した。、、、、、、かつては、大名・儒者・歌舞伎役者の菩提寺として栄えたらしい。 広い墓地には、幕府昌平坂学問所の教官安積艮斎・東条一堂・大名六郷家・歌舞伎役者森田勘弥・河原崎権十郎歴代等の墓がある。
⑥極楽寺・・・・・・・・・・堀切2丁目の真言宗豊山派の寺。 極楽寺は、医王山薬王院と号し、宝徳元年(1449)の創建である。 本堂・薬師堂は、素朴な感じで建っているが、チョイと劣化してきたようだ、そろそろ補修を検討しては、、、、、、
・・・・・・・・・堀切菖蒲園近くにあり、門前の疣取り(いぼとり)地蔵は有名で、今日も若い女性が地蔵さまを擦り、手を合わせていた。 擦られすぎて、どこが顔やら、手足やら! 話をきいたら、イボだけでなく、皮膚病、アトピーにも御利益が期待できるそうだ!
●・・・・・・・・・・・・・・この後、葛飾区四つ木の「四つ木白髭神社」、「西光寺」に立ち寄り、四ツ木駅へ
⑦四つ木の灸・・・・・・・・・・・・四ツ木駅の北側に、お灸では超有名な「四つ木の灸」がある。 昭和6年(1931)より家傅のツボを用い昔からの打膿灸をはじめ、温灸、小灸、鍼の治療をしている。 木造のそれらしき格調ある建物だ!・・・・・・・・・打膿灸(だのうきゅう)とは、艾(もぐさ)でツボを焼き膏薬で患部を化膿させ膿とともに体内の毒素を排出させる治療で、うち終えた後は火傷のヒリヒリ感と、心地よい眠気が生じ、気持ちがいいものらしい。 落語の「我慢灸」を実践するのだ! 今の時代、打膿灸をやる鍼灸院は少ないらしい。 私は、灸も鍼も経験したことはなく、一度試してみたいものだが、どちらも実践するには勇気がいるね!
⑧オヤ、西武鉄道の車両か?・・・・・・・・・・・京成線を走るのは、京成の車両か、北総鉄道の車両か、都営地下鉄の車両か、そして「赤い電車」でおなじみの京浜急行電鉄の車両のいずれかである。 四ツ木駅で、1000形電車の特別塗装車両「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN(京急イエローハッピートレイン)」に遭遇した。 1編成だけの、「幸せの黄色い電車」と言われ、塗装は黄色一色。 昨年5月1日より3年間運行される予定のです。 何回か、遭遇し乗車したが、写真に収めたのは今日が最初!、、、、、、チョイと見には、西武鉄道の黄色の車両のようだ、、、、、乗車したら、内部の広告は西武沿線のPRだたけ。、、、、、、「京急に 乗って行先 秩父かな?」
・・・・・・・・・・・・・・・・参考に、本来の赤い1000形電車