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2015年6月15日 (月)

氷川台~江古田

今日は、飯田橋駅から有楽町線に乗り、さて、どこで下車しようか?、、、、私にはなんの思い出も、話題もない、氷川台“駅”で下車してみた。、、、、地下鉄有楽町線氷川台駅から西武池袋線江古田駅まで、1万歩、8kmの散歩です。


①氷川台駅
・・・・・・・・昭和58年(1983)、営団地下鉄有楽町線の池袋~成増間開業時に、氷川台駅は開業した。

・・・・・・・・・・・・「氷川台」なる駅があることは承知していたが、東京に住んでいて、開業後32年経ち、初めて下車した駅。 多少、ワクワクしてホームに降りたが、「なんだ、他の駅とあまり変わらないね。」、、、、、チョイと、落胆!

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・・・・・・・・・・・・・・改札口は地下1階に1か所のみ。

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・・・・・・・・・・・・・・出入口は2か所。 出入口の真ん前には、屋台村がある。、、、、夜は提灯も灯り、地下鉄から上ってくるサラリーマンを迎える店だ!

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②正久保橋
・・・・・・・・・・・氷川台駅の出入口は、正久保橋(まさくぼはし)際に位置している。 石神井川に架かる、現在の正久保橋は昭和58年(1983)に架け替えられたコンクリート桁の橋である。 橋上を通るは、「正久保通り」(都道441号)。 この道を南下すると、江古田駅に達する。

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③桜台の裏道
・・・・・・・・・環七通りにぶつかる桜台駅付近まで、正久保通り(練馬区桜台3丁目)の裏道を歩いてみた。、、、、一般の住宅、アパートが静かに建ち並ぶ住宅街。

・・・・・・・・・・・・・・正久保通り、、、、、、車は少ない、見て楽しいものもなさそうだ。

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・・・・・・・・・・・・・チョイと裏道に入ってみた、、、、超大金持ちも、芸能人も住んでいないような住宅街。

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・・・・・・・・・・・・・・出たところは環七通り、、、、、『あっ! 新桜台駅だ!』、駅を見て2年前に歩いた道を思い出す。

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④茅原浅間神社
・・・・・・・・・・江古田駅の北側に、茅原(かやはら)浅間神社がある。 創建年代不詳。 社伝によると、、、、承平元年(931、=朱雀天皇の時代)、夏山の茅原浅間に雪が降り、山の姿がいかにも富士山に似ていた。 村人たちが登ったところ、御神体と思われる石があり、これを拝して「富士の大神」と崇めたことに始まるという。

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・・・・・・・・・・・・拝殿の裏側に、天保10年(1839)に築かれた高さ8mの富士塚がある。、、、、、小さくとも富士山なので、登山は正月三が日と七月の山開き以降と限られている。 ちなみに、現在は噴火の警戒レベルは“0”。 

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⑤武蔵野稲荷神社
・・・・・・・・・・・・茅原浅間神社とは西武池袋線を挟み反対側に鎮座する、こちらも創建年代不詳の神社。・・・・・・・・・明治時代以降、商家、歌舞伎役者、馬主、事業家等の信仰を集め、現在でも除災招福、病気平癒、商売繁昌の祈願が多い。 境内建造物は、大正7年(1918)建築の際儀殿を除いて、昭和50年から5年計画で、本殿、拝殿、鳥居、随神門と新築整備された。、、、、、日光東照宮を超小型にしたような、けばけばしい建物群は、神の“社”として、違和感を感じた。

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⑥武蔵大学
・・・・・・・・・・東武鉄道など事業創設に携わった「鉄道王」:初代根津嘉一郎(万延元年(1860)~昭和15年(1940))によって大正11年(1922)に設立された旧制武蔵高等学校を前身とする大学。 昭和24年、新制大学として経済学部と、医学部進学課程(1962年廃止)の構成で出発した。 現在は、経済学部、人文学部、社会学部の3学部が設置されている。

・・・・・・・・・・・・校門・・・・・・・・・校門を入ると前に大学3号館が控えている。

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・・・・・・・・・・・・大学3号館・・・・・・・・・・キャンパス内で最も古い建物、大正12年(1923)に清水組(現:清水建設)の設計により建てられた。鉄筋コンクリート造、3階建て。

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・・・・・・・・・・・・・“コ”の字型の大学3号館の中庭から見ると、、、、、

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・・・・・・・・・・・・・大学講堂・・・・・・・・・・・昭和3年(1928)に竣工した講堂は、早稲田大学の建築科を創設した佐藤功一(1878~1941)の設計による建物。鉄筋コンクリート造、2階建て。外装はスクラッチタイル貼り、開口部には半円のアーチを多用したデザインで、ロマネスク様式の建物。・・・・・・・・佐藤功一は、早稲田大学大熊記念講堂 日比谷公会堂 などの作品が残っている。 

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・・・・・・・・・・・・・正面玄関を入る、、、、、格調高いね!

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・・・・・・・・・・・・・・講堂内部、、、、明るく、落ち着く空間が広がる。

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・・・・・・・・・・・・・・2階には、大学の歴史を説明する展示室もある。

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・・・・・・・・・・・・・2棟以外は、平成の時代に多くは建てられた、モダンな校舎である。

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⑦江古田駅
・・・・・・・・・・・大正11年(1922)、旧制武蔵高等学校(現:武蔵大学)の設立に合わせて「武蔵高等学校用仮停留所」として開業。 翌年、駅名を「江古田」に改称した西武池袋線の駅。、、、、、、西武鉄道が、なぜ、競争相手の東武鉄道:根津嘉一郎が建てた学校用の駅を設置したのか? 答えは簡単、池袋線の前身は武蔵野鉄道であった。 根津嘉一郎は、その武蔵野鉄道の株主だった。 その後、武蔵野鉄道は箱根土地(西武鉄道の前身)に買収された。、、、、当時の駅は、現在の位置より、200mぐらい西に寄った、現在の稲荷神社あたりだったらしい。・・・・・・・・現在の駅は、平成22年(2010)から整備された2面2線の橋上駅舎。

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