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2015年7月29日 (水)

東急大井町線(大井町~中延)

東急大井町線の起点:大井町駅から線路沿いに歩いて中延駅まで、1万歩、7㎞の散歩です。


東急大井町線
・・・・・・・・昭和2年(1927)、目黒蒲田電鉄(目蒲電鉄)が大井町~大岡山間の大井町線を開業した。 昭和4年(1929)に自由ケ丘(現:自由が丘)~二子玉川間を開業し、同年の暮れに大岡山~自由ケ丘間を開業した、これにて大井町線の全線が開業した。 昭和18年(1943)には二子読売園(二子玉川)~溝ノ口間を大井町線に編入した。 昭和38年(1963)年に大井町線を「田園都市線」に改称する。 地下鉄半蔵門線が開通すると、昭和54年(1979)には溝ノ口~二子玉川園(二子玉川)は田園都市線として残り、電車は渋谷経由で半蔵門線に乗り入れた。 この時、大井町~二子玉川園間が再び大井町線と称して、分離された。 そして現在は、二子玉川~溝の口は田園都市線と大井町線が並走し、大井町線は起点の大井町から終点の溝の口まで直通運転している。、、、、簡潔に大井町線の歴史を記したが、実態は駅名・線名などがかなり変化して、ややっこしく、解りずらい路線である。、、、、、書いた私も、解らずに参考書を引っぱり出した次第なり! 


①大井町駅
・・・・・・・・・・・・JR京浜東北線、東急大井町線、東京臨海高速鉄道りんかい線(長ったらしい名前だ!)が乗り入れる駅。 りんかい線は地下2階に乗り入れており、外から見えないので今日は無視!・・・・・・・・・・京浜東北線南行の最後尾で下車すると、大井町線との乗換改札にでる。 JRの橋上駅舎が京浜東北線ホームの上にある。

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・・・・・・・・・・・・・・朝のJRのホームは通勤客がいっぱい!、、、、、オ! 美人の駅員さんも朝は忙しそうだ。

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・・・・・・・・・・・・・・JRの改札の奥には東急大井町線の改札がある。 電車が到着するたびに東急の改札からはサラリーマン、学生がゾロゾロ、、、、、スタート・ダッシュの早い人もいる。

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・・・・・・・・・・・・・東急側の大井町駅の駅舎。 駅名表示の看板では、白地に右から東急、JR、東京臨海の順でマークが並ぶ。 

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・・・・・・・・・・・・・東急大井町駅は高架駅で、高架下には店舗が並んでいる。 一部には地下もあり、飲食店が入っているようだ。

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②東小路
・・・・・・・・・・・・大井町駅の橋上駅舎を出ると東側に、「東小路 飲食店街」と書いた横丁がある。 “○○横丁”、“○○小路”の一つだ! 朝なので開いてる店はないが、チョイと歩いてみた。、、、、、、、飲めない私でも、夜、ぜひ来てみたいと思う“昭和の小路”だ。

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③JR広町アパート・
・・・・・・・・・大井町線の高架の北側にある巨大なアパート(団地)が廃墟化するかも? ここは、JR東日本大井町社宅(旧国鉄広町アパート)の跡で、現在は仮囲いの中で空き家となっている。 12階建ての高層アパートが6棟並んでいる。 1棟には120世帯が入居し、全720所帯、約2,000人が住んでいたのか? 建物は昭和41年(1966)に完成し、耐震性能が満たされておらず、取り壊して再開発が予定されていたそうだ。 ところが、再開発計画が頓挫して、今年初旬の時点では、跡地利用は未定となっている。、、、、、、陸の“軍艦島”と言われないように、しっかり再開発してほしいね!

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④高架下
・・・・・・・・・・大井町の次の駅:下神明に近くでは、高架下の飲食店はすべて立ち退き、高架橋の耐震補強工事も終わっていた。、、、、、以前のような、ゴチャゴチャした高架下の雰囲気は再現されないようだ。 チョイと寂しいね。

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・・・・・・・・・・・・・・・4年前の同じ場所には、飲み屋、食堂が残っていた。(平成23年撮影)

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⑤下神明駅
・・・・・・・・・・昭和2年(1927)に、戸越駅として開業した高架下の薄暗い駅。 一日の乗降客は7,000人程で少ない。

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・・・・・・・・・・・・・・駅の隣りに大きな空き地ができ、大崎駅前のビルを背景に新幹線がよく見える。

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・・・・・・・・・・・・・・・駅近くには、昭和8年(1933)に架けられたコンクリート造の橋の欄干が残っている。 川は暗渠化しその上は住宅の裏道となった。

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・・・・・・・・・・・・・・駅の裏(西側)には、4層の立体交差 がある。、、、、一体として造られた4層ではなく、構造的にはバラバラに造られたものが、4層となったものだ。 最下層と第2層は「第2戸越架道橋」として道路上を横須賀線(品鶴線)が走り、第3層に東急大井町線、そして最上層に横須賀線の真上を新幹線が走行する。

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戸越公園駅
・・・・・・・・・・・・昭和2年(1927)に、大井町線の開業と同時に蛇窪駅(へびくぼえき)として開業。 昭和11年(1936)、戸越公園駅に改称した。 、、、、、駅名の戸越公園は下神明駅と戸越公園駅のちょうど中間にある。

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・・・・・・・・・・・・・・・大井町線の車両に貼られているステッカーは何だ?、、、、、、白い矢印が大井町線、その他の細い線は他の東急各線(左から、田園都市線・東横線・目黒線・池上線)を表し、大井町線は東急各線を結んでいることを表現している、「誤乗防止用」ステッカーである。、、、、、、、お客さんの立場で、「なんだかサッパリ判らん?」

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・・・・・・・・・・・・・戸越公園駅の手前(大井町寄り)100m程にある下神明1号踏切

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・・・・・・・・・・・・・・中延駅から戸越公園駅に向かう電車。

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⑦新京浜架道橋
・・・・・・・・・・「新京浜」とは「第二京浜」のことで、中延駅の手前で大井町線は第二京浜を架道橋で越える。 昭和46年(1971)架橋。
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中延駅
・・・・・・・・・・昭和2年(1927)開業。 
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