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2016年4月19日 (火)

白鬚橋

南千住から白鬚橋付近をうろついて浅草へ、1万歩、7kmの散歩です。




①明治通り
・・・・・・・・・・台東区三ノ輪(大関横丁交差点)から、明治通りを東へ向かうと泪橋交差点をとおり白鬚橋に出る。 白鬚橋で隅田川を越え、墨田区向島・曳舟方面に向かう。


・・・・・・・・・・・・・・泪橋交差点、、、、、、泪橋(なみだばし)とは、今は、明治通りの地下に暗渠化された思川に架かっていた橋である。 橋はなく名が交差点名、バス停名として残っている。、、、、、交差点の北に、江戸時代に小塚原刑場(延命寺)があった。その刑場に向かう罪人がこの世と最後の別れをする泪橋、家族・身内にとっては処刑される者の最後を偲び泪を流す泪橋である。

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・・・・・・・・・・・・歩道橋から眺める明治通り。 北側は荒川区、南側は台東区で、区界となっている。

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・・・・・・・・・・・・北側の荒川区側は、明治通り沿いに
東京ガス千住事業所の広大な敷地があり、ビル、水素ステーション、ガスタンクなどが並んでいる。
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・・・・・・・・・・・・南側の台東区側には、
NTTコミュニケーションズ白鬚ビルがあり、鉄塔が特徴的に天を指している。、、、、かなり高そうだ!
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・・・・・・・・・・・・NTTの隣は、
旧東京北部小包集中局 のビル。 現在は廃局となり、建物は台東清掃事務所清川清掃事務所車庫として使用中である。
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・・・・・・・・・・・・明治通りを東へ向かい、白鬚橋西詰(台東区側)には、
対鴎荘跡 の碑がある。、、、、、対鴎荘(たいおうそう)とは、明治時代の政治家:三条実美(1837~1891)の別邸であった。 「征韓論」をめぐって、政府内に対立が続き、明治6年(1873)、太政大臣の要職にあった実美は心労のあまり病に倒れ、この年の12月、明治天皇は病床の実美を、この邸に見舞った。 高さ3m程の碑は、この事蹟を顕彰して、市民によって建立されたものである。、、、、、対鴎荘は、昭和3年(1928)、白髭橋架橋工事に伴い、多摩聖蹟記念館に移築された。
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・・・・・・・・・・・・白鬚橋西詰の荒川区側には
石濱神社がある。、、、、、、荒川区南千住3丁目の隅田川右岸に鎮座し、天照大神・豊受姫神を祭神とする神社。 神亀元年(724)聖武天皇の命により創建した古い神社である。 木造銅板葺神明造の拝殿は昭和63年(1988)に落成した。
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②白鬚橋
・・・・・・・・・西詰は荒川区南千住と台東区橋場、東詰は墨田区堤通で、橋上は「明治通り」を通し、隅田川に架かる。 白鬚橋(しらひげばし)の名は、近くの「白鬚神社」に因む。、、、、、、初代の白鬚橋は、近隣住民が資金をだし、大正3年(1914)に架けられた木造橋であった。 しかも、有料で、橋の上に小屋を建て大人一人1銭の通行料を取ったらしい。、、、、、現在の白鬚橋は、昭和6年(1931)に竣工した震災復興橋である。 設計は「千住大橋」を設計した増田淳、施工は大林組、橋桁製作は川崎造船所により架橋された。 橋長は約169mほどある、鋼橋で横長の骨太な感じは永代橋 と似通っていて重量感があるタイドアーチ橋。
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・・・・・・・・・・・・下流側を眺める
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・・・・・・・・・・・・昭和初期の絵ハガキか?
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●蛇足・・・・・・・・・白鬚橋の“ひげ”は“鬚”。 “ひげ”にも色々ありまして、“鬚”は“あごひげ”、“髭”は“くちひげ”、“髯”は“ほおひげ”。、、、、、では、問題「ひげも自慢の内」の“ひげ”の字は?  答えは、「卑下」。



③リバーサイド隅田
・・・・・・・・・・白鬚橋の東詰(墨田区側)に建つ超高層ビルは何に?、、、、、、大林組の設計・施工で、平成6年(1994)に完成した、オフィス+賃貸住宅のビル。 1階~16階まではオフィス、17階~33階までは総戸数183戸の賃貸住宅。、、、、、高さ134.4mの超高層住宅には私は住めないね、金もないけど、高所恐怖症でダメだ!
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・・・・・・・・・・・・オフィス部分の中央は吹き抜けになっている。
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