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2016年4月 5日 (火)

隅田公園の花見

連日の雨で、桜の花が散ってしまうのでは気になり、霧雨の中を散歩に出た。 我が家(浅草橋)から、隅田公園(桜橋)まで行き。 帰りは、チョイと浅草寺に寄って我が家まで、1万3千歩、9kmの散歩です。

 



①浅草橋架道橋
・・・・・・・・・・・明治37年(1904)、総武本線の銚子~両国間が開業した。 それから28年経過した昭和7年(1932)に、両国~お茶の水間が延伸された。 浅草橋駅前、江戸通りの架道橋はこの時に完成した。、、、、、、この架道橋を、終戦直後はチョコレート色の省線電車が走り、深夜には蒸気機関車に牽かれた貨物列車が黒煙を上げ過ぎ去った、昭和38年(1963)頃からカナリア色の101系・103系に移行し、今はE231系が走っている。、、、、省線電車の時代、架道橋の橋脚を背にして、靴磨きが商売し、その隣で白い着物姿の傷痍軍人が物乞いする光景を、私は忘れることがないであろう。 

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榊神社 ・・・・・・・・・・・・蔵前1丁目にある第六天榊神社は、日本武尊が景行天皇40年(110)に創建した。 もとは第六天神社と称して、現在の蔵前3丁目に鎮座し、享保4年(1719)に柳橋1丁目へ遷座した。 そして、明治維新の廃仏毀釈により社号を榊神社へ改称し、昭和3年(1928)に東京高等工業学校の跡地であった現在地へ移転した。
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・・・・・・・・・・・・・・ここ榊神社の地は、官立の図書館である「浅草文庫」が創設された地で、境内に浅草文庫跡碑が建てられている。、、、、、明治7年(1874)に蔵前の米蔵跡を利用し開設された公立図書館。 蔵書数は11万余冊とも13万余冊ともいわれている、現在その蔵書は国立公文書館、国会図書館、東京国立博物館などに保管されている。、、、、、明治14年(1881)に図書館は閉館した。
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・・・・・・・・・・・・・東京高等工業学校跡、、、、、、、浅草文庫が閉館した翌年(1882)に、現:東京工業大学の前身:東京職工学校(後に、東京高等工業学校に改称)の敷地の一部となった。 関東大震災後の大正13年(1924)、東京高等工業学校は目黒区大岡山に移転した。、、、、、、境内には当時の学校の全景が掲示されている。
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・・・・・・・・・・・・・・・揖取稲荷神社、、、、、、、“かじとりいなりじんじゃ”と読む。 「蔵前一丁目交差点」北東側の角の建物裏に鎮座する小さな神社で、第六天榊神社の兼務社。 神社は、慶長年間(1596~1615)、江戸幕府米倉造営用の石材を船で運搬中の遭難を避けるため浅草御蔵内に稲荷社を創建したといわれている。
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③蔵前変電所・・・・・・・・・・蔵前橋の西詰に北部第一下水道事務所がある、その建物の北側、年寄りには“旧蔵前国技館の裏側”に、そして地元の金持ちには“浅草税務署の前”に、「蔵前変電所」がある。、、、、、明治19年(1886)、日本初の電力会社として東京電燈が営業を開始する。 当初は、東京の市中各所に発電所を点在させていたが、明治28年(1896)に蔵前(現:蔵前変電所)に大規模発電所として浅草発電所が建設された。 大正15年(1926)には、より大規模な発電所が必要となり、「お化け煙突」で有名な千住火力発電所が造られた。 その後、震災で被災した浅草発電所の跡に、昭和8年(1933)に浅草変電所(現:蔵前変電所)が建てられた。

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・・・・・・・・・・・・・蔵前変電所は下谷変電所の2年後に建てられたが、両変電所とも静かな落ち着いた外観デザインで、存在を強調することなく80年の時が経過した。 しかし、残念なことに、上野マルイ裏にひっそりと建っていた下谷変電所は昨年取り壊された。 残念!、、、、、、写真は4年前に撮影
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駒形堂 ・・・・・・・・・・・駒形橋の西詰にある小さな堂。 ここは、推古天皇36年(628)、浅草寺の本尊聖観音像の「示現の地」とされ、かつて船で参拝する者はここで下船し、駒形堂に参拝してから観音堂へ向かったといわれている。、、、、、現在の堂は鉄筋コンクリート造、方三間、宝形造で、平成15年(2003)に建て替えたものである。
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⑤隅田公園の桜・・・・・・・・・・・・隅田公園は、台東区と墨田区の隅田川両岸に広がる公園である。 ご存じ、両岸で700本の桜が咲き競う名所!、、、、、今日は、散る前に見に来た!

・・・・・・・・・・・・・・青空を 隠して見せぬ 花曇り

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・・・・・・・・・・・・・・雨あがり 桜も濡れて 艶っぽく、、、、、手で招く桜はあぶない姥桜!
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・・・・・・・・・・・・・一輪よりも グループで 競う桜の美しさ、、、、、まるでAKB48!

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・・・・・・・・・・・・・・・じゃまだよ どかしてくれよ 旗・提灯、、、、、、写真うつりが悪くなる、邪魔な旗・提灯・コーン

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・・・・・・・・・・・・・・・お花見も 皆で来れば より楽し、、、、、爆買いツアー様のお通りだ!

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・・・・・・・・・・・・・・♪♪ 春のうららの隅田川 のぼりくだりの船人が 櫂のしづくも花と散る ♪♪、、、、、、これは、滝廉太郎作曲の有名な「花」という歌。 作詞は武島羽衣で、「花の碑」は羽衣本人自筆である。、、、、、誰もが知り、誰もが歌える、日本歌謡の第一号。、、、、、碑は桜橋の野球場近くにある。 
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