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2016年5月16日 (月)

六郷橋

京浜急行六郷土手駅から、六郷橋を渡り京急川崎駅まで、1万歩、7kmの散歩です。


①六郷土手駅・・・・・・・・・・・京浜電気鉄道の六郷堤駅として、明治39年(1906)に開業。 昭和46年(1971)に六郷川橋梁の架け替え工事に合わせ、相対式2面2線の高架駅となる。 ホームの南端は多摩川に架かる六郷川橋梁の直前まで伸びている。、、、、、23区最南端の駅である。 私の住む浅草橋より、チョイとは暖かいかも?

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②北野神社・・・・・・・・・・六郷土手駅と六郷橋北詰の間にある北野天神。 創建年代不詳。、、、、、徳川八代将軍吉宗が乗った馬が暴走したとき、北野天神のご加護のおかげで、落馬を免れたとされたことから「止め天神」と呼ばれている。 以来「落馬止め」が転じて「落ちない」につながり、合格祈願、学業成就、五穀豊穣、雷除けなど、「落ちない」ことに関しご利益が期待できるらしい。、、、、昭和20年(1945)の空襲により社殿は焼失し、昭和58年(1683)に再興した。
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・・・・・・・・・・・・『河原橋』と彫られた踏み石が境内に残されている。 「河原橋」は、六郷の渡しに行くのにどうしても渡らなければならなかった橋で、その橋の踏石。 両側がよしやぶで、人目につかない河原橋は村の若い男女が、人知れず忍び会う橋でもあった。、、、、星も隠れた、曇天の暗い場所、もし2組のカップルが同時刻に忍び合い、相手を間違えたら、幸か、不幸か? これも江戸時代のロマンスか?
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六郷橋・・・・・・・・・六郷川(多摩川)には、江戸時代初期:家康が架橋を命じた「六郷大橋」があった。橋の長さは200m程あり、まさに大橋であったが、貞享5年(1688)の大洪水で橋が流失してからは、幕府も再架橋を断念していた。 明治期には木造の左内橋が架けられた。 その後、近代化が求められ、大正9年(1920)に着工し、大正14年(1925)にタイドアーチ式の旧六郷橋が完成した。 昭和60年(1985)、旧六郷橋は現六郷橋に架け替えられた。

・・・・・・・・・・・・・・昭和50年代の旧六郷橋、川崎側から奥の大田区側を望む。(平成15年10月17日 国土交通省川崎国道事務所:発行のパンフレット「旧六郷橋 親柱物語」より)

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・・・・・・・・・・・・北詰(大田区側)の宮本台緑地公園に旧橋の橋門と親柱が当時のまま保存されている。

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現在の六郷橋、、、、、、北詰(大田区東六郷)と南詰(川崎市川崎区本町)を結び多摩川(六郷川)に架かる、国道15号(第一京浜国道)の橋である。旧橋と対照して新六郷橋とも呼ばれる。、、、、、昭和54年(1979)に着工し、段階的に工事を進め、昭和59年(1984)に旧橋の上流側に新橋の一部が完成する。 その後も工事は続き、昭和62年(1987)に橋梁部分は完成した。 引き続き、工事はランプウェーの構築、周辺整備などが行われ、最終的に現在の姿になったのは、平成9年(1997)である。 総工費は約125億円と言われている。、、、、、、六郷橋は、長さ443.7m、幅34.4m。、、、、橋は、上下線分離され2本架けられている。

・・・・・・・・・・・大田区側から撮影
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・・・・・・・・・・・橋上から撮影
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・・・・・・・・・・・川崎市側から撮影
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④六郷橋駅跡・・・・・・・・・・六郷橋の南詰(川崎市側)の橋下を京急大師線が走っている。 大師線が六郷橋上り線(東京方面行き)の下を通過する位置に、駅の跡が残されている。、、、、、、かつて京浜急行の前身である大師電気鉄道は、明治32年(1899)に川崎駅(初代)~大師駅間を開業した。 明治35年(1902)には、(初代)川崎駅~(2代)川崎駅(現:京急川崎駅)まで線路を延長し、川崎駅(初代)は六郷橋駅と名称変更した。 大正14年(1925)、旧六郷橋が架橋され大師線は立体交差となり、これより大正15年(1926)線路も変更されて、2代目の六郷橋駅が開業した。 2代目の六郷橋駅は戦時中に営業を休業し、昭和24年(1949)に廃止となった。、、、、2代目の六郷橋駅跡は六郷橋上り線側の人道から見下ろすことができる。 ホーム幅は狭く、長さも2両編成分ほどと短い。
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・・・・・・・・・・・・付近を通過する、現在の大師線。、、、、、3両編成でゆっくりと通過していく。
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⑤川崎市役所本館・・・・・・・・・・・川崎駅に近い宮本町に建つ、市役所本館だが、耐震性能が低く今年度中に取り壊されることとなった。 すでに、建物は閉鎖されている。、、、、、時計台が印象的な、タイル張りのシンプルなデザインの鉄骨鉄筋コンクリート造、4階建ての庁舎。 設計は元田稔、施工は直喜鋳鋼鉄工所、昭和12年(1937)竣工。、、、、、内部も見たくなったが、警備が厳重で、忍び込むことは断念した。
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⑥砂子の里資料館・・・・・・・・・・川崎駅に近い川崎市川崎区砂子(いさご)に、元参議院議員の斎藤文夫氏が、コレクションした浮世絵を展示する、旧東海道沿いにある私立美術館がある。 平成13年(2001)にオープンしたなまこ壁の建物は、江戸町屋風のデザインである。、、、、、ただいま、三代目歌川豊国の作で、東海道53次の宿場に名所と歌舞伎役者をコラボした浮世絵をが展示されている。、、、、、大変貴重な浮世絵だそうで、若い娘は一人もおらず、十人ほどのお年寄りが鑑賞していた。 私も仲間に入れてもらい鑑賞。
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⑦京急川崎駅、・・・・・・・・・・・明治35年(1902)川崎駅として開業した。 昭和41年(1966)には、高架駅となり、本線は2階、大師線は1階となる。
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