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2016年5月22日 (日)

四ツ木~牛田

京成押上線四ツ木駅から、堀切菖蒲園に寄って菖蒲の咲き具合をチェックし、堀切橋を渡って東武スカイツリーライン牛田駅まで、1万1千歩、8kmの散歩です。


四ツ木駅・・・・・・・・・荒川と土手を挟み並行して流れる綾瀬川に接するように四ツ木駅がある。 駅は大正元年(1912)に開業し、大正12年(1923)には荒川放水路(現:荒川)の開削に伴い現在地に移転。 平成11年(1999)には京成押上線の荒川橋梁架け替え工事に伴い相対式ホーム2面2線の高架駅となった。、、、、、、京成線の都内の駅の中では、ダントツに乗降客(一日14,000人程度)の少ない駅である。 駅周辺には、何もない、あるのは雑草の生えた空き地と「四つ木の灸」。

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②四つ木の町・・・・・・・・・・駅周辺は、木造家屋が密集し、金属加工の家内工場などもある、住宅と工場の混在する地域である。 昭和の下町を求め、駅から北に向かい、裏道を歩いてみた。

・・・・・・・・・・・・隣の立石駅寄りに、大型店舗のヨーカドーがあり、駅前の「まいろーど四つ木商店街」は壊滅状態である。、、、、、商店街を元気にする“赤まむし”のような特効薬はないかな?

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・・・・・・・・・・・・商店街の中程から西に折れると、西光寺がある。、、、、、葛西郡渋江郷(現:四つ木)の領主だった葛西三郎清重の館に親鸞上人が逗留し、自ら阿弥陀如来の像を画いて与えた。 清重は随喜のあまり聖人に帰依し、浄土真宗雨降山西光寺として嘉禄元年(1225)に創建した。 その後、寺は衰退し無住状態となった。 寛永年間(1624~43)に天台宗の僧が止宿して、由緒ある寺の法灯が絶えることを惜しみ、浅草伝法院の門末:超越山西光寺として再興した。

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・・・・・・・・・・・・四つ木の町の中央を国道6号(=水戸街道)が突き抜ける。

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・・・・・・・・・・・・四つ木の町の電柱には、「3.0m」と表示されている。 町の西側を流れる荒川が氾濫すると、3m以上浸水する可能性ありと、注意を促す表示である。、、、、、表示されている電柱のはるか上部(2階の窓の下あたり)に赤いテープが貼られ3.0mの位置が示されている、この地域の住民はさぞ怖いことだろう!

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③堀切四季のみち・・・・・・・・・堀切1丁目付近に、「堀切四季のみち」がある。 春には121本のソメイヨシノが桜色のトンネルを作る、下町の桜の名所だ。 全長約1kmの桜の並木は、かつては用水路だった。

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④堀切菖蒲園・・・・・・・・・菖蒲にはチョイと早いが、立ち寄ってきた。、、、、江戸時代、百姓の小高伊左衛門が趣味で各地の花菖蒲を集めて庭で栽培したのが始まり。 「江戸百景」に数えられ、鈴木春信・歌川広重の浮世絵にも登場する。 戦前まで、堀切には武蔵園、吉野園、観花園、小高園、堀切園などの菖蒲園があった。 昭和34年(1959)、堀切園を東京都が購入、東京都立堀切菖蒲園として公開。 昭和50年(1975)に葛飾区へ移管され、現在に至る。 現在は、貴重な江戸系ハナショウブを中心に約200種類、6000株のハナショウブが植えられている。、、、、、、6月には「葛飾菖蒲まつり」も開かれ、町全体がにぎやかに彩られる時期をむかえます。 町では、アジサイも咲き彩を添え、友情出演する!

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⑤堀切橋・・・・・・・・東京都にあり荒川と綾瀬川に架かり、橋の西岸は足立区柳原、東岸は葛飾区堀切を結んでいる。 全長514.5m、幅17mの現在の堀切橋は、昭和42年(1967)に架けられた。 それ以前は、大正13年(1923)に木桁橋として架けられたが、戦時中破損し現在の橋に架け替えられた。

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⑥京成本線荒川橋梁/綾瀬川橋梁・・・・・・・・・堀切橋の上流側に並行して架かる荒川橋梁/綾瀬川橋梁は昭和6年(1931)に完成し、同時に青砥駅~日暮里駅間が開業した。 全長446.99mの橋梁である。 橋梁は両端が6スパンの単線上路式プレートガーター橋、中間が3スパンの複線下路式曲弦ワーレントラス橋である。 トラスは東京石川島造船所製である。 施工は大林組。、、、、、この荒川橋梁は、桁下が荒川上下流の周辺の堤防に比べて約4m低く、治水上の弱点となっている。架け替えに向け設計中らしい。

・・・・・・・・・・・・綾瀬川橋梁

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・・・・・・・・・・・・荒川橋梁

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・・・・・・・・・・・・堤防との取り付け部分。 荒川橋梁の方が堤防や、隣の堀切橋より低く、荒川が氾濫する場合、ここからか? 都民の命が懸かる京成本線荒川橋梁なり!

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⑦牛田駅・・・・・・・・・昭和7年(1932)に開業した下町の駅。 京成電鉄本線の京成関屋駅とは、道路を挟み向かい合わせにある。

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・・・・・・・・・・・・もちろん、快速、急行、特急は、無情にも通過する。

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・・・・・・・・・・・・「うしだ」を見る客の“うしろだ”。 苦しい、親父ギャグ。

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