月島~辰巳
東京メトロ有楽町線月島駅から辰巳駅まで、1万3千歩、9kmの散歩です。
①佃水門・・・・・・・・月島駅の南東、中央区の佃・月島・勝どき・晴海の町の間を流れる朝潮運河が隅田川派川から分岐する地点に、昭和38年(1963)に設置された水門。 複葉ローラーゲート式で、幅は11.4m×2連の水門、昭和39年(1964)竣工。 下流側の朝潮水門とともに、周辺地域を高潮や津波の被害から守っている。、、、、、昭和34年の伊勢湾台風では、伊勢湾に干潮面上約5mの高潮が襲来したといわれている。 もし、当時の東京湾に伊勢湾台風が襲来したら、東京23区の約41%が冠水していたそうだ。 都では、昭和35年から、東京港全体を対象区域とした高潮・津波対策を実施している。 佃水門もその一環である。 50年前から取り組んでいる対策である、ご苦労さんです、感謝!


②晴海橋梁・・・・・・・・中央区晴海と江東区豊洲の境に架かる東京都港湾局晴海線の橋梁。、、、、、国鉄越中島支線の越中島駅から豊洲石炭埠頭まで、東京都港湾局専用線(深川線)があった。 その深川線から分岐し、晴海埠頭までは東京都港湾局専用線(晴海線)として建設され、晴海運河に架かる橋梁として昭和32年(1957)11月26日に晴海橋梁が完成した。 その後、貨物輸送の主体が鉄道からトラックに変わり、晴海線は平成元年(1989)2月10日に廃止となった。、、、、、線路が撤去される中、晴海橋梁は、当時の姿のままの鉄道遺構として残されているが、錆が浮き出て橋梁の老朽化がチョイと心配だね。



③豊洲駅前・・・・・・・・ゆりかもめの豊洲駅前付近
・・・・・・・・・・・「東京臨海新交通臨海線」が正式名称の「ゆりかもめ」。 豊洲は終着駅。 軌道の末端部分が空中に突き出て、勝どき方面への延伸工事を待っている。


・・・・・・・・・・・・豊洲付近の晴海通りは広く造られている。 豊洲新市場のオープンに伴う交通量の増加を見越しいるそうだ。 けして、オリンピックを見越したわけではない。

・・・・・・・・・・・・東京メトロの豊洲駅は、地下鉄だから地下にある。

・・・・・・・・・・・・若い人の多い町だ。 歩いてる人に、爺さん、婆さんがいない!

④辰巳団地・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・江東区東雲(しののめ)と辰巳(たつみ)を結ぶ辰巳橋。 橋の手前:東雲地区は超高層マンションがズラリと並ぶ町。

・・・・・・・・・・・・辰巳橋を渡り、東雲のショッピングセンターへ買い物に行くお年寄りとすれ違う。 人の流れが一方通行?


・・・・・・・・・・・・橋を渡ると辰巳団地。

・・・・・・・・・・・・全90棟が建ち並ぶ、すごい規模にビックリ! 12階建て2棟以外は、全て5階建てでエレベータなしの団地は、お年寄りにはキツイ団地である。

・・・・・・・・・・・・都の資料では、間取りは2DK・3DK、面積は33㎡~38㎡、竣工は昭和42年(1967)~昭和44年(1969)、総戸数:3176戸。、、、、、築50年以上経過し、建物の老朽化が激しい。 新築時に入居した人も、既に老朽化し、故障し、あの世に旅立った人もいる。



・・・・・・・・・・・・1号棟と、89号棟。(現在の最大棟番号は90号棟。以前は104号棟(教職員住宅)もあったが壊された)


・・・・・・・・・・・・シャッターの下りた店もある商店街。





・・・・・・・・・・・・団地内は、お年寄りが目立つ。 人も、建物も、昭和40年代のまま老朽化したようだ。




・・・・・・・・・・・・この団地でも、数年前から建て替えに着手した。 計画では既存住宅棟60棟の用地に14階建て程度の建物を12棟(約2950戸)建設する予定だ。 現在は着手した段階で、2027年度までの約15年間を5期に分けて建て替える、のんびりした計画である。、、、、、昭和の団地も、まだすぐ壊されず、再び訪れる機会もありそうだ。

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