品川~高輪台
JR品川駅から、都営浅草線高輪台駅までの散歩です。 この間はストレートに歩くと、1km程の距離ですが、品川・高輪の両プリンスホテルを避けるように、港区の南端:高輪4丁目付近を抜けて大きく迂回して歩いてきた。
①JR品川駅・・・・・・・・JR東日本のホームだけでも8面(線路は15本)ある巨大な駅。 この他に、JR東海の新幹線ホーム、京急のホームもある。、、、、、品川駅は初代新橋駅(後に汐留駅)が開業する明治5年(1872)10月15日より約4か月前の明治5年6月12日(旧暦5月7日)に開業していた。 ただしこの時は、品川~新橋間の工事の遅れに伴う仮開業であり、鉄道の正式開業日:10月15日の新橋~横浜間の営業開始が歴史上、“鉄道の始まり”となっている。 この頃の新橋駅は、、、、、ホームの東側に東京湾の波が打ち寄せる、相対式ホーム2面2線の小さな駅であった。(この頃、私はまだ生まれておらず、写真を見ての話である。)
・・・・・・・・・・・・通勤時間帯の改札口付近


・・・・・・・・・・・・東口に建ち並ぶ超高層ビル群を背景に、品川駅西口(高輪口)の低層の駅舎が可哀想に見える。



②高山稲荷神社・・・・・・・・第一京浜に面し、品川プリンスホテル前に鎮座する“お稲荷さん”。 創建年代不詳であるが、おおよそ500年前に現在地の西側:旧毛利公爵邸(現:品川プリンスホテル)に創建されたらしい。 明治初期に現在地に移転し、現社殿は昭和6年(1931)に建て替えられた。 確かに古そうな神社だ!


③つばめグリル・・・・・・・・・高山稲荷神社の並びに営業する、ハンブルグステーキの「つばめグリル」品川店。 昭和5年(1930)に銀座で営業を始めた「つばめグリル」は、ハンブルグステーキ一筋に85年の歴史を持つ。、、、、、昭和40年頃の建築と思われる品川店は、クラシカルな雰囲気を漂わせている。

④旧ホテル品川別館・・・・・・・・・高輪4丁目、品川プリンス脇の坂道を上っていくと、昭和2年(1927)頃に建てられた、旧ホテル品川の建物がある。、、、、、昭和62年(1987)に休館するまではホテルとして営業していたが、現在は会社の寮か? 個人の所有か?



・・・・・・・・・・・石の門柱に負けない、木のポールの外灯が渋い!

⑤高輪の建物・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・一見すると花魁屋敷(?)、、、、米国証券法を専門とし、クロスボーダーM&A及び資本市場取引を中心に豊かな経験を有する米国の学者の住宅。

・・・・・・・・・・・・チョイとモダンな住宅風の建物は、ワイン・ハウス。

・・・・・・・・・・・・モダンな住宅の横には、蔵があるオシャレな建築。

⑥カトリック高輪教会・・・・・・・・グランドプリンスホテル新高輪の前のカトリック教会。、、、、戦後、バチカンの要請でカナダの教会が日本で布教活動を始めた。昭和34年(1959)に建てられた木造の聖堂は老朽化し、平成元年(1989)に現在の聖堂に建て替えられた。、、、、設計は「船越徹+ARCOM」、施工は鹿島建設により、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造で、地上3階/地下1階建て。、、、、聖堂の屋根はアーチ状の鉄骨で組み立てられ、軽やかな印象の内部空間が造られている。 また、地下には、クリプト(納骨堂)が設けられているそうだ。、、、、クラシカルな教会とは異なり、明るくモダンな教会である。






⑦高輪台駅・・・・・・・昭和43年(1968)11月15日に、都営地下鉄1号線(現:浅草線)の駅として開業した。 品川駅からは1km足らずの場所に位置するが、間にプリンスホテルのある高輪の高台があり、チョイと丘を越えてきたような雰囲気だ。、、、、駅のホーム部は単線による上下2本のシールドトンネルで設計され、ホームに立つとシールド特有の円形の壁面が見える。

