青井~小菅
気温が30℃を超えないうちに、散歩を終わらせる気持ちで、早めに家を出た。 しかし気持ちに反し戸外は暑く、たちまち身体中から汗が吹き出し、ダラダラ、ベトベト、汗を拭き拭き、、、テカテカ、ガンガン、強い日差しを受けて、、、男一匹どこへ行く。、、、、、、つくばエクスプレスの青井駅から、東武伊勢崎線の小菅駅までの散歩です。
①青井駅・・・・・・・・・首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの地下駅。 平成17年(2005)、つくばエクスプレスの開通と同時に開業した。 秋葉原駅からここまでは5駅14分で、驚異的な速さ!、、、、、駅は、都営住宅の中にあるような感じで、周囲は都営住宅、マンション、アパートが建つ住宅地。
・・・・・・・・・・・・地下ホームに到着する普通電車。 “快速”は全て通過する悲しい駅!


・・・・・・・・・・・・都営住宅「青井三丁目第3アパート」(12棟、458戸)の前が駅出入口。



②四ツ家稲荷神社・・・・・・・・駅の東側、狭い裏通りを、右に、左に、折れて、曲がって、道に迷って、たどり着く、青井2丁目にある神社。 この地は安土桃山時代に開かれ、神社の創建もその頃らしい。 社名の「四ツ家」は現:青井2丁目と弘道1丁目をかって「四ツ家町」と呼んでいたことに由来する。、、、、、祭神は、宇迦之御魂命と徳川家康のペア。 江戸時代、四ツ家には、東の宮と西の宮の二つの稲荷社があった。 近代になって、1村1社政策が進められたため、現在地にあった西の宮に東の宮が合祀され、その際、近くの屋敷神だった「権現さま」(徳川家康)も合祀した。


③四家交差点・・・・・・・弘道1丁目と中央本町2丁目・3丁目と青井1丁目・2丁目が接する四家(よつや)交差点は、6か所の信号が混乱なく点滅する六叉路となっている。、、、、パノラマ写真で撮ってみたが、6本の道路、判るかな。

④廃墟となった飲み屋街・・・・・・・足立区中央本町2丁目、五反野駅前の通りを500m程北へ向かった処にある飲み屋街。 路の両側に10軒ほどのスナック・呑み屋が並んでいるが、全て店は閉じられ、雑草も生え、空家のようだ。、、、、、地の利は悪くない、駅前のメイン道路から入る、建物は長屋造りだが朽ちてはいない、なぜ廃業したのか? 一軒も残っていない! 地上げされたか?、、、、、、私は飲めないが、“昭和の飲み屋街”が無くなるのは寂しいね。





⑥西之宮稲荷神社・・・・・・・・足立区足立3丁目、五反野駅と小菅駅の中程に、西之宮稲荷神社がある。 創建年代不詳。 かつて、現:五反野駅周辺には、東之宮稲荷、本田之宮稲荷、西之宮稲荷、氷川社があった。 この4社は、大正元年(1912)に一つにまとまり西之宮稲荷神社となった。 社殿は戦災により焼失し、昭和30年(1955)に再建されたが、平成12年(2000)に現社殿が建てられた。、、、、、境内は、駐車場のように広い、サイドビジネスでコインパーキングでもやるか?


⑦プチテラス・・・・・・・・足立区では、街角の小さな公園・広場を「プチテラス」と呼んで、地域のふれあい施設として整備している。 その一つ、足立3丁目のプチテラスには、リンゴの彫刻がある。、、、、リンゴの丸みが、なぜか安らぎを与えてくれるようだ。 食べないでね!

⑧小菅駅・・・・・・・・大正13年(1924)10月1日に 開業した、東武伊勢崎線の駅。 駅の所在地は足立区足立であり、「小菅」という地名は駅の南東側:葛飾区の地名である。、、、、、昭和46年(1971)に東京拘置所が池袋から移ってきて以来、「小菅と言えば拘置所」というイメージが根付いてしまった。 ただし、東京拘置所がある場所には、もともと小菅刑務所があった。、、、、駅は南東の拘置所側に出入口が一ヵ所あるのみ。 駅前の商店もなく、寂しい駅である。
・・・・・・・・・・・小菅駅で美人を見ると、私の妄想がはじまる、、、、左肩をいからせ、、、、銀幕のスター:東映映画の高倉健に変身する。
・・・・・・・・・・・塀の中の愛する男(私)に、会いに来た恋人は、多くを語らず、目と目で別れを告げ、人気のない駅へ向かう。


・・・・・・・・・・・・ホームから、愛する男(私)が収監された建物を静かに見つめ、一筋の涙を流し去っていく。


・・・・・・・・・・・・恋人が去った小菅駅を、特急「りょうもう」が無情にも楽しい思い出を乗せて通過する。、、、、塀の中の男には、想像できない悲しい光景である。

・・・・・・・・・・・・『THE END』