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2016年11月18日 (金)

明治神宮

明治神宮と周辺をブラブラ、代々木駅からお隣の原宿駅まで、1万2千歩、8kmの散歩です。



代々木駅・・・・・・・・・・明治27年(1894)10月9日、甲武鉄道新宿~牛込間が開業した、この時にはまだ代々木駅はなく、明治39年(1906)9月23日に甲武鉄道(現:中央線)の駅として開業した。 しかし直後の同年10月1日には国有化された。 この時点では、山手線は通過していた。 山手線が代々木駅に停車するのは明治42年(1909)12月16日からである。、、、、、2面2線の相対式ホームに挟まれて1面2線の島式ホームがあり、全3面4線の高架駅。 ホームの北端から、隣新宿駅の成田エクスプレスと東武線直通特急が発着する5・6番線ホームまでは150m程しか離れていない。 いずれ、両駅はくっついて「代々宿」駅となるかも?
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青山街道・・・・・・・・・・代々木駅西口の駅前交番の横を千駄ヶ谷駅方向に向かうと、山手線が走る煉瓦造りの「青山街道架道橋」(大正10年(1921)頃の竣工)がある、その先に山手貨物線の「青山街道踏切」がある。 山手“貨物線”と言っても実態は、埼京線、湘南新宿ライン、成田エクスプレスなどが頻繁に走る線である。 カン・カン・カン・カンと警報がよく鳴る、チョイとうるさい線。、、、、ところで「青山街道」とは、青山学院大の通学路? 調べてみた、、、、、大山詣でに利用する、大山街道の一部。 赤坂御門を起点とし、青山、渋谷、三軒茶屋を経て、大山に向かう街道。 西に向かっては厚木街道、東に向かっては青山街道とも呼ばれていたそうだ。

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裏参道架道橋・・・・・・・・・・・その名のとおり、明治神宮裏参道の手前に位置する架道橋。 山手線と山手貨物線の4本を通す架道橋。 大正10年(1921)頃の竣工と思われる。

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神社本庁・・・・・・・・・・・明治神宮裏参道前に黄色く染まったイチョウが並ぶ、その木立の後ろに神社本庁がある。 神社本庁は、伊勢神宮を本宗とし、日本各地の神社を包括する日本で最大の宗教法人。 日本全国約8万社の神社をメンバーとする宗教法人で、都道府県ごとに神社庁を置いている。 神社本庁では、包括下の神社の管理・指導、神社神道の宣揚・神社祭祀の執行・信者の教化育成・本宗である伊勢神宮の奉賛・神職の養成・冊子の発行頒布を通じた広報活動などを行っている。 ちなみに、全国の神社で得られる神宮大麻(天照大御神の札)の初穂料については、収入の半分が神社本庁、残り半分が伊勢神宮の収入となり、神社本庁だけで年間35億円ぐらいあるそうだ。(スゲェ~!)

 
・・・・・・・・・・・・・・・神社本庁前のイチョウ。 黄葉が美しい!
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・・・・・・・・・・・・・・神社本庁は静かに初穂料の勘定でもしているのかな?

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明治神宮・・・・・・・・・・明治神宮は、明治天皇と昭憲皇太后を祭神とする神宮である。 大正9年(1920)11月1日に鎮座祭が行われた。 この地にはかつて近江彦根藩井伊家の下屋敷があった場所で、明治維新後に井伊家から政府に対して献上されたものである。、、、、秋の彩を求め森の中を歩いてきた。

・・・・・・・・・・・・・・北参道
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・・・・・・・・・・・・・・大正10年(1921年)に竣工した、鉄筋コンクリート造の宝物殿(国の重要文化財)は工事中

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・・・・・・・・・・・・・・秋の境内

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・・・・・・・・・・・・・・社殿、、、、、本殿は大東亜戦争末期の昭和20年(1945)、空襲によって焼失した。 その後全国から復興資金が寄せられ、仮殿が翌昭和21年(1946)に建設された。 現在の本殿はその後、国内外からの寄付などによって造営が進められたもので、昭和33年(1958)に還座祭が行われた。(本殿は撮影禁止)、、、、、自撮り棒を持つ観光客を避けて撮影する難しさを体験!

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・・・・・・・・・・・・・・木造の明神鳥居では日本一を誇る大鳥居、、、、高さ12m、柱の径1.2m、昭和50年(1975)竣工。

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・・・・・・・・・・・・・・南参道を歩き、山手線を跨ぐ神宮橋に出た。、、、、、、神宮橋は、大正9年(1920)に鉄骨を使用したコンクリート桁の陸橋として完成した。 その後、劣化により、昭和57年(1982)に、現在の橋に架け替えられた。

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国立代々木競技場・・・・・・・・・・ご存じ、“世界の丹下健三”の設計による東京オリンピックの競技会場。 昭和39年(1964)9月、オリンピック開催の39日前に竣工した。 オリンピックでは、第一体育館(当時:本館)が水泳競技、第二体育館(当時:別館)はバスケットボールが実施された。、、、、、、、今日は、両体育館を一回りしてきた。 まだまだ使える、素晴らしい建築である!


・・・・・・・・・・・・・・第一体育館、、、、、、、13,291名を収容できる巨大空間を2本の主柱と2本のワイヤーで創っている。 吊り屋根式構造で、曲線のシルエットが美しい体育館。 清水建設の施工。 地上7階/地下1階建て。

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・・・・・・・・・・・・・・第二体育館、、、、、、、こちらは、3,202名収容の空間を、円形の外周に建つ1本の主柱から、円形にワイヤーが張られ屋根を造っている。 大林組の施工。 地上1階/地下1階建て。、、、、、観客が少なく、チョイと寂しいバスケットの試合が行われていた。

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岸記念体育館・・・・・・・・・第二代大日本体育協会会長岸清一の遺言により100万円が寄付されて昭和15年(1940)にお茶の水に建設された。 その後、オリンピック開催に合わせ、昭和39年(1964)に代々木競技場の隣に移転した。 日本スポーツ界の総本山みたいなところだ! 2020年オリンピックを機に、再び大きなビルに移転するそうだ。 なんだか、オリンピックごとに、大きくなるような気がするね。、、、、、、その昔、お茶の水にあったころは木造2階建ての会館で通学時には総武線の車窓から見えた。私は、“岸首相はこんなところにも影響力があるんだ”と思い込んでいた。(はずかしながら!) 体育協会の“岸”さんは、岸首相とは無関係で、島根県出身の弁護士、法学博士、貴族院議員、昭和8年(1933)に没した。

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五輪橋・・・・・・・・・神宮橋の隣に架かる跨線橋。 昭和39年(1964)の東京オリンピック の水泳競技メイン会場である、国立代々木競技場と表参道を、神宮橋を迂回せずに直線的に結ぶため造られた。、、、、オリンピックの7か月前、昭和39年(1964)3月に竣工。

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原宿駅 ・・・・・・・・・・・・原宿駅の改良工事が予定されているが、現駅舎はどうなることか?

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