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2017年7月10日 (月)

新川

江戸川区の中程、中川と旧江戸川を結ぶ運河であった新川(しんかわ)の東端から西端まで、全長約3kmを歩いてきた。、、、、、都営新宿線の一之江で下車し、東端の「新川東水門」へ行き、川沿いに歩き、西端の「新川排水機場」を見て、船堀駅から帰宅。 1万3千歩の散歩


・・・・・・・・・・ 新川とは、、、、、、新宿線一之江駅と東西線葛西駅の中間地点辺りで、旧江戸川から分岐し、江戸川区を東西に横断し、新宿線船堀駅の西側で中川に注ぐ、江戸時代からの運河である。、、、、、最初は行徳塩田の塩を江戸に運ぶ水路として始まったが、寛永9年(1632)からは貨客船の「行徳船」が就航し、近郊の農村の野菜や成田参詣の客なども運ぶようになった。 その後、利根川を経由する航路が整備され、利根川流域の農作物、味噌・醤油などの加工品を、新川・小名木川を通って江戸に運ぶ、主要ルートとなった。 新川の水運は戦後まで続いたが、昭和50年代には、その役目も終え(1979)に新川は運河としては使用されなくなった。、、、、今では、川筋には1000本の桜並木を整備し、江戸時代の木橋や石積み護岸も再現し、両岸は遊歩道となっている。



新川東水門・・・・・・・・新川東水門は旧江戸川と新川の接続点に昭和40年(1965)に設置された径間11m×2連のローラーゲート式水門。 旧江戸川の水位が大潮の満潮位を超えると閉鎖し、浸水を防ぐ役割を担っている。

・・・・・・・・・・ 旧江戸川が流れ下る、その右岸に新川東水門がある
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・・・・・・・・・・ 新川東水門内は船溜まりになっていて、わずか数十メートルで水路は行き止まり。
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・・・・・・・・・・ 船溜まりの奥には新川東樋門が設けられ、旧江戸川から取水して新川に放流する。
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新川口橋・・・・・・・・・ 水門の隣に架かる新川口橋。 昭和45年(1970)に架けられ、橋の下は埋め戻され導水管が設置されている。、、、、、“橋”である必要性は無くなり、江戸川区の計画では、平成35年頃に撤去されようだ!(インターネットで知った極秘情報)
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・・・・・・・・・・ 旧江戸川の水は橋の下と隣の公園の下を導水管で抜け新川に放流されている。、、、、、、今日も暑い一日が始まり、公園には誰もいない! いるのは、暇で散歩をしている親爺だけ!
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・・・・・・・・・・ 新川の東端、奥の小島の後ろに放流口がある。 川の中に島を配し、親しみやすい川を演出している。
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・・・・・・・・・・ 新川口橋付近から新川を見ると、水鳥も遊んでいる。
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新川に架かる人道橋・・・・・・・・・ 新川には14本の橋が架けられているが、内7本は江戸情緒を感じさせるデザインの人道橋である。 東側から順に、人道橋全7本を“堂々一挙公開!”

・・・・・・・・・・ 宝橋、、、、、平成26年(2014)架設
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・・・・・・・・・・ 花見橋、、、、、、平成23年(2011)架設。 一見すると橋に見えない、川の上に大きな広場が造られたようだ! その名が示すように、花見のシーズンは両側に咲く「新川千本桜」を見ながらの桟敷席となるのかも?
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・・・・・・・・・・ 桜橋、、、、、、、新川のほぼ中間地点に架かる橋。 平成24年(2012)架設。 こちらも広場型の橋で、ゴザを敷いて100名の宴会も可能だ!
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・・・・・・・・・・ 小江戸橋、、、、、、平成19年(2007)架設。 この付近では、川にヨシを植え、川の浄化と小魚の生育を意図しているのか?
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・・・・・・・・・・ 忍者橋、、、、、、、唯一、黒塗りの橋。 平成11年(2009)架設。、、、、、ナント、ビックリ、ヒャックリ、この橋の川底には巨大な駐車場があるのだ!(後述)
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・・・・・・・・・・ 擬宝珠橋、、、、、、、平成11年(2009)架設
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・・・・・・・・・・ 櫓橋、、、、、、、こちらも平成11年(2009)架設
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新川大橋・・・・・・・・・・ 花見橋の隣に架かり、都道318号環状七号線がとおる。 橋の下は直射日光を遮り、釣りの良き穴場のようだ。 多くの人が釣りを楽しんでいた。
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新川橋・・・・・・・・・・ 新川に架かる橋の中では、最も古く大正5年(1916)に開通した
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三角橋・・・・・・・・・ 平成12年(2000)に開通した三角橋。 「三角」は、昔からの地名らしい。 現:新川橋のあたりには「三角渡し」もあったそうだ。
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新川さくら館・・・・・・・・ 桜橋の北側に、新川の歴史を後世に伝えるとともに、お休み処や広場などを活用し交流を図る、地域の活動拠点が用意されている。、、、、、うだるようなこの暑さ、“かき氷”を求めてチョイと立ち寄った。 ありゃ、誰もいない、ダメだコリャ!
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新渡橋・・・・・・・・・ 小江戸橋と忍者橋の間に、平成12年(2000)に開通した新渡橋がある。
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新川地下駐車場・・・・・・・・・・ 新川は東西の両端を水門で閉鎖し、東水門から導水して西水門から排水することで水位を低下させ一定に保つようになった。 新川に船の通行も無くなり、川は親水河川として整備されてきた。 そして、その整備の極めつけは、80億円をかけ川底に造った地下駐車場である。 川筋に合わせチョイト曲がっているが、約200台収容可能な都の駐車場である。 豊洲市場とは比べ物にならないが、こちらは、ずさんな計画によるガラガラの駐車場。

・・・・・・・・・・ 川沿いの宇喜田町に出入口がある
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・・・・・・・・・・ 全長484mの駐車場に、出入口近く、数台が駐車している程度。 あとは???
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・・・・・・・・・・・・・・この川底に巨大な駐車場があることを知る人は少ないであろう。 ナイショにしておくか!
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宇喜田橋・・・・・・・・ 擬宝珠橋の東側に、昭和32年(1957)に開通した宇喜田橋がある。 橋上には船堀街道が通る。
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西水門橋・・・・・・・・・・ 新川の西端、新川排水機場前に、西水門橋がある。 平成18年(2006)に完成した橋。 デザインは水門に合わせたのか、明治調の雰囲気を出しトラスを強調したデザインである。、、、、、橋の後ろの櫓は、新川整備の一環として、公園にモニュメントとして建てられた、高さ15m程の火の見やぐら。、、、、、橋名の「西水門」は、かつて、ここにも水門があったが、現在は排水機場に変わった。
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新川排水機場・・・・・・・・ 新川の最後は、中川との合流点に建つ新川排水機場。 昭和43年度(1968)に竣工した、ポンプ口径:1600mmを1台、1200mmを2台で、毎秒12トンの排水能力を有する。
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