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2017年8月 5日 (土)

明大前~方南町

京王線明大前駅から丸ノ内線方南町駅まで1万歩の散歩



明大前駅・・・・・・・・ 京王線と井の頭線が交差する明大前駅。、、、、大正2年(1913)4月15日、現在の築地本願寺和田堀廟所の近くにあった江戸幕府の煙硝蔵に由来し、火薬庫前駅(京王線)として開業した。 大正6年(1917)には松原駅に改称した。 昭和8年(1933)8月1日には、現在の井の頭線が開通し、西松原駅が開業した。 昭和10年(1935)には明治大学予科が駅の北に移転してきたので、京王線の松原駅、井の頭線の西松原駅が同時に、「明大前」と改称した。 現在の駅は、京王線、井の頭線ともに相対式ホーム2面2線で、京王線は2階がホーム、井の頭線は地下1階がホームで、改札口は1階である。


・・・・・・・・・・ 2階の京王線ホーム。 オリンピック後の2022年頃には、島式ホーム2面4線に改良するそうだ。
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・・・・・・・・・・ 掘割式の地下1階は井の頭線ホーム
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・・・・・・・・・・ 1階は改札口。 小さい写真は、京王電鉄の広報紙にあった、昭和30年代前半頃の明大前駅、趣のある駅だ。
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東京山手急行電鉄遺構・・・・・・・・ 明治大学和泉キャンパス東側に、井の頭線が玉川上水の下をくぐる玉川上水橋がある。 この橋の下には、4線分の軌道が敷設される予定であった。 西側(写真では右側)2線が井の頭線用、東側2線が山手急行線用であったが、井の頭線のみレールが敷かれている。、、、、、、東京山手急行電鉄とは、昭和初期に設立された会社で、山手線の外側に約50kmの環状線を作る計画だった。 山手急行線は井の頭線とほぼ同時期に計画・工事されたが、世界恐慌のあおりで資金繰りも難しく、計画は頓挫し、会社は最終的には小田急電鉄に合併された。、、、、玉川上水橋は、井の頭線、山手急行線が並行して運行できるよう造られている。
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・・・・・・・・・・ ここに山手急行線をとおすときは、写真左側の斜面を削らなければならなかった。(右側崖上は明治大学)、、、、玉川上水橋は造ったが、掘割を拡張するまでの資金は無かったのかも?
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龍光寺・・・・・・・・・ 井の頭線沿いに歩き、小さな蔵下橋を渡り、杉並区和泉3丁目の龍光寺に行く1708050851080


・・・・・・・・・・ 龍光寺は真言宗室生寺派の寺院で、泉涌山医王院と号す。 寺は、承安2年(1172)に開創、明応2年(1493)頃の開山と言われている。 本尊は薬師如来立像で平安時代に造立された、古い仏さん。、、、、、、蝉が鳴き、陽の光はまぶしく、合掌する手にも汗がベッチョリ、でも気分は爽快、まさに夏の寺である。
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和泉熊野神社・・・・・・・・・ 龍光寺の北隣にある熊野神社。 文永4年(1267)に紀州の熊野神社の分霊を祀ったのが創建である。 和泉村の鎮守様。 現在の社殿は文久3年(1863)の造営で、明治4年(1871)に修覆したもの。、、、、、、龍光寺は、もと和泉熊野神社の別当であった。、、、、、広い境内に、歴史ある社殿、でも、屋根に積もった枯れ葉と土埃はその証かな? 『チョイと誰か拭き掃除をしたら!』 (よけいなお世話で、スミマセン。)
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・・・・・・・・・・ 熊野神社から150m程北に和泉貴船神社がある。 貴船神社は和泉熊野神社の境外末社で、文永年間(1264〜1275)に創建された。 境内にある”御手洗の小池”はいかなる時でも涸れることがなかった湧水で、地名“和泉”の発祥地と言われている。
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⑤杉並区和泉で・・・・・・・・ 夏の花
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大圓寺・・・・・・・・ こちらも和泉3丁目にある寺院で、曹洞宗の泉谷山大圓寺。 釈迦如来坐像を本尊とする。、、、、慶長8年(1603)江戸赤坂溜池の辺りに徳川家康が開基となって建立された。 寛永18年(1641)正月、江戸の大火によって諸堂を類焼し、跡地は御用地として召し上げられ、その代地として伊皿子に寺地を拝領して移転した。 そのころから大渕寺の寺名を大圓寺に改めた。 延宝元年(1673)薩摩藩主島津光久の嫡子綱久が江戸で死去した際、当大圓寺で葬儀を行い、以来、島津家の江戸菩提寺となり、寺内に薩摩家代々の位牌堂が設けられている。 現在地には、明治41年(1908)に移転した。、、、、本堂正面には、島津の家紋(〇に十)が彫られ威光を誇示している。
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方南町駅 ・・・・・・・・・ 東京メトロ丸ノ内線支線の終着駅。 3両編成の列車が停まる頭端式ホーム1面2線。 出入口はホーム西端の環七通りと方南通りとの交差地点に1か所、ホーム東端の方南通り沿いに1か所、共に狭い計2ケ所である。、、、、、ホームは6両編成が停車できるように延伸し、出入口はバリアフリー化に、2019年までに完了すべく、只今工事中。
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●・・・・・・・・・ 今日は、蝉の声、夏の花、そして猛暑と、夏を充分に感じる散歩であった

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