池上本門寺
①西馬込駅 ・・・・・・・・・ ほぼ49年前の昭和43年(1968)11月15日に、都営1号線(現:浅草線)の駅として開業した。 ホームは第二京浜(国道1号)の地下にあり、相対式2面2線の終着駅だが、車止めは無い。 線路は500m程先の本門寺崖下にある車両基地:馬込車両検修場 へと続く。


・・・・・・・・・・ ホームは国道1号の地下にある
②池上本門寺 ・・・・・・・・ 弘安5年(1282)9月、病身の日蓮は身延山を出て、湯治のために常陸(茨城県)へ向かう。 途中、武蔵国池上郷(東京都大田区池上)の池上宗仲の館に立ち寄る。 この地で、日蓮は生涯最後の数日間を過ごすこととなる。 池上氏館の背後の山上に建立された一宇を日蓮が開堂供養し、長栄山本門寺と命名したのが池上本門寺の起源という。 日蓮聖人はその後大坊本行寺で入滅し、池上宗仲は69,384坪を寄進して現在の池上本門寺の礎を築いた。、、、、慶長年間には徳川家康から寺領100石をうけた他、加藤清正や紀伊徳川家等諸侯の祈願寺となった。、、、、、大田区の中央にそびえる池上の山上に本門寺はある。 山城のような処で、見晴らしがよい。
・・・・・・・・・・ 元禄年間(1688~1704)の建立と言われる「総門」と、96段の石段坂「此経難持坂」が表参道正面に見える。
・・・・・・・・・・ 息を切らして階段を上ると、昭和52年(1977)に再建された、鉄筋コンクリート造の「仁王門」が見える。 高さ17.2m。
・・・・・・・・・・ 仁王門の奥に、昭和39年(1964)に再建された鉄筋コンクリート造の「大堂」(祖師堂)がある。 棟高27.27m。、、、、、浅草寺に似ているね。
・・・・・・・・・・ 「経堂」は空襲による焼失をまぬがれた、天明4年(1784)の建物。 内部には回転する八角形の書架があり、一切経が収められていた。
・・・・・・・・・・ 仁王門の右手に、高さ31.8m、空襲による焼失をまぬがれた「五重塔」がある。 江戸幕府2代将軍徳川秀忠の乳母である岡部局の発願により、慶長13年(1608)に建立された。 空襲で被災した本門寺にあっては貴重な建物で、重要文化財に指定されている。
・・・・・・・・・・ 大堂の後ろ、道路(紅葉坂)を挟み、昭和44年(1969)に建てられた、鉄筋コンクリート造、棟高14.4mの「本殿」がある。
・・・・・・・・・・ 本殿の左手奥に「日蓮聖人御廟所」がある。 かつて、御真骨堂があったそうだが、空襲で焼失したそうだ。 今は、御灰骨を奉安しているそうだ。
・・・・・・・・・・ 今日の散歩では、一番時間を費やしたのが墓地探しである。 広い墓地の中を行ったり来たり、何か所かの墓を巡ってきた。
・・・・・・・・・・ 加藤清正室と前田利家室の層塔 、、、、層塔は、生前に自身のために逆修供養した塔 、、、、本物のカラスがとまっている塔が前田利家室の層塔
・・・・・・・・・・ 次は、幸田露伴の墓、、、、小説『五重塔』を書いた露伴の墓は五重塔の脇にあった。
・・・・・・・・・・ 肥後熊本細川家の側室の宝塔 、、、、並びたつ二名の宝塔
・・・・・・・・・・ 出羽米沢藩上杉家の墓 、、、、、上杉家四代綱憲室の墓。 私は、墓の主がどんな人物か知らない。 ゴメン!
・・・・・・・・・・ 戦後、ニュース、新聞で御存じの人も多いはず、政界を賑わしたあの政治家、大野伴睦の墓がある。
・・・・・・・・・・ 伴睦の墓の近くには仲良しであった、ロッキード事件の児玉誉士夫が眠っている。
・・・・・・・・・・ そしてもう一人、伴睦が後援者であり、プロレスコミッショナーを努め、葬儀委員長であった、あの力道山の墓も近くにある。
・・・・・・・・・・ 戦後、映画界の貴公子として色男を演じた八代目市川雷蔵の墓が本門寺にあるはずだ。 『眠狂四郎』、『陸軍中野学校』など、観た人も多いはず。 華奢な躰で美女と濡れ場のシーンは忘れられないね、いつか自分もと、羨ましかった。、、、、、あっちゃ、こっちゃ、行きつ戻りつ、墓を探してみたが見つけることはできなかった、残念!
③池上駅 ・・・・・・・・ 大正11年(1922)、池上電気鉄道が当駅と蒲田駅間で開通したとき同時に開業した。 開業時は、寺社詣でが観光の目玉であった時代、本門寺への参拝客を運び、おおいに賑わったであろう!
・・・・・・・・・・ まずは駅前参道で、お土産に“くず餅”を買って
・・・・・・・・・・ 昔、懐かしい木造駅舎に向かう。
・・・・・・・・・・ みんな仲良く一つのベンチにすわり、いいね!
・・・・・・・・・・ 電車が来た!
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