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2017年12月 9日 (土)

国道駅

昭和レトロの匂いが残るJR鶴見線国道駅に行ってきた。 京浜急行の花月園前駅で下車し、国道駅周辺をぶらつきJR鶴見駅まで、7千歩の短い散歩です。



花月園前駅 ・・・・・・・・・ 京急本線の駅で京急鶴見駅の隣の駅。 大正時代この地に「花月園遊園地」が開園し、ほぼ同時期の大正3年4月12日に開通した京急の駅は「花月園前」と命名された。 遊園地は昭和21年(1946)に閉園したが、跡地は「花月園競輪場」に生まれ変わり、平成22年(2010)まで開催されていた。、、、、、私は、遊園地閉園の年に生まれたが、“花月園”と言えば“競輪場”の思い出がある。 昭和44年頃、ゼネコンに勤務する私は、若き現場監督として川崎にいた。 現場で働く“おばちゃん”が、競輪開催日になると、『監督、花月園に行くので、買ってきましょうか?』と声をかけてくる。 つい、つい、つられて、毎回300円程渡し車券を頼むが、当たった記憶はない。 これが賭け事の始まりで、横浜の現場に移ると車券が馬券に変わった。 身を滅ぼすには至らず、ヨカッタ!

・・・・・・・・・・ 手前は京浜急行の線路、奥がJR東海道線。 左手奥の小高い丘の上に花月園競輪場があった。 花月園前駅は踏切の左側。
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・・・・・・・・・・ 競輪場からは東海道線を跨線橋で越えてくると、跨線橋正面の橋上駅舎へと続く。 競輪の開催も無くなり乗降客は減少し、京急全駅の中でもワーストテンにランクインしている。
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・・・・・・・・・・・・・海側(第一京浜側)の出入口。 跨線橋は自由通路となっており、線路の反対側に向かう人も利用する。
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国道駅 ・・・・・・・・ 鶴見駅から京浜工業地帯の各工場に伸びているJR鶴見線。 第一京浜国道を高架で越えると、国道に面した高架下に駅の出入口がある。
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・・・・・・・・・・ 一歩踏み込むと“昭和”の匂いプンプン、昭和5年(1930)開業の駅がまっている。 開業当時には「臨港デパート」と称するアーケードの店舗が並んでいた高架下。 いまは、店も閉まっているようだ。
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・・・・・・・・・・ 無人駅なので、自動券売機と、SUICAの読み取り機が置かれている。 3両編成の電車が一時間に数本運行され、沿線住民の生活にも利用されているようだ。
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・・・・・・・・・・ エスカレーターもエレベーターもないので、階段をのぼりホームに出てみる。 まあまあ、お客はいるね。 カーブしたホームに線路をまたぐアーチ型の架線柱が印象的なデザインの駅。
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鶴見川橋梁 ・・・・・・・・・・ 国道駅から100m程東に鶴見川橋梁が架かってる。 ここには以前、知る人ぞ知る土木の大御所:阿部美樹志(あべみきし、東京~万世橋間の高架橋の建設を指揮)の設計によるコンクリート造のアーチ橋が架かっていた。、、、、、昭和の末に鶴見川の河川改修工事が行われ、旧橋は撤去された。 現在は全長 148mの鋼単純箱桁橋(スパン=39.7m 4連)に架け替えられた。
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東海道線跨線線路橋 ・・・・・・・・・ 昭和9年(1934)に開業した鶴見臨港鉄道(現:鶴見線)は、東海道線の山側から発着していた。 電車は出発すると総持寺の前から大きくカーブしながら東海道線を越えることとなり、横須賀線(2線)、京浜東北線(2線)、東海道本線(2線)、東海道貨物線(5線)の計11線を長さ64.9mの複線下路平行弦ワーレントラスと云う形式の東海道線跨線線路橋で右斜めにオーバークロスして海側へと向かった。、、、、このトラス橋は、鶴見臨港鉄道(昭和18年:国鉄に買収された)の設計により、昭和9年(1934)12月23日に開通した。、、、、現在の鶴見線でも、この橋梁は使用されている。 歴史的な名橋である。
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・・・・・・・・・・ 東海道線跨線線路橋付近の東海道線は線路が11本並んでいる。
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本山駅跡 ・・・・・・・・・ 鶴見線が鶴見駅を出て、東海道線沿いに国道駅へ向かう途中、総持寺参道前付近の高架橋に本山駅(ほんざんえき)があった。 鶴見臨港鉄道の駅(廃駅)である。 正式には、本山停留場と称した。、、、、現在、駅のあった高架下は川崎鶴見臨港バスの車庫となっている。 よく見ると、車庫の天井部分の一部が階段部の底となって斜めになっている。 つまりこの上にホームの一部が現存している。、、、、鶴見線に乗ると見える!
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鶴見駅改札 ・・・・・・・・・ 鶴見駅にも鶴見臨港鉄道時代の面影が残っているが、今日は風邪の為無理せず、鶴見線のりば前を素通りして帰ることにした。
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