サルを追って
今年10月頃から神奈川県の平塚市・横浜市などで出没したサルは、多摩川を越え大田区・港区・新宿区に現れ、昨日はさらに北上し足立区新田付近を荒らしていたそうだ。 朝のニュースで知り、『ヨシ、今日はサルを見つけに、足立区新田から荒川を渡り対岸の足立区鹿浜付近を散歩してみよう!』、、、、、王子駅から新田までは都バスで行き、帰りは日暮里舎人ライナーに西新井大師西駅から乗車した。 1万歩の散歩です。
●足立区新田 ・・・・・・・・ 足立区の大半は荒川の北側に広がっているが、北千住地区と新田地区は、それぞれ独立して荒川と隅田川に挟まれ中洲状に位置している。 新田地区はJR東十条駅の北東にあたり、隅田川は新豊橋、新田橋、新神谷橋 のいずれかで越えることになる。 荒川を挟み対岸は足立区鹿浜地区である。 荒川を越える橋は一本:鹿浜橋だけである。 隅田川に架かる3本の橋はいずれも北区とつながっており、足立区とつながる橋は鹿浜橋だけ。 新田地区は北区に編入した方が判りやすいかも。 また、新田地区には電車は走っておらず、公共交通機関はバスのみ。、、、、“新田”の名が示す如く、江戸時代に開発された村。、、、、サルはいずれの橋を渡って新田地区に入ったのか? また、北上するサルは鹿浜橋で荒川を越え、すでに鹿浜地区に潜伏しているかも?

①区営新田二丁目アパート ・・・・・・・・ 一見して、サルが隠れていそうなアパートだ!、、、、2棟38戸の区営住宅であった。 足立区では建物老朽化により建て替えを計画しているそうだ。、、、、一周してみたがサルはいなかった。


②新田稲荷神社 ・・・・・・・・・ サルが狐に化けているかも?、、、、、新田一丁目にある神社で創建は元禄10年(1697)。 社殿は戦災により焼失し、現社殿は昭和22年(1947)の再建である。、、、、境内にある、「宝暦六年丙子四月」(1756)の彫の庚申塔に三猿がいるが、逃亡中のサルはここにもいないようだ。


③新田一丁目アパート ・・・・・・・・ サルが鹿浜橋から北上するなら、必ず通るであろう鹿浜橋西詰に建つ都営住宅。、、、、、昭和42年(1967)から昭和43年(1968)にかけて建てられた、568戸(12棟)の団地である。 老朽化したため、まず3割程の面積を占める5棟の取り壊しが始まった。、、、、、サルがここに逃げていれば、工事の邪魔になるので、追い払われるぞ!





④鹿浜橋 ・・・・・・・・・ サルめ、幅の広い大河:荒川を渡ったか? もし、渡っていれば、目指すは日光猿軍団か? 姿は見えず、サルはいずこに?
・・・・・・・・・・ 泳いで渡るには、水のつめたい荒川

・・・・・・・・・・ 高圧線は高そうで、高所恐怖症のサルなら無理だ!

・・・・・・・・・・ ここは、やっぱり橋を利用して渡るのが一番安全!、、、、、長さ 451.3mの鹿浜橋は荒川に架かる環状七号線の橋。 南岸の足立区新田一・二丁目と北岸の同区鹿浜一・二丁目をつなぐ橋として、昭和40年(1965)2月12日に開通した。



・・・・・・・・・・ 南岸(足立区新田)から対岸(北岸、足立区鹿浜)を眺める

⑤鹿浜虫切り・小宮鍼灸院 ・・・・・・・・・ “かんの虫”と言う言葉、年配の人は聞いたはず。 “かんの虫”がいるため、赤ちゃんの癇癪が強くなると信じられ、その昔から色々なおまじない、お祓いが行われてきた。 夜泣き、食が細い、すぐ癇癪を起しキーキーいう、引きつけるなど、赤ちゃんの特技であるが、お母さんにとってはイライラの元、はては困って小児科へ駆け込んでいます。 その“かんの虫”を抑える療法が“虫切り”である。 具体的には、赤ちゃんの要所、急所にあるツボを軽く刺激して、心身を安定させる技である。、、、、サルがキーキー言うのは“かんの虫”とは無関係。

⑥江北公園 ・・・・・・・・ サルの好きそうな公園があった。 木の枝を見上げ、サルを探すが見つからず。



⑦環七通り ・・・・・・・・ どうやらサルはこの辺りに出没していないようだ。 サルとの御対面はあきらめた! サルものは追わず。、、、、、、環七通りを歩き日暮里舎人ライナーの西新井大師西駅へ向かう。





●・・・・・・・・・・・ このブログを書き終える頃ニュースで、逃亡中のサルは今日(11日)足立区・荒川区に出没したとのこと。、、、、ア・レ・レ、、、、、ということは、再び隅田川を越え、今度は南下してきたのか。 ひょっとしたら、私の住む台東区に入り、上野動物園のサル山に向かうかも、、、、、??? 乞う、ご期待。