一言不動 (浅草寺)
陽が傾き始めた頃、浅草に行ってきた。 チョイト、浅草寺に手を合わせて帰るつもりだった。 すると、御公家さんカブレの花魁の出来損ないのような口調で、観音さまの声が聞こえた、『マチャレ、浅草寺にもお不動さまが居るザマス、チョイト御挨拶をして行ってクンナマシ。』、、、、、そうだ、五色不動巡りの“おまけ”で、浅草寺のお不動さまに会って行こう。
●週末の浅草寺・・・・・・・・・混んでいる。 中国、韓国、タイ、インドネシア、フランス、アメリカ、カナダ、どの人がどこの国の人かサッパリ判らん。 何しろ外人が多い。、、、、かつては、修学旅行・農協の団体さん、はとバスの御一行が多かった、遠い昔(?)のこと。 いまは、外人さんの個人旅行が多く、揚げ饅頭、きび団子を食べながら、ワイワイ、ガヤガヤ。
●浅草不動尊・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・浅草寺のお不動さまはいずこに? チョイト探してみたら、ナント、宝蔵門(仁王門)の西側スグ横に「浅草不動尊」がある。 「浅草(あさくさ) 不動尊」で、「浅草寺(せんそうじ) 不動尊」ではないの? 、、、、、写真:右端が宝蔵門、中央に五重塔、左側の赤い矢印の屋根が浅草不動尊である。
・・・・・・・・・・・・・『これが、浅草寺のお不動さまか。 いつも前を通っているが、ほとんど意識しておらず知らなかった。』 70余年通った浅草寺だが、はじめてお不動さまを意識し、その姿を見たく賽銭箱の処まで行き、内部を覗く、真っ暗で何も見えない。 住職か(?)、寺の関係者らしき人に睨み返され、嫌われ、お不動さまの姿は拝めず、あきらめた。
・・・・・・・・・・・・・堂には「不動尊」の提灯が下がり、堂の横には「なでぼとけ」の像もある。
・・・・・・・・・・・・・由緒ぐらいは知りたいので、チョイト調べてみたら、ナンジャ・コリャ?、、、、、「浅草寺」のホームページにはなにも書かれてない。 別のホームページでは、ここは天台宗の「宝光山大行院」と称し、厄除け、開運、虫封じにご利益がある寺らしい。 関東三十六不動霊場の22番目の札所であったが、現在は札所からはずされているようだ。、、、、、ちかくにあった、浅草寺の境内案内図にも名前がない。 破線の丸印が宝光山大行院。 完全に浅草寺の境内の内にあるが、浅草寺に属する院ではないらしい。 一体どうなっているのか?、、、、、チョイト謎の多い寺院だな! 観音さまとお不動さま、ひょっとすると“男女の確執”か?
●一言不動・・・・・・・・・・浅草寺のお不動さまは、いずこかや?
・・・・・・・・・・・・ありました、居ました、浅草寺のお不動さまです。 本堂の西側、薬師堂の隣りの小さな堂の中でコチンコチンになっています。
・・・・・・・・・・・・・名は「一言不動尊(ひとことふどうそん)」と云う。、、、、“一言多い”口うるさいお不動さま? そうではなくて、一言の願いを叶えてくれるありがたいお不動さま。
・・・・・・・・・・・・・チョイト、扉の格子から覗いてお姿拝見!
・・・・・・・・・・・・・早速、一言の願い、『次回のジャンボ、7億円当たりますように!』
●・・・・・・・・・・・・・・これで、7億円は我のものとなる。 しめ、しめ。
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