法真寺
本日は3軒の医者通い。 9時から上野の病院で泌尿器科に受診し、帰宅するや浅草橋の整形外科へ腰痛のリハビリに、昼食済ますと本郷の医院で胆石のエコー検査。 通う病気はどれもこれも高齢者の証となるような病気である。、、、、、医者も薬局のように、ポイントカードを発行して、10000ポイント貯まると夫婦で熱海旅行ご招待、20000ポイントで霊柩車の割引サービス、50000ポイントで葬式一切無料サービスなど、特典をつけて欲しいね。 バッチリ、貯められそうだ!
、、、、ところで、午後に行った医者は東大赤門前の内科だが、法真寺の参道に面しているので、チョイト帰りにお寺に寄ってきたので、ご紹介。
●東大赤門・・・・・・・ 東大の正門と言えば「赤門」。 ブ~~ゥ、間違い、東大の正門は「正門 」? 「赤門」とは別に「正門」がチャントある。 でも、正門と間違えるくらい有名な赤門。 ご存じ、旧加賀藩主前田家上屋敷の御守殿門で、1827年に第12代藩主前田斉泰が第11代将軍徳川家斉の第21女:溶姫を迎える際に造られたものである。 切妻造の薬医門で、左右に唐破風造の番所を置いている。 国の重要文化財。
●参道・・・・・・・ 赤門の真正面に、法真寺の参道がある。 右手には石柱がたち、すぐ判る。 正面には本堂の屋根も見える。
●法真寺・・・・・・・・・ 寺は、和順山歓喜院法真寺といい、慶長元年(1596)に京都知恩院より、寺号を附与された浄土宗の寺院。 家康公御台所の天野図書が、同家下屋敷を寄進し、寺の開基となり創建した。、、、、、明治の文人「樋口一葉」ゆかりの寺。 樋口家は明治9年(1876)にこの法真寺の隣に居を移し、一葉は9歳までの5年間住んだそうだ。 この時代が樋口家では最も安定した時であった。 一葉の作品「ゆく雲」に登場する「腰ごろもの観音さま」も法真寺に現存している。、、、、寺では、200年来の本堂の改修工事を行い、最近完了した。 樋口一葉を意識してか、境内は全体的にモダンな雰囲気で造られている。
・・・・・・・・・・ 本堂正面
・・・・・・・・・・ 本尊は荘厳に輝く阿弥陀如来坐像
・・・・・・・・・・ 窓には大正ロマンの雰囲気(?)を醸し出すステンドグラス
・・・・・・・・・・ 本堂横に山門か?
・・・・・・・・・・ 一葉が「ゆく雲」の中で書いている「腰衣観世音菩薩」
・・・・・・・・・・ 一葉塚もある
・・・・・・・・・・ 赤レンガで外装されたモダンな霊園管理事務所「桜木の宿」、、、、、後に一葉が少女時代を日記で回想する時、当時の家を「桜木の宿」と呼んだ。
●・・・・・・・・・・ 雨が降ってきた! コリャ大変! 急ぎ帰ることに・・・・・・