上って下って、また上って下る
先月、都営浅草線に新型車両が投入されたが、まだ乗っていないので西馬込の車両基地まで行ってみようと散歩に出た。 西馬込駅に着く頃には、“新型車両はいずれ乗れる”、“車両基地には何度も足を運んでいる”と気が変わり、今日は車両基地とは異なる方向に歩くことにした。 結果、西馬込駅から北西に向かい、東急池上線長原駅まで、1万歩の散歩となった。
●怪しき人物・・・・・・・・・・・第二京浜国道に面した西馬込駅西口に出た。 駅の南側にある車両基地とは反対側(北側)、西馬込2丁目の坂の上から駅に向かい、蟻が穴から出てくるようにゾロゾロと通勤・通学客が歩いてくる。 流れに逆らって歩く自分は怪しき人物と映っているかも?
●アリャ!また、来ちゃった!・・・・・・・・・・駅から坂を上り、チョイト下り、また坂を上ると、2基のドーム屋根が見えた。 アリャ・コリャ!また来てしまった、今年の5月に立ち寄った馬込の給水塔 。 2基の給水塔は、昭和26年(1951)と、昭和29年(1954)にそれぞれ完成した。 高さは28mで、直径32m程ある。 本日、1基は整備工事中である。 高台にあるこの給水塔は、大田区南部へ配水するために造られたそうだ。、、、、、とりあえず、給水塔を一周し離れることにした。
●アレレのレ、ここもだ!・・・・・・・・・・・給水塔から裏道を歩き、「八幡坂」を下ると仲池上にある神社の境内に出た。 アレレのレ、この神社も来たぞ!子安八幡神社だ。 現社殿は昭和2年(1927)の造営で、同じ鉄筋コンクリート造の神田明神よりも古い。 塗装は剥げ、見るに忍びない姿である。 塗装工事に多少でも役立てて欲しく、賽銭箱に100円硬貨を入れてきた。
●新幹線を越える・・・・・・・・・・・子安八幡神社の北で、新幹線の勇姿を見る。 線路沿いに「相生坂」がある、息を切らし上り、線路向うの上池台の町に入る。、、、、、私は4年前に患い、肺活量が普通の人の7割ほどとなり、上り坂はキツイ! ハア・ハア・ゼイ・ゼイ、“チョイト可愛い姉ちゃん手を貸して!”と願いつつ上るが、誰も手を貸してくれない、残念無念。
●坂、坂、坂の多い町・・・・・・・・・・西馬込駅から新幹線を越えるまで、すでに10か所以上の坂を上り、下り、チョイト疲れた。 上池台の町に入ると、さらに坂の連続で、お年寄りにはつらい町だ!
・・・・・・・・・・・・・まずは「猿坂」、、、、、坂の先に庚申塔がある、享保8年(1723)に建立したのか?
・・・・・・・・・・・・・次は、ダラダラ坂の「大久保坂」
・・・・・・・・・・・・・・狭い裏道に「玉倉稲荷大明神」があった。 由緒不明の小さな社である。、、、、、、その玉倉稲荷大明神から100m程離れて、その稲荷に因む「稲荷坂」があった。
・・・・・・・・・・・・・バス通りに出たが、この通りも坂道だ。 停留所名は「稲荷坂」、次は「貝塚坂」で、なんと“坂”の多い町。
・・・・・・・・・・・・・・そして本日の最大の坂に遭遇! 名は??? 「稲荷坂」と「貝塚坂」のバス停の中程から上池台4丁目を北西に向かって伸びる一直線の坂道である。 両端が頂で、中間が谷底だ、スゴイ、凄い、まるでジャンプ台! (写真は、両端の頂と谷底から撮影したもの)
・・・・・・・・・・・・・上池台1丁目に入ると、「小池公園」と呼ばれる池を中心とした公園がある。 この池は当然のごとく谷底に位置し周囲からは坂を下って公園に向かい、お帰りは上り坂となるようだ。、、、、、池から坂を上れば、東急池上線長原駅に出る。 これで、本日の“坂道巡り”はお終い。
●商店街の中の駅・・・・・・・・・・・・・東急池上線の長原駅 は商店街の中にある。 昭和2年(1927)に池上電気鉄道長原駅として開業した。 昭和48年(1973)に、駅の五反田寄りを通る環七通りの踏切解消のため地下化され竣工した。 鉄道と地元商店街が密着した人にやさしい駅だ。 切符の自販機だけでなく、野菜・魚・肉の自販機などが並んでいると、もっと楽しい駅になると思うね!