綾瀬川の11橋
秋晴れの下、埼玉県の草加宿付近から東京都の北端:足立区花畑まで、綾瀬川に架かる橋を見ながら歩いてきた。 1万2千歩。
・・・・・・・・・・・・・・綾瀬川は埼玉県桶川市に源を発し、蓮田市・さいたま市・越谷市などを流れ、草加市で古綾瀬川を合わせ、都県境の足立区花畑付近では伝右川と毛長川を合わせ、葛飾区上平井で中川に合流している。 埼玉県南部と東京都東部の底平地を流れる延長約48Kmの一級河川。
●立って通勤、座って通学・・・・・・・・・草加駅の開業は明治32年(1899)である。 現在は、両外側の通過線各1線が、島式ホーム2面4線を挟む全6線の高架駅である。、、、、通勤通学の時間帯、都心に向かうホームは人も多い。 到着する電車はいずれも満員、座って通勤は無理だね! 田舎方面に向かうホームは、大学生らしき若者が多い。 こちらは、座って・眠って・化粧して・スマホいじって楽々通学できるね。
●スタコラ速足で抜ける・・・・・・・今日は宿場町「草加」を見学するつもりはなく、飲み屋・風俗店の並ぶ裏道、旧家が残る旧街道を、飛脚のごとく速足で抜け、草加宿の北端から、「草加松原遊歩道」に向かう。
●綾瀬川に沿って・・・・・・・・・・芭蕉の像が迎えてくれる札場河岸公園、ここから北に向かい綾瀬川に沿って草加松原遊歩道が1km以上整備されている。、、、、、私は、遊歩道の南端近くの谷古宇橋から左岸沿いに綾瀬川下流(東京方面)に向かい歩くことにした。
・・・・・・・・・・・・・・まずは、綾瀬川に架かる谷古宇橋(やこうばし)。 アーチ型の橋は、草加松原遊歩道にある歩道橋:矢立橋。
・・・・・・・・・・・・少し下ると「埼玉県神明排水機場 」が対岸に見える。、、、、、昨年の夏に散歩した処だ!
・・・・・・・・・・・・・・・対岸の神明排水機場と、手前にある古綾瀬川排水機場を結ぶように架かる小さな橋:松江橋。 昭和54年(1979)の架橋、歩道橋であるが、自転車、バイクも通れるようだ。
・・・・・・・・・・・・・・松江橋の脇に「埼玉県古綾瀬川排水機場」がある。 古綾瀬川は、綾瀬川の支流で、草加市の北に隣接する越谷市を源とする川。 ここで、古綾瀬川は綾瀬川に合流する。
・・・・・・・・・・・・・車道専用のコンクリート橋とその両側に鋼製の歩道橋が増設された八条大橋。 “大橋”というほど大きくはないがコンクリート造の八条大橋は、チョイト古そうだ。 両側の歩道橋は昭和40年(1965)に完成した。
・・・・・・・・・・・・・・草加駅から西へ1km程の処に手代新橋 (てしろしんばし)がある。 橋上には県道327号が通り、草加駅前と八潮・三郷を結んでいる。
・・・・・・・・・・・・・・手代新橋の下流に手代橋が架かっている。 昭和30年代の映画のワンシーンを連想させるようなコンクリート橋、いいね! 、、、、、、この橋から、右岸(下流に向かって右側)は草加市だが、左岸(左側)は八潮市となる。 つまり、綾瀬川が両市の境界である。
・・・・・・・・・・・・・・川の上に何やらトラス状の構造物が? 綾瀬川水管橋である、つまり水道管が川を越える専用橋である。

・・・・・・・・・・・・・・水管橋の南に、真言宗系の西福寺がある。 寺は善徳山と号す。 たびたびの火災にあい史料を焼失したため開創は定かでないが、嘉吉3年(1443)と言われてる。、、、、、火難・災難除けのお札を貼っておいたらいいかもね?
・・・・・・・・・・・・・・谷古宇橋から約2.5km下った地点、草加市手代町と八潮市柳之宮を結ぶ宮代橋がある。 この橋は昭和58年(1978)完成の歩道橋である。、、、、草加、八潮の両市とも財政難なのか、やたら歩道橋ばかり造っているようだ。 せめて乗用車ぐらいは通れる橋を造って欲しいね!
・・・・・・・・・・・・・・両岸とも八潮市西袋に位置する柳之宮橋は架け替える計画があるそうだが、どうも工事は遅れているようだ。 これも財政難かな???
・・・・・・・・・・・・・・八潮市西袋に架かる西袋橋。 これまた歩道橋なり!
・・・・・・・・・・・・・・西袋橋から100m程下流に架かる水管橋。 この橋の西詰(右岸側)は東京都足立区(花畑桑袋団地)、東詰(左岸側)は八潮市西袋である。
・・・・・・・・・・・・・私の前を歩く、校外学習の小学生。 『チョイト、速く歩けよ!』と、怒鳴りたくなったが堪えた! 『しっかり勉強しなよ!』と、声をかける。 これ以上、声をかけると先生に怪しまれるので、黙ることにした。、、、、、私も人間が出来てきたようだ。
・・・・・・・・・・・・・・本日の最後は、水管橋の下流に架かる足立区の桑袋大橋(くわぶくろおおはし)。 この橋を渡ると、最北端の都営住宅であろう都営花畑第四アパートである。
・・・・・・・・・・・・・・以上、草加から東京都に至るまで、水が綺麗になった綾瀬川に架かる11橋の御紹介。
●年寄りばかり・・・・・・・・桑袋大橋を渡り、都営花畑第四アパートからバスで谷塚駅に出て帰ることにした。、、、、バスを待つ人、バスに乗る人、みんな年寄りだ! この人も、あの人も、どの人も、みんな敬老パスで乗ってくる。 そう言う私も同じだ。 『ひょっとすると、このバスは世紀末のバスかな?』
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