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2019年1月 9日 (水)

寒さに負けて西洋美術館へ

今日は、東上野の病院で、泌尿器科の定期検診日。 昨年暮れに前立腺癌の検査を行い、本日はその結果のお告げがある日。 受付の可愛いマリアさまを見つめながら、悪いお告げがないように神に祈る。、、、先生から、『心配することはないですね』と神の言葉を聞いて、ホットした。
帰りは、上野公園を抜けて日暮里方面に向かうつもりで病院を出ると、気温7℃、風速6m/s、強風注意報も出ている久しぶりの北風、コリャ寒い! やせ我慢しながら、国立西洋美術館前まで来ると、『常設展 65歳以上無料』の文字を発見! 急遽、散歩の行く先変更、「今日は美術鑑賞して帰ろう!」、、、、ということで、国立西洋美術館に行ってきた。
 
 
 
●北風吹きぬく 寒い上野・・・・・・・・・・・・・北風が吹き抜ける上野駅。 雲はすっ飛び綺麗な青空、日は低く影は長い。、、、、正面玄関と公園口を結ぶパンダ橋の上も人影はまばら。 
 
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●考える人の美術館・・・・・・・・・・平成28年(2016)世界遺産に登録された、ル・コルビュジェ(1887~1965、近代建築の三大巨匠の一人、スイス生まれでフランスで活躍)の設計による国立西洋美術館。、、、、、寒さに負けた男一匹、入場無料の甘い言葉に誘われて、しばしの暖を求め玄関先から奥へ、、、、、『世界遺産で暖をとるなんて粋だね!』
 
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・・・・・・・・・・・・・国立西洋美術館は、先の大戦後、フランス政府に差し押さえられていた、川崎造船所社長:松方幸次郎がヨーロッパで収集した西洋美術品「松方コレクション」の寄贈返還を受けるため設立された。、、、、その時の返還条件の一つに国立西洋美術館の建設があった。 日本政府はル・コルビュジェに設計を依頼し、清水建設の施工により昭和34年(1959)に完成した。
 
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・・・・・・・・・・・・・・建物の中心に置かれた「19世紀ホール」(ル・コルビュジェの命名)は、吹き抜けの大きな空間である。 天井には明り取りの三角形のトップライトがあり、やわらかな光が差し込んでくる。 その天井を支える打ちっぱなしの大きな円柱。 そして、大きな斜路が観る人を2階へ誘導する。 この空間にロダンの彫刻が配されている。
 
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・・・・・・・・・・・・・19世紀ホールを囲むように、外周に展示室が配されている。、、、、、どの絵も超一級の作品のようだ。 西洋美術館には4000点以上の収蔵作品があるそうだ、1点1億円とすると、全部で・・・・・・?
 
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・・・・・・・・・・・・・雅万歩がチョイと気に入った作品2点、カルロ・ドルチの『哀しみの聖母』(1650年頃)と、マリー=ガブリエル・カペの『自画像』(1783年)、、、、、我が家に飾りたいが、この絵に合う部屋がないね!
 
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・・・・・・・・・・・・・・ル・コルビュジェが設計した西洋美術館本館の接続する新館がある。 この新館は、ル・コルビュジェの設計を手伝った前川國男の設計。 こちらは外観を撮影することはできなかった。
 
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・・・・・・・・・・・・・・新館から中庭をとおして本館を望む。
 
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・・・・・・・・・・・・・・前庭には、おなじみロダンの『地獄の門』と『考える人』、、、、、最近、テレビで見る、鶴瓶の「考える人」(太田胃散のコマーシャル)の方がなじみやすかも?
 
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