面白くない冬の曳舟川親水公園
昨日は、曳舟川(ひきふねがわ)通りを、押上から新四ツ木橋を渡り、「曳舟川親水公園」の入口まで歩いた。 これだけ歩くと、続きの曳舟川親水公園も踏破したくなるのが人情である。 真冬で、草木は緑を脱いで冬眠中、親水公園の“水”も抜かれてカラカラ、花なんて咲いておらず自分の鼻に“ミズッパナ”が咲くだけだ! これだけ、判っていながら、あえて親水公園の踏破に男魂が燃えて挑戦してきた。
四ツ木駅で下車し、水戸街道(=国道6号)から親水公園に入り全長3kmの公園を踏破し、亀有駅までの散歩です。 1万2千歩也
●通勤時間です・・・・・・・・朝8時、四ツ木駅では通勤のお時間です。 直出で、朝一、客先訪問の日は遅刻しないように気は焦る、電車が遅れようなら駅員を怒鳴りたくなる、電車が遅れたらタクシー拾って飛ばす、こういう時に腹痛が襲う、腹痛は下痢となりトイレに駆け込みたい、されどトイレは満員、静かに並んで待てず、足踏みしながら限界に近づく、冬だというのに冷や汗ダラダラ・・・ア・ア・アー、もう駄目だ!、、、、こんな経験サラリーマン時代一度はあるはず、雅万歩は10年程前にリタイヤ、今は毎日が日曜日、通勤が懐かしくなってきた。
●さすが国道です・・・・・・・・・さて、四ツ木駅から水戸街道を越えて、曳舟川親水公園に向かう。、、、、さすが水戸街道は国道だ! 交差点か歩道橋でないと横断できないように、中央分離帯に柵がある。 柵を飛び越えてまで、無理な横断はしたくないので、渋々歩道橋を利用することにした。 年とると階段が辛い! こんな時、婦人警官が手をつないで階段の上り下りをサポートしてくれるといいね。 愛される警察官だ!
●水のない親水公園・・・・・・・・・四つ木から亀有まで、南北に約3kmの長~~い「曳舟川親水公園」。
・・・・・・・・・・・・・まずは、江戸時代後期に牛馬に縄をかけ小舟を曳いて渡っていたことから「曳舟川」と呼ばれるようになった。 その曳舟川は、安政4年(1857)、初代歌川広重の「名所江戸百景 四ツ木通用水引ふね」に描かれている。(写真は、葛飾区「郷土と天文の博物館」の壁に貼ってあった絵をパチリ!)
・・・・・・・・・・・・・江戸時代の用水は、明治以降になると都市化も進み、用水の不要も招いた。 戦後は、用水ではなく排水路となり、投入物や悪臭問題を生じることになった。 曳舟川もその一つで、昭和28年(1953)から用水の統合・整理と暗渠化が始まった。 その暗渠の上に造られた公園が「曳舟川親水公園」である。、、、、現在の公園の様子を、四つ木側から亀有までの全区間、一挙堂々公開!
・・・・・・・・・・・・・四つ木4丁目、水戸街道から分岐点が、曳舟川親水公園の起点である。、、、、、この寒い時期に公園でブラブラしている人はいない、あたり前田のクラッカー。
・・・・・・・・・・・・・・かつて曳舟川に架けられていた橋の地点には石碑が建てられている。 親水公園内だけでも、19カ所程あったようだ。 「曳舟一橋」~「曳舟十五橋」、他に、「曳舟橋」、「お花茶屋橋」、「宝青橋」、「曳舟古上水橋」である。
・・・・・・・・・・・・・・園内の清掃は行届いているようでゴミは無く、気持ちよく歩ける。 暖かくなり、草木が芽吹いてくれば、もっといいね!
・・・・・・・・・・・・・冬は花のない公園と思っていたが、スイセンがチョコット咲いていた。
・・・・・・・・・・・・・・荷下ろしする堀のイメージで水路が作られ、脇には休憩所・便所も作られている。、、、、、冬は水を流していないようだ、温泉を流して足湯にしたら、近所のお年寄りが利用するかも! その時は「曳舟川親湯公園」に変更!
・・・・・・・・・・・・・・ナント・ナント、サギがいました。 剥製か? 生きているのか? 本物か? 疑い深く近づくと、飛んで行った。 詐欺ではなかった。
・・・・・・・・・・・・・半分程歩いたところで、親水公園を京成本線が横切る。 ここには踏切がある。 写真の左側に、京成本線のお花茶屋駅 がある。
・・・・・・・・・・・・・踏切を渡ると、曳舟川親水公園も大きく広がる。 公園に隣接して地下には大きな駐輪場がある。
・・・・・・・・・・・・・・白鳥2丁目付近の親水公園は幅も狭く公園と云うより、単なる歩道だ!、、、、誰も歩いていない、面白くないね。 若い娘でも歩いていたら、チョイト楽しいのだがね。
・・・・・・・・・・・・・・公園の中に田圃があった。 コメの収穫は誰が?
・・・・・・・・・・・・・・その先には、鷹匠の像があり、江戸時代の鷹狩りと、この地が鷹場であったことをあらわしている。
・・・・・・・・・・・・・・鷹匠の像の前には、葛飾区の「郷土と天文の博物館」がある。 『チョックラ覗いて行こう!』と、入館料100円で葛飾区の歴史を楽しんできた。
・・・・・・・・・・・・・・石組の間を清流が流れ、噴水からは水が落ちるはずの公園に水が無い! 断水か? 節水か? 寒いからか? 葛飾区はケチなのか?
・・・・・・・・・・・・・・そろそろ親水公園も終点に近づくと、また公園らしくなってきた。
・・・・・・・・・・・・・・「曳舟古上水橋」の碑がある、道上小学校東交差点が「曳舟川親水公園」の終点。、、、、、全長3kmの公園は、“水”の少ない“親水公園”であった。 今度来るときは、夏にしよう!
●・・・・・・・・・・・・・亀有駅に到着。 男の意地で、冬の面白くない(本音)曳舟川親水公園を踏破した。 ご苦労様!
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