母乳を出した観音様
東武伊勢崎線竹ノ塚駅から西に向かって歩き、日暮里舎人ライナー谷在家駅まで、1万1千歩の散歩です。
●カッコイイ、ステキな駅員さん ・・・・・・・・・・・・・竹ノ塚駅は伊勢崎線が開業した明治32年(1899)8月27日から約7ヶ月後にあたる明治33年(1900)3月21日に開業。 開業から100年超経過し、線路は複々線となり運行本数は大きく増加し、“開かずの踏切”が社会問題となる。 平成24年(2012)高架化工事の起工式が行われ、2022年3月の完成を目指し、“開かずの踏切”解消に着手する。 工事は4工区に分割され只今最盛期。、、、、現場で働く人を見ると、“カッコイイね!”。 自分ももう一度現場に出てみたくなるが、腰痛の自分にはもう無理!






●ここにもあった千葉氏の墓 ・・・・・・寿福山長勝寺は足立区伊興3丁目にある日蓮宗の寺。万治2年(1659)の創建である。 開基はこの地で代々名主を務めた旧家宮城清左衛門吉重。 清左衛門の子孫は代々名主を務めた。 瓦葺き総檜造りの本堂、樹木が生い茂る境内、ワンポイントに大きな松、画になるような寺。、、、、境内には、中世から戦国時代にかけて南関東に勇名を馳せた千葉次郎勝胤の墓(供養塔と云う説もある)がある。 千葉氏は、各地で栄えたが、江戸に太田道灌が伸してくると道灌に従い、その死後は小田原北条氏に従った。 勝胤は文明3年(1471)に生まれ、天文2年(1533)に63歳で歿してい。、、、、千葉氏の墓、供養塔などは、千葉県はもとより、葛飾区、足立区、江戸川区などに多く点在し、チョイトややっこしいね!


●飲み過ぎて、初午止めた ・・・・・伊興3丁目の小さな稲荷神社は苗間戸稲荷神社(なえまどいなりじんじゃ)。 戦後まで、稲荷講があり、初午の日には講中の家に集まって酒を飲んだりしたそうだ。 あまり金が掛かるので止めて、現在は町会で継承しているそうだ。、、、、飲み食いに思わぬ出費、よくあること! 会社、家庭を潰すことも、狐の祟りか?
●乳で父も育てたの? ・・・・・伊興4丁目に、真言宗豊山派の寶光山実相院横沼寺がある。 実相院は、天平年間行基菩薩による開山といわれている。 西新井薬師総持寺の末寺。 本尊の聖観世音菩薩は、6尺3寸(約1.9m)の立派な像で、古くから子育て観音として信仰をあつめているそうだ。、、、、子育て観音の由来は、母乳の不足に悩むお母さんが、御供米を戴き皆御利益を賜ったそうだ。 乳が出すぎたら、お父さんにも御裾分け(?)、、、、現本堂は文永年間(1264~1274、鎌倉時代)の建築で、明治時代に修繕された。
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