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2019年6月 4日 (火)

草加のゴーストタウン?

今日は、東武伊勢崎線の「新田駅」で下車し、駅から西へ向かい、埼玉高速鉄道の「戸塚安行駅」まで、1万2千歩の散歩です。



●駅前は未整備? ・・・・・草加駅から二つ目、普通電車のみ停車する新田駅。 有名な駅ではないので、駅名の読みも、“しんでん”、“にった”、“あらた”、“しんだ(死んだ?)”など、いろいろ考えてしまう。 正解は単純で、“しんでん”と読む。、、、、駅の開設は古く、明治32年(1899)12月20日であるが、9年後の明治41年(1908)に廃止となる。 さらに17年後の大正14年(1925)11月10日、復活再開する。 昭和63年(1988)には上下線の高架化が完了し、島式ホーム1面2線の高架駅となる

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・・・・・・・・・・・・・・新田駅のメインとなる東口。 東口前にはロータリーがあるが、道幅が狭く、バスは駅前まで入ってこられない。 (バスの発着は駅から少し離れた処にバスロータリーがある)、、、、駅前は飲食店(飲み屋)を中心とする、懐かしさを感じさせる昭和の商店街である。

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・・・・・・・・・・・・・・西口(?)と言うより、西側の勝手口と言いたくなるほど、駅ギリギリのところまで民間の駐輪場が並び迫ってる。せせこましい処だ!、、、、駅前にある数か所の駐輪場、どこも、100台・200台は駐輪できそうだ! 1ヵ月100台が駐輪したとして、27万円の売り上げ、コリャ、コンビニやるより、いい商売かも?

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●草加市の北のはずれ、ソウか! ・・・・・駅を後にして、西に向かい歩く。、、、、湿度は高く、気温は暑い、お肌の日焼けに注意し、スタコラ・スタコラ。

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・・・・・・・・・・・・・・途中、ファミリーマート駐車場の隅に、成田山の道標と三基の庚申塔があった。 成田山道標は、文久2年(1862)、幕末の動乱期に建てられようだ。 道標の左面に天下泰平・五穀成就と彫られている。 道標の右側には、3基の庚申塔が建っている。 左にある板碑型の庚申塔は延宝5年(1677)の年代物。 中央の青面金剛は享保4年(1719)で二世安楽と彫られている。右端にある石塊のようなものは、貞享4年(1687)の庚申塔。 いずれも宅地開発により、近隣にあった庚申塔を集めたものであろう。

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・・・・・・・・・・・・・・草加市清門で、国道4号(日光街道)を横切る。、、、、地名「清門」(せいもん)は、明治期には新田村大字清右衛門新田で、昭和30年には草加町大字清右衛門新田と変わり、昭和33年(1958)には草加市清門町に、そして平成26年(2014)に草加市清門となった。

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・・・・・・・・・・・・・・「清門」は草加市の北部に位置する町。 平成の時代でも区画整理が実施され、北隣の「新栄」、「長栄」の町とともに、主に住宅地となっている。 西端には、川口市との境界となる伝右川が流れている。、、、、道路は広いが走っている車は少なく、どの建物も戦後の建築で新しい。 また、夫婦共稼ぎのようで、どの家も人の気配はなく、洗濯物が留守番をしている。 ゴーストタウンのようだ!

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・・・・・・・・・・・・・・清門町会館の裏に鎮座する小さな神社が清門稲荷神社。 神社の創建年代は不詳だが、江戸時代には名主田中八右衛門氏の所有で、清右衛門新田村の鎮守社であったと云われている。 境内には、庚申塔、成田山道標などもある。

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・・・・・・・・・・・・・・草加市の西北端に位置する、伝右川に架かる伝右橋。 伝右川は埼玉県さいたま市見沼区を源に、草加市、八潮市を流れ、東京都足立区で毛長川とともに綾瀬川に合流する一級河川。 この川が、ここ辺りでは川口市と草加市の境界である。、、、、ドブ川ではないが、ホタルとぶ川でもない。 ホタルとぶ川に変身して欲しいね!

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●植木屋がない! ・・・・・・川口市の北のはずれと云ってもいい埼玉高速鉄道の戸塚安行駅に到着。 戸塚安行駅は、平成13年(2001)3月28日に開業した。 駅名は現在の地区名の戸塚と安行を合成した。 駅は、地下1階が改札階、地下2階がホーム階となっている。 地上の出入口前には、バスが発着するロータリーがつくられている。、、、、安行は植木の街なのだが、駅前に植木屋・花屋が見つからない。 買えずに残念なり!

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