今日梅雨明け宣言がでた、これからは散歩も熱中症との戦いだ! 今日の都心の気温は34℃の予報で、朝から暑い一日が始まっている。
今日の散歩は大久保駅・新大久保駅周辺の、小さいながらも有名で、チョイト変わった社寺を巡ってきた。 都営大江戸線東新宿駅で下車し、大久保のコリアタウン周辺をうろつき、JR高田馬場駅まで、1万3千歩の散歩です。
●新宿のベッドタウン! ・・・・・・東新宿駅は都営大江戸線と東京メトロ副都心線の地下駅。 平成12年(2000)12月12日の大江戸線全通時に開業。 大江戸線ホームは地下3階で、島式1面2線の構造。 平成20年(2008)に副都心線が地下5階・6階に乗り入れて乗換駅となった。 場所的には歌舞伎町の北東にあたり、周辺は歓楽街の趣がなく、おとなしい駅である。、、、、周辺にはマンションが多く、歌舞伎町裏(北側)のラブホテル街にも至近である。 コリャ、ベッドタウンだ!
●福は内、鬼は内! ・・・・・・古来より大久保村の聖地といわれた場所にたてられた、福を招く稲荷神社と、紀州熊野の鬼王権現を祀る鬼王神社が、天保2年(1831)に合併し稲荷鬼王神社(新宿区歌舞伎町2)となった。 全国唯一の鬼の福授けの社として信仰を集め、「撫で守り」の授与で有名である。 皮膚病・その他病気平癒に御利益がある。 祭神は、稲荷神の宇迦之御魂神、鬼王権現の月夜見命・大物主命・天手力男命。 そして、大久保村が祀っていた神々(火産霊神など)も明治時代に合祀されている。、、、、神社では、節分の豆まきに、鬼を春の神とみなし「福は内、鬼は内」と唱える。
・・・・・・・・・・・・・・境内社:恵比寿神社にお参りして、手水から柄杓で「かえる石」に水を掛け、次に「かえる石」をさすりながら、心の中で次の言葉を三度唱えると叶うそうだ。 交通安全や旅の安全を願う人は『無事かえる』 開運を願う人は『良き運にかえる』 金運を願う人は『金かえる』 縁結びを願う人は『待ち人かえる』 健康を願う人は『若がえる』 神を信ぜぬ人は『あきれかえる』(?)
●塀の外は娑婆! ・・・・・稲荷鬼王神社から「職安通り」と呼ばれる大通りを西へ向かうと、西武新宿線・JR山手線のガード手前に曹洞宗長光寺(百人町1)がある。 長光寺は山号を玉宝山と称し、甲州武田家の遺臣により、天正10年(1582)の織田信長との合戦によって滅亡した武田家の菩提を弔うために、文禄3年(1594)に建立された。 本尊は釈迦如来。、、、、入口脇に「しあわせ薬師如来堂」がある。 皆さん、素通り、特別に歴史ある薬師如来ではないようだ!
・・・・・・・・・・・・・・・長光寺の墓地は本堂裏から、広い処で幅15m、長さ約130mぐらいで、北に伸びている細長い敷地である。 この墓地の北の端に「北向観音」に建立されている。 “北向”であるから塀の外に向かい立っている、ヘィ~~! 塀には「北向観世音菩薩 厄除の観音様です」と書かれ、賽銭箱も用意されてるが、塀の外を歩く人は蒸し暑いので、無視、無視(?)
●大久保の新しい観光スポット? ・・・・・大久保駅南口の近くに、中華料理レストランと見間違うような派手な建物(百人町1)があった。 正面には「東京媽祖廟」と書かれている。 平成25年(2013)に完成した、“媽祖(まそ)”と呼ばれる台湾及び香港・マカオ・福建省など中国沿海部を中心に信仰を集める女神を祀る廟である。 簡単に言うと、道教の寺院で、横浜の関帝廟と同じようなものらしい。 媽祖を祀る媽祖廟は世界中に約2000寺院以上あり、約2億人以上の信仰があるそうだ。 特に媽祖信仰のあつい台湾では、900余りの媽祖廟が存在するそうだ。、、、、なんだか入ってみたくなった! 私には異次元の空間かも?
・・・・・・・・・・・・・・2階は「関帝殿」と称し、関帝を中心に男の神様が祀られている。
・・・・・・・・・・・・・・3階は「媽祖殿」と称し、媽祖を中心に女の神様が祀られている。
・・・・・・・・・・・・・・4階は「観音殿」と称し、観音を中心に仏様が祀られている。
●チョイト、パッチリ! ・・・・・・・大久保駅・新大久保駅周辺のコーリア・タウン、、、、早朝、ゾロゾロ専門学校に通う東南アジアの学生、、、、静かな朝は歌舞伎町のラブホテル街、、、、ラフなスタイルは中国の観光客、、、、韓流グッズをさがす観光客
●当たらん! ・・・・・・・新大久保駅近く(百人町1)に皆中稲荷神社がある。 皆中(かいちゅう)稲荷神社は、天文2年(1533)に創建されたらしい。 寛永11年(1634)の江戸城拡張に伴い鉄砲隊百人組が当地に屋敷地を支給された。 “皆中”を「みなあたる」と読むことで縁起よいとされて、鉄砲組の信仰をえて、百人組出陣の儀が奉納されるようになったという。、、、、今は『ギャンブル神社』として知名度が高い。 私も何回かお参りしたが、宝くじはハズレ! 運が無いのか、食あたりにも当たらない!
●拝殿はアパートの2階? ・・・・・・皆中稲荷神社の次は、新大久保駅前をとおり大久保2丁目の裏道を歩く。 住宅街の中に、「これが夫婦木神社か?」と、信じられない、疑いたい、泣きたくなるが笑ってしまう神社があった。 パワースポット、夫婦木神社(めおとぎじんじゃ)、、、、祭神は、男神:伊邪那岐大神と女神:伊邪那美大神。 二神は夫婦でもあり、天照大神や素戔男尊など多くの子を作った夫婦神である。 創建の詳しい年代や経緯などは不明ですが、室町時代の後期、江戸城築城の際に太田道灌によって創建されたと伝えられている。 その後江戸時代には紀州藩の屋敷内に遷座した。 昭和40年(1965)には淡路島の伊弉諾神宮より分霊を勧請し、現在の夫婦木神社となりました。 住宅の二階にあるという珍しい神社である。 この住宅には、元々は皆中稲荷神社の神職の方が住んでいたそうだ。 神職の方が引越しした後、その場所に分霊を勧請した。 縁結びや夫婦円満、子授けや安産などに大きな御利益があるとされ、メディアでも度々取り上げている神社らしい。、、、、一度参拝すれば、メディアが取り上げる気持ちも、理解できるね。
・・・・・・・・・・・・・・静かな住宅街の奥に鎮座する夫婦木神社。 社務所は通りに面し開いている。 御朱印・お守りはコチラ!
・・・・・・・・・・・・・・木製、朱塗りの鳥居は、お稲荷さんと間違えるかも。
・・・・・・・・・・・・・・・拝殿はアパート(?)の2階。 階段途中の踊り場に置かれた青いポリバケツは手洗鉢。 水は飲まないでください!
・・・・・・・・・・・・・・・朱塗りの階段を、2階に上り詰めたら、ハイここまでヨ! ドア1枚分の大きさの開口部があり、目の前に賽銭箱がある。、、、、ここは以前、神職の住んでいたアパートか(?) なんだか、不思議な自信が湧いてきた!
・・・・・・・・・・・・・・4畳半程の部屋に神棚があった。 ここは神社なので、“二拝二拍一拝”する。、、、、神社の案内によると、神前結婚も可能なそうだ。 ぜひ多くのカップルが挙式をあげるといいですね。 幸せになれそうな神社です。
●アニメの狐? ・・・・・夫婦木神社から戸山公園を抜け、山手線の内から外に出て、高田馬場4丁目の住宅地の奥へと歩く。 江戸幕府開府以来当地に鎮座する鉄砲稲荷神社がある。 由緒不明。 “鉄砲”とは危なっかしい名前の神社だが、ひょっとすると徳川鉄砲百人隊ゆかりの神社かな? アニメ調の狐は平成の時代の作品らしい。
●タカダノババ、タカタノババ? ・・・・・・高田馬場駅は明治43年(1910)9月15日に国有鉄道山手線の駅として開業した。 昭和2年(1927)には、西武鉄道の駅も開業。 昭和39年(1964)には地下鉄東西線の駅も開業する。