一之江のお寺
都営新宿線の一之江駅で下車し、一之江・西一之江の寺社を巡りながら南から北へ歩き、西一之江二丁目バス停まで、1万1千歩の散歩です。
・・・・・・・・・・・・江戸川区一之江(いちのえ)・西一之江の町は、現在の江戸川区のほぼ中央部に位置する。 葛飾区高砂付近で中川から分流した新中川(旧:中川放水路)がJR総武線の新小岩と小岩の中間(上一色付近)で江戸川区に入り南へ流れ下り、浦安市のチョイト北側で旧江戸川に合流する。 その新中川の右岸に広がる町の一つが一之江・西一之江である。
●都内のベッドタウン? ・・・・・・都営新宿線「一之江駅」は、昭和61年(1989)9月14日に開業した。 島式ホーム1面2線の地下駅で、東京交通会館所有の駅ビルの下にある。 駅の乗降客数は一日に平均44,000人である。 若い人も多そうだ、ベッドタウンだな!
●中山法華経寺末の三寺 ・・・・・・日蓮宗の三寺(感応寺、長勝寺、妙覚寺)が並んでいる一之江。
・・・・・・・・・・・・・・一之江駅前の環七通りを横断し西へ歩くと住宅地の奥(一之江7)に、一之江白鬚神社がある。 一之江白鬚神社は、江戸時代に東一之江村の名主宇田川源蔵の祖先と、伝左衛門とが祭神:猿田彦大神を勧請し創建した。、、、、猿田彦珈琲とは無縁と思われる小さな神社。
・・・・・・・・・・・・・・一之江白鬚神社から住宅地の曲がりくねった道を進むと、立派な寺の前に出た。、 日蓮宗寺院の感応寺である、江久山蓮光院と号す。 感応寺は、元久2年(1205)に建立した真言宗寺院を、正応元年(1288)日蓮聖人が日蓮宗寺院に改めて開山したと云われている。 日蓮が真言宗の寺を乗っ取った!、、、、本堂、鐘楼堂、客殿、庫裡などすべての堂宇は、平成20年(2008)に再建したので、綺麗な寺である。 境内は大きな松の古木を移植し、更に植樹を加え、広々とした空間が創られ癒される庭園となっている。
・・・・・・・・・・・・・・感応寺の北側200m程(一之江6)に、日蓮宗で利栄山善学院といって中山法華経寺の末であった長勝寺がある。 長勝寺は、妙覚寺の日住上人の弟子善学院日信が開山となり、天正11年(1583)に創建した。 この寺の位置が、妙覚寺と感応寺の中間にあるので「中寺」と呼ばれていたそうだ。 本尊として一尊四士と鬼子母神を祀っている。 、、、、青空に映える寺。

・・・・・・・・・・・・・・引き続いて、長勝寺の西隣に、これまた、日蓮宗で金鳥山等覚院と号す、もと中山法華経寺の末の妙覚寺がある。 弘安7年(1284)等覚院日全上人の開山した、700年の歴史を有す古刹。、、、、境内には妙見堂もあり、菩薩が祀られている。 勝負事、眼病、安産、縁結びに御利益があるそうだ。 私も懇ろに手を合わせてきた。

●コイが泳ぐ親水公園! ・・・・・・妙覚寺の裏には「一之江境川親水公園」がある。 一之江1丁目1番、船堀7丁目1番を終始点とする旧一之江用水暗渠上に、江戸川区内3番目に造られた親水公園。 多くの区民からの「自然に近い水辺を」という声に応えたもので、季節の移り変わりを楽しめ、豊かな自然を満喫できる。 多くの区民が毎日公園を清掃し、いつ来てもゴミの無い綺麗な親水公園を歩くことができる。 水質も綺麗で、コイが泳ぐ処もある。 夜は若い二人の恋が泳いでいるかも?、、、、今日の散歩は、南から北へ親水公園沿いに歩く。
・・・・・・・・・・・・・・一之江5丁目と西一之江3丁目の境となっている親水公園。、、、、道路中央に流れる用水跡に整備された親水公園、、、、コイが泳ぐ、、、、花も咲く、、、、見えないけれど蚊も飛んでいる